沢靴で登るつもりの北海道300名山行に備え、沢靴履き慣らしのため、昨9月にも同様の目的で出向いた本沢へ。播但道:神崎南ICから県道8号を快走、人家を過ぎ、急カーブする地点の林道入口に登山口道標あり。すぐ先の路肩に駐車。北海道山行のために昨年買ったスポルティバの沢靴、足首部が厚く、沢用スパッツで上からカバーできない欠点に気づく。やむなくそのまま入渓。林道を少し進み、本沢に架かる橋の脇から楽に入渓。58歳ころから熱中した沢登りだがその後危険な沢登りから遠ざかり、昨9月以降久しぶり。すっかり身体がなまっており、ヨタヨタしながら進む。もう本格的な沢登りはできなくなっていることを実感。少し進むと堰堤、右から楽に巻ける。大岩重なるダイナミックな沢、小滝が連続する。60歳の初遡行時は巻かずに沢中を進み、それでも容易に感じたが今の自分には難しく、行程の半分くらいは両岸の植林帯を進む。本谷の良い所はダイナミックでありながらゴルジュがなく、両岸が穏やかな植林帯で容易に逃げることができる点。大岩や小滝を前にどうするか逡巡、巻き始めると沢中へ戻るのに逡巡、進行が遅くなる。以前は渓相の良さを鑑賞しながら楽しめていたがその余裕なく難儀に感じながら進む。ハイライトの黒岩滝は、前回右の岩場を登ったが、その右のより安全そうな岩場を登る。その先も小滝が続き、のどかに進める箇所はほとんどない。予想より時間がかかり林道着。出渓後、暁晴山へ登る予定だったが軽食後、下山。本沢に沿って道があり、下山が容易なことも本沢の良い所。黒岩滝への道標に従い、滝に近づいた分岐で下降せず、道標の林道の方へ横移動。沢を高巻くように急斜面を横切る狭い道を下り、1時間で駐車場所へ戻る。一句「滝臨む闘志失ふ齢と知る」⇒トップページへ |