平 ヶ 岳
山上一帯広大な湿原の100名山 ひらがたけ 2141m 新潟県魚沼市
2023729日()晴→曇→雷雨 2:45鷹ノ巣登山口→5:20下台倉山→6:20台倉山→8:40池ノ岳→9:10三角点山頂→10:00池ノ岳→12:15台倉山→13:05下台倉山→15:00登山口地図地図
前日、帝釈山から下山後、桧枝岐の民宿駒口泊。2食付(朝は弁当)9000円。対応、設備、料理とも良い。山行疲れか前々日から腹具合が悪く、宿の奥さんから胃薬をもらう。夕食の御馳走も珍しいサンショウウオの天ぷらや鹿肉は食べるが沢山残してしまう。無理をせず、改めて銀山平から楽なコースで登ることも考えるがここまで来る大変さを考え、計画通り行ってみることに。夕食後早々に就寝。他の客は二人づれだけで静か。比較的眠れて1:00起床。1:25出発。国道352号、御池までの13kmは2車線、御池〜登山口14kmは1.5車線位。深夜で対向した車は1台。夜間、目立つ登山口表示はなく、カーナビでセットした位置で国道両側に駐車数台あり、そこに停める。ヘッドライトで登山口に間違いない事を確認。まだ駐車の空はあり。出発準備中、額から出血、ヒルのよう。早々縁起が悪い。しばらく林道のような道を進む。間違いないか不安になるが山道に入る所に道標あり。樹林中を抜けると、痩せた岩稜の登りとなる。幅があり怖くはないが両側はかなり切れ落ちている。予想以上に岩稜が続く。休憩中、一人に追い抜かれる。詰めの急登をこなし、下台倉山着。ここから暖傾斜の起伏となる。一休み、気を取り直し出発。台倉山まで展望の開けた尾根歩き。東面、会津駒ケ岳などが見えているはずだが特定できない。樹間から本山が相当遠くに見え、長い道中が思いやられる。台倉山から長い湿地の緩やかな起伏が続く。木道が多く、ぬかるみにはまることはないが靴の中まで濡れてくる。1850m当たりから池ノ岳への急登が始まる。一番の正念場、根性で黙々登る。池ノ岳山頂に近づくと左手に山頂が見えてくる(写真)。登り切ると一気に大展望が広がり、スカッとする。茂みを抜けると、姫ノ池湿原が広がり、その先に山頂(写真)。気持ちが明るくなり、山頂へ緩やかに下り登り返す。木道が狭く、行き違いにやや難儀する。山頂は板張りにベンチが多く、ハイカー7,8人。三角点と山頂標柱あり。少し先の高みに向かう。山頂表示はないが湿原が広がる(写真)。展望が大きく開けているがガスっていてスッキリ見えない。軽食後、帰途に就く。玉子石に寄るゆとりはなく、往路を引き返す。姫ノ池辺りが一番趣が良い(写真)。往路の長さが案じられたがそれほど長くは感じず下山を急ぐ。予報の午後雷雨を案じていたが周辺の雷雨が次第にこちらにもやってくる。長い岩稜下りのときに雷雨になる。雷鳴のたびに伏せながら下山を急ぐ。樹林帯まで下りホッ。雨に濡れた後の車中泊は最悪、ぼやきつつもバテることも腹痛が悪化することもなく無事下山に感謝。一句「雷鳴のたびに伏せては駆け下る」⇒トップページ