22・23と貴重な2連休だが、22日は関西全域、雨。雨後の沢は避け、無難な山行先を探すが惹かれる山がない。
水量の少なそうな沢から鈴鹿の名峰に登ることに。思い立つと、気持ちが浮き立つ。新名神から東名阪へ。
四日市ICから国道477号を西進。眼前、鈴鹿の山並み。武平峠が通行止め、どこまで進めるか。山麓で警察官に
駐車違反取締のビラを渡される。紅葉シーズン、どの駐車場も満車。駐車可能な路肩はあるが、ビラをよく読まず、
全面駐車禁止と早とちり。引き返し、裏道登山口からさらに下った所で何とか駐車。見上げる御在所岳は急峻、
あれを登り詰めるのか。車道をしばらく登り、山の家へ。山の家前を回り込むと、本谷コースの矢印ペンキマークあり。
少し先に「上級者向けコースにつき入山注意」の掲示。沢への下降点は、目印と道がありすぐに分かる。堰堤上に出る。
すぐに大岩ゴロゴロの沢らしくなる。幸い水量は少ない。体がなまっているのか歳なのか、身体の動きが鈍く重い。
岩に銀色ペンキマークが点々と続く。思いがけず、若者が横を通過。普通の登山の恰好。この谷は登山コース!
雨後でなければ水量はもっと少なく、普通の登山靴で登れそう。自分は沢登りと気を取り直し、ゆっくり沢中を進む。
マークは難所を巻いているが、意地もあり、できるだけ滝近くの岩場をよじ登る。程なく本谷最大の30m滝、
両側切り立った岩壁、無理をせず、明瞭な巻道をたどる。その先、大岩ゴロゴロの中を進むと、右手に急峻な枝谷。
ガイド本に分岐の説明がない。マークは右の谷へ誘導するが、大きな谷は直進方向。進路に迷い、コンパスで確認。
直進してみるが、重積する大岩と倒木が進路を阻む。荒廃した様子に前進をやめ、引き返す。右の枝谷を登ると、
ガイド本にある20m滝を見上げる。左の岩壁を登れそうだが、体の動きと気持ちに勢いがなく、クリアできず。
他の個所でも取付いてみるがクリアできず、気落ち。20m滝を越えると、狭いトイ状の岩場の急斜面が現れる。
岩壁に手足を突っ張って登ろうとするが失敗。巻道を登り、岩ゴロゴロの沢に出る。頭上、岩壁、ゴンドラが行き交う。
鈴鹿平野をバックに点々とゴンドラが続く。山麓から見上げた岩壁の詰めにいることを実感。急斜面だが
足掛かりの多い岩場、危険は余り感じない。高齢男性が挨拶をして通過。ロープエイ駅の下まで登り、左の草地へ
ロープを掴んでよじ登る。ブッシュ中、踏み跡をたどる。一ノ谷新道へ迂回、駅下の展望台着。行楽客が多い。
眼前、鎌ヶ岳の雄姿。芝生の小山を登り、山頂に立つ。立派な三角点標柱あり、記念写真を撮る人で一杯。
突端の岩場から西面の展望が広がる。眼前、雨乞岳。秋色の樹海が美しい。今年初の秋景色に感動。
山上、縦横に遊歩道がある。適当に進み、駅に戻る。山頂へのリフト下を通過、朝陽台の方へ進むべきところ、
裏道の方へ下り、引き返す。御在所岳のシンボル、岩のオブジェを見たくて中道を下る。すべりやすい急斜面が続く上、
登降する人が多く、渋滞。観光地:御在所岳、シーズン中の休日は避けたい。尾根上の岩場から鈴鹿平野や鎌ヶ岳、
釈迦ヶ岳方向の展望が良い。キレットの岩場で渋滞から抜ける。名物の地蔵岩、負ばれ石を見、緩傾斜になり、
国道に降り立つ。⇒トップページ

一 ノ 谷

沢登りの良さは乏しいが、急峻な岩場を登り詰める醍醐味がある谷 いちのたに 1212m 三重県四日市市

20111023日()快晴 8:40駐車場→9:25入渓→10:15谷分岐→12:00一ノ谷新道→12:25御在所岳山頂
            →13:25中道下山口→14:45登山口→15:05
駐車場