フトウガ峰南東谷
 無名ながら本流の倉谷よりお勧めの入門〜初級の沢 1082m 兵庫県朝来市
 2019818日()曇×晴 7:50駐車点:入渓→9:15林道→10:30出渓→11:10フトウガ峰山頂→11:45段ヶ峰山頂→12:10千町峠→13:45平石山→15:15旗谷→15:30駐車点地図
先週の倉谷に続き、段ヶ峰の谷へ。倉谷と旗谷出合の手前に本谷入口。惹かれるものあり、フトウガ峰に突き上げている点も魅力。本谷入口に架かる小橋の手前の林道路肩に駐車。期待と不安で入渓。倉谷と比べ、風水害による荒廃はひどくない。雰囲気も期待を裏切らない良さ。短時間で小滝。難なく巻くと、狭いゴルジュの奥に小滝。登れそう。淵にはまらないように慎重に近づく。足がかりが少なく、無理はやめる。両側、切り立った岩壁。巻くのが難しそうだが、左の急斜面を登ると岩場の狭間を抜けれる。すぐには下降できず、しばらく進み下降。全体にスケールは小さいが、小滝、滑滝あり、渓相に変化と趣がある。危険も少なく、初心者向き。1時間半で林道の小橋をくぐる。二俣の左へ。この先も変化ある渓相が続き、最後まで楽しめる。気を抜いていたら、倉谷の大滝に似た15m滝。階段状の岩場を登れそうだが無難に巻く。水流が枯れてきた所で出渓。アブやブヨが執拗に付きまとい極めて不快。アチコチ刺され、腫れて痛痒さが続くのも不快。下山までずっと虫との戦い。登山靴に履き替え、急斜面を登る。低い笹原、自在に進める。出渓後、展望が大きく開けるのも良い。フトウガ峰山頂のすぐ近くに出る。陽射しはきつくないが風がない。高原の尾根道を気持ちよく進み、段ヶ峰山頂を経て千町峠へ下る。峠から平石山へ縦走。峠の悠友山荘が整備した道標に導かれる。尾根のすぐ下に林道が並行、興覚め。尾根の植林帯はよく手入れされ、総じて歩きやすいが、馬酔木の灌木帯あり。進路を探しながらひどく難渋せず通過。山頂手前、疎林の雰囲気が良いが、山頂部は密生した高い灌木帯、進路を求め難渋。何とか山頂表示板発見。次は下降が問題。間違いないのは地図の谷(オレンジ線)下降だが、ピンク線の尾根を下降する。尾根に乗れたようだが、密生した灌木に阻まれ、前進を断念。旗谷へ下降すべく、灌木帯を避け、進みやすそうな方へ見当で進む。進路を北西から北東へ修正するように支尾根から隣の支尾根へと斜行、幸い暖傾斜の尾根に乗り、激下りせずに楽に旗谷沿いの踏み跡に出る。本周回コースはフトウガ峰〜千町峠間以外、道がなく、読図できるベテラン向き。虫の多い夏場を避ければ、変化に富んだお勧めコース。トップページ