藤 原 岳
 苔むした樹林と点在する岩々、渋い雰囲気と好展望の高原 ふじわらだけ 1171m 三重県いなべ市
 20191027日()曇 8:25駐車場→9:55八合目→10:45山頂→11:50天狗岩→12:55白船峠→14:10小向井山→14:50林道15:25駐車場地図
先週に続き、御池岳方面の紅葉に惹かれ、隣の藤原岳へ。10年前、御池岳から縦走。今回は三重県側から登ってみる。新名神:亀山IC手前から高速が分岐、大安まで伸びており、試走。大安から国道365号を北上、大貝戸登山口近くに駐車場を探し、西藤原小前に駐車。有料300円。トイレ有。少し先に聖寶寺登山口あり、一帯、有料駐車場が多い。大貝戸登山口に無料駐車場があるが満車。同登山道を登る。手入れた植林中、急な尾根をジグザグに登る。歩き込まれた良い道。足の調子も良く、先行者を抜きながら登り続ける。道中、合数表示あり。八合目から山上の雰囲気。趣の良い自然林帯となり、この山域の特徴、苔むした樹木や岩が目立ちだす。藤原山荘から眼前のドームの高みへ向かい、緩やかに登る。一帯、独特の雰囲気(写真)。岩の多い山頂着。ハイカーが多い。眼前、竜ヶ岳、御池岳への連なりがダイナミック。あいにく曇天、すっきりと見えず、紅葉もくすんで期待外れ。西尾根を下り(地図のオレンジ線)、真ノ谷から土倉谷を登り、御池岳を経て白船峠から下山予定。藤原山荘へ戻りながら西尾根への道を探すが道標はなく、踏み跡程度。無理はやめ、白船峠まで縦走。天狗岩まで白石の散在するカルスト台地を通過、秋の樹林が美しい(写真)。天狗岩手前の疎林帯、苔むして渋い雰囲気。尾根端の天狗岩から本山方面の展望が開ける(写真)。この先高原の緩やかな起伏。踏み跡不明瞭、自在に歩け、テープによる誘導がなければ進路に迷う。要所に道標あり。程なく頭陀ヶ平着。切り開きの台地上、送電線鉄塔あり。北西、鈴養湖、養老山地方面の展望が広がる。少し先に木和田尾下山道標あり。白船峠から真ノ谷方向の樹林の趣に惹かれ、下降してみるが道はなく、急傾斜、無理はやめる。小社の破片が散乱。帰宅後、「鈴鹿の山と谷」を読み、峠名の由来となった白船社跡と分かる。炭焼きなど山仕事の人たちの守り神。山仕事の衰退とともに小社を守る人もいなくなったのか。道標には山麓の地名から白瀬峠とあるが、著者は白船の名を大切にしている。峠から道標に従い木和田尾へ山腹を斜行。途中、小渓流を渡る。進路不明瞭だが無事、頭陀ヶ平からの道に合流。本コース、意外と疎林の雰囲気が良い。尾根が広く、進路不明瞭。テープ、ペンキマークに導かれる。小向井山647m手前で道標は左への下降を示すが、登山地図には647m点へ直進する道があり、直進。進路不明瞭だがテープ、ペンキマーク頼りに進む。鉄塔に出て進路ミス。正しい進路(地図のピンク線)ではなく、北へ尾根を下る。テープ、ペンキマークが見当たらなくなり、植林中、進路を見失う。見当で進み、踏み跡をたどり、無事林道に出る。どうやら正しい道へ戻っていたよう。今回のコース全般、登山地図では実線コースだが進路不明瞭な破線コース。地図、磁石必携。駐車場へ戻るのに、集落内の道が分かりにくい。⇒トップページ