笛 石 山
昨夏、後山から下山時、本山への道標あり。平成之大馬鹿門のある大甑山(おごしきやま、1095m)と併せ、
周回してみる。中国道:山崎ICから県道53号、72号を走り、後山登山口への林道入口に駐車。トイレ、案内板、
名水汲み場が整備されている。林道を少し進むと、渓流に架かる鉄橋に本山登山口道標あり。板馬見渓谷沿い、
手入れされた植林帯の中、舗装道をのんびり進む。45分で小広場の後山登山口着。修験道の道らしく、
石窟の石仏など見ながら、趣の良い渓流沿いの道をジグザグに登る。途中、不動の滝を見て、登山口から30分で
コース分岐点。道標に従い大馬鹿門コースへ。植林帯の急な登りもあるが、総じて暖傾斜が長く、シビアではない。
予想以上に道と道標が整備されている。後半、自然林の趣も良い。一頑張りで石柱彫刻のある大甑山に出る。
元々関西の大学の依頼で製作された彫刻だが、名前から引き取りを拒否され、大甑山と、対面する空山に設置。
空山はややブッシュ化、展望も今一だが、こちらは素晴らしい展望!空山の稜線越し、秀麗な三室山に見惚れる。
東方、植松山の質量感ある悠然の山容、南東に本山への尾根が延びる。背後の急な尾根道をコツコツ登る。
登山口案内板では、後山山頂手前で一般コースと合流するが、一般コースとは反対側から直接山頂に出る。
岡山側から登ってきた高齢男女に、兵庫側の山名など講釈。樹間から岡山側集落、三室山、日名倉山を望む。
一般コースを30分ほど降ると、本山への立派な道標あり。尾根道は比較的明瞭だがテープがなく不安になったころ
道標が現れる。尾根道の進路変更点で2箇所ほど迷う。伐採木が進路を塞ぐ箇所があるが総じて歩きやすい。
緩やかな起伏を、まだかまだかと進み続ける。道中、趣に乏しくやや単調。樹間から日名倉山の優美な山容。
山頂手前、三室山のビューポイント。ようやく尾根突端の山頂着。木陰に立派な山頂標示と三角点。
北東へ伸びる尾根を降る。眼下に千種の集落、天狗になった気分。眼前、植松山が大きく控える。
植林幼木を守るネット沿い、短くジグを切りながら急斜面を快調に降る。植林帯の中、渓流に降り立ち、顔を洗う。
渓流沿いに進み、程なく最初に見た鉄橋に出る。本山往復は物足りない、本大周回コースがお勧め。
板馬見渓谷から後山への登路は、一般、行者、大甑の3コースあるが、大甑山コースが一番お勧め。⇒トップページへ
好展望の大甑山を経て長い尾根歩きの末到達した千種富士 ふえいしやま 894m 兵庫県宍粟市
2008年7月12日(土)晴 8:50松ノ木橋→9:35後山登山口→10:45大甑山→11:35後山山頂→13:35山頂→14:35松ノ木橋