大普賢岳 |
展望と自然美の良い大峰北部の名峰 だいふげんだけ 1680m 奈良県天川村 |
2014年9月15日(月)快晴 6:20ノウナシ谷源流域→6:50奥駈道→8:00山頂→10:05七曜岳→11:30行者還岳→12:20天川辻→14:25国道309号→14:40神童子谷林道入口 |
前日、ノウナシ谷遡行後、源流域でテント泊。寝付けないまま4:00起床。余り寝不足は感じない。テント撤収、荷造りをしていると夜が明ける。インスタントの朝食後、出発。趣の良い自然林中、穏やかな源流をたどる。詰め切らず、適当に切り上げ、笹原の急斜面を登る。短時間で奥駈道に出る。少し進むと、「脇宿」の標柱。昨日、千手滝で声を掛けてくれた男性と再会。意外と若者。健脚、ここでテント泊。沿道、終始、自然林など自然美。小普賢を経て楽勝で登頂。和佐又からのコースは行場の険しい道だが本コースは難所なし。先着の若者と少し話す。沢登り好きの好青年。澄み切った朝の空気の中、展望が素晴らしい。眼前、稲村ヶ岳〜山上ヶ岳が展開。目を転じると、平長な大台ケ原を始め台高の山並み。特徴的な山容は錫杖ヶ岳か。前方に八経ヶ岳。はるか遠くの山並みまで見通す。出発しようとすると同年男性が到着。和佐又でテント泊とのこと。記念撮影を頼まれ、少し談話。国見岳を経て七曜(しちょう)岳まで意外と長い。小普賢岳の特徴的な鋭鋒が印象的。ロープ・鎖の張られたアップダウンの痩せ尾根、重い荷が辛い。稚児泊はテント泊に最適。七曜岳〜行者還岳は穏やかなコース。ブナ林が美しい。帰路を急ぎ、行者還岳は巻こうかと思うが、折角の機会、寄ってみる。険しさから行者が引き返したというが、北からは難所なく楽に登頂。地味な山頂。地図では往路を戻るが、行者還小屋への道があるはずと思い南進。すぐに進路を失う。さらに探索、西進する尾根道があるが引き返す。山頂から元へ戻る道が分からなくなり、あせる。軽率な行動が道迷いを引き起こすと反省。時間もロス。天川辻へ急ぐ。途中、急峻な崖を長い梯子で下降。小石だらけだが真下で高齢者が談笑。落石しないよう気を遣う。非常識さにあきれる。南面からは険しさが分かる。きれいな行者還小屋を過ぎて、やっと天川辻着。荷が重く、消耗。軽食休憩後、下山にかかる。山腹を斜行する踏み跡をたどるが、谷側に傾斜、気を抜けない。不明瞭な道だがテープが多く、助かる。登山地図では、後半、尾根道になるが、ガレて枯れた谷を下り続ける。時々テープに誘導され、谷沿いに進む。終盤、明瞭な道になり、きれいな小坪谷を見下ろしながら進む。吊り橋を渡り、国道に出る。地図では大川口に出るが、南に出ており、大川口までだいぶ歩く。大川口〜天川辻へのコースは荒廃、閉鎖の掲示。鉄山への登り口も閉鎖。くたびれ切って駐車点へ戻る。⇒トップページへ |