浅 草 岳
残雪が案じられたが意外と楽に登れた高原の山 あさくさだけ 1585m 新潟県魚沼市
2023519日()曇→小雨 5:15通行止地点→5:45登山道交差点A→7:25桜ゾネB→8:50嘉平与ボッチC→9:30山頂→10:20嘉平与ボッチ→11:20桜ゾネ→12:30登山道交差点→13:00通行止地点(地図
新潟300名山5山目。前日、粟ヶ岳から下山後、国道290号、252号を南下、県道385号へ入って程なく大白川の大雲沢ヒュッテ着。山に詳しい主人に聞くと、やはり無雪期登山口のネズモチ平までは行けないとのこと。ネット情報で知ったムジナ沢コースについて詳しく教えてもらう。途中の急斜面の残雪が案じられるとのこと。雨模様の予報でもあり、半ばあきらめ気分で行ける所まで行くことに。宿は小さいが中はキレイ。対応、料理は良く、夕食付6000円という安さ。他の客4人は関東から山菜取りに来た高齢者グループ。当日、4:30出発。県道を走り、大きな廃ホテル前で通行止。向いの大駐車場に駐車。軽食後、出発。今にも雨になりそうで浮かない気分。県道を少し進み、橋の手前で右の林道へ。荒れているが車が通行していた広い道。登山道入口が分かるか案じていたが小道標あり。尾根端に至るまで短い距離だが、植林帯に残雪があり、進路不明瞭。思いがけず水芭蕉群生(写真)。何とか尾根上に出ると、広い明瞭な道となり、気分も好転。暖傾斜の歩きやすい道が続く。残雪で道が途切れる地点には持参の紙テープを木枝に付け、雪面に木の枝を立てる。案じられた標高1000m辺りの急斜面に雪があるがアイゼンなしで登れる。登山道入口を見落とし、灌木をかき分け登ると登山道に戻り、ホッとする。程なく開けた桜ゾネに出る。暖傾斜の広い道が続く。沿道、これまでの山と同様、イワウチワ、ショウジョウバカマ、カタクリなどが多い。コブシも満開。嘉平与ボッチまで登ると展望が大きく開ける。眼前、残雪の守門岳(写真)。山頂まで断続的に雪田が現れる(写真*前岳側から嘉平与ボッチ方向)が、暖傾斜の高原状地でアイゼンなしで難なく通過、登頂(写真*山頂から前岳方向)。幸い遠目のきく曇天。360度の大展望。周辺、残雪の山並み(写真)に遠く越後の山に来ていることを実感。半ばあきらめていた山に登れ安堵と満足。下山中、小雨となる。雨の平日、だれとも会わず独りの山旅をしみじみと味わう。一句「越後の山新緑も花も瑞々し」⇒トップページ