大桜を見てとんがり山から下山後、そばで有名な出石へ。道がやや分かりにくいが、カーナビに誘導され、街中へ。街入口のスーパー駐車場に駐車。出石城へ観光道路を進む。小さな町に不釣り合いな立派なお寺が続く。家老屋敷跡などあり。街はすっかり観光化、平日だが結構観光客がいる。程なく出石城前着。立派な市役所支所に大駐車場があるが、用事がない人の駐車不可とある。近くの観光客用駐車場は有料。お堀沿いに進み、左側の赤い鳥居が続く方から城跡へ進む。小ぶりの石を積み上げた暗い石垣をバックにピンクの桜が絵になる。城郭など見て回る。城主は元々信州から移封された人。そば好きでそば職人を同行したのが出石そばの発祥、納得。若き日、職場の旅行で訪れ、そばのおいしさが印象に残る。登山口道標に従い山道へ。遊歩道として整備されているが急傾斜。趣の良い灌木林のトンネルの中、木段を息をはずませ登る。一本調子の急登が続き、山歩き慣れてないとシビア。ロープも張られている。この急斜面を登るのは、籠城する方も攻める方も大変そう。平坦路になり、しばらくで石垣が見え、山城跡着。段差のあるテラス状地。山城跡の趣がよく残っている。山麓の城は江戸時代の城主のもの。こちらは室町幕府の要人:山名氏の居城跡。今は、政治も経済も大都市中心だが、応仁の乱で東西を分けて争った一方の雄の拠点が但馬の地だったことに感慨。広い本丸跡の平坦地の端に三角点、東屋と案内板あり。歴史好きだが、山名氏のことは不勉強。遮るもののない山上から眼下、出石市街を一望。高度の割に航空写真のよう。遠望する優美な山は日本海側の来日山か。展望と共に軽食を味わい、縦走路へ。隣の広いテラス状地へ急斜面を下り、登り返す。こちらは石や立木が散在、雑然とした雰囲気。西端まで行くが、切り立って降れず。東端へ戻り、下の林道へ。登路と対照的な暖傾斜の平坦路。こちらから攻めればよいのではと思う。単調だが、紫の山ツツジが鮮やか。春が胸に染みる。樹林の切れ間から右手に風格のある山塊。きっと名のある山、帰宅後、調べると名山:東床尾山、好きな山。幸いダレる前に鯵山峠着。道標あり。しばらく下ると、集落内に出る。落ち着いた雰囲気の集落内の道を穏やかな気分で進む。道端の石仏や大師像が派手に彩色されているのが珍しい。意外と安っぽくなく、違和感なく鮮やか。出石のシンボル:辰鼓楼をデザインしたマンホール蓋など撮りながら進むと、予想より短時間で城前に戻る。観光客で賑わう通りへ進み、辰鼓楼を見て引き返す。蕎麦屋だらけ。食べてみたいがまたいつか。⇒トップページへ |