等価回路

等価回路って? スピーカーは電気器機であり、アンプから送られてくる電力を消費します。しかしその特性は電気的な要素だけでは完結しません。電気と磁石から振動という機械的な動きを発生するので、機械的な要素も無視できないわけです。振動のし易さは電気的な要素だけでは分かりません。といっても電気的な要素と機械的な要素を合わせて考えるのは複雑で大変なことです。そこで登場するのが等価回路。機械的な要素を電気回路のように表したものです。これを使えば電気と機械の双方の影響を加味した特性を考えることができます。spedのシミュレーション機能も等価回路を使って計算しています。
以下はspedで使っている機械系の等価回路です。省略している部分(箱やダクト部に含まれる抵抗の要素、放射インピーダンスなど)もあります。これに電気的な要素も加わえることで、スピーカーシステム全体のインピーダンスや音圧特性を計算することができます。
密閉
バスレフ
ダブルバスレフ
4次バンドパス
6次バンドパス

TOP