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The Brondesbury Tapes
(1968) |
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1. HYPOCRITE (RECORDED AT THE
BEACON ROYAL HOTEL)
2. DIGGING MY LAWN
3. TREMELO STUDY IN A MAJOR (SPANISH SUITE)
4. NEWLY WEDS
5. SUITE NO 1
6. SCRIVENS
7. MAKE IT TODAY (A)
8. DIGGING MY LAWN (B)
9. WHY DONT YOU JUST DROP IN
10. I TALK TO THE WIND
11. UNDER THE SKY
12. PLASTIC PENNIES
13. PASSAGES OF TIME
14. UNDER THE SKY
15. MURDER
16. I TALK TO THE WIND
17. ERUDITE EYES
18. MAKE IT TODAY
19. WONDERLAND
20. WHY DONT JUST DROP IN
21. SHE IS LOADED |
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のTheBrondesburyTapes(1968)が発売された。30年以上前に録音されたテープの音源をデジタル編集してCD化したものだそうだ。内容はKingCrimsonに思いきり近いのかと思っていたのだが、別物だ。ここに展開されている音楽はKingCrimsonでは無いと思った。KingCrimsonの奇跡の数ヶ月前まではこんな状態だったんだと思ってしまった。未完成かというとそうでもない、これはこれでよくまとまっているのだ。メンバーはMichel
GileとRobert Fripp、IanMcDonaldと、KingCrimsonの初期メンバーのほとんどが参加している。Grek
Lakeのクレジットが無いだけなのだ。ここに録音されている曲の中にはKingCrimsonの衝撃のデビューアルバムに収録されている曲も入っている。でもCrimsonしていない。GrekLakeの影響がそんなに強かったとは思えない。KingCrimsonのデビューはやはり奇跡だったのだろう。この作品の曲はビートルズ、モータウンの影響を感じるポップな曲が多い。音に関しては時代が時代だけにややサイケデリックで、シドバレット時代のPinkFloydや、カンタベリー派のほのぼの感を感じる。KingCrimsonに近い部分といえば、そのサイケデリックさとIanMcDonaldに負う事の大きいほのぼのとした様で狂気な雰囲気をかすかに漂わせている所だろうか?デジタル編集の際にどういったMIXがされたか判らないが、その作業の過程で、KingCrimsonぽい雰囲気が薄れたのかもしれない。どちらにしても、その後のKingCrimsonの異常さと奇跡性をこのCDからは感じ取れない。だからといってこのCDが良くないのではない。1968年のPOPアルバムとしても、実に良い作品である。これはこれで私は好きである。実に心地よく耳に残る作品なのだ。曲は先にも書いたが割とPOPで聴き易いし、音もそれほど奇抜で耳障りでないし、デジタル処理の賜物であるのか音もクリアだ。GILES,GILES&FRIPPの作品として実に良く聴ける。
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