ここでは畳の張り替え手順(表替え)を簡単にではございますが、ご紹介したいと思います!



畳表をはがそう!

(1)
縁(へり)の糸を切り畳床から畳表をはがせるようにします。
この時にはがした畳表を裏返して使う事を「裏返し」といいます。
今回は表替えなので新しい畳表に張り替えます。



畳の寸法をはかろう!

(2)
畳表をはがす前に付いている表の寸法を畳用の物差しで計っておきます。この時に1o、2oでもずれてしまっていると後々大変なことになってしまいます。
正確に計測したら畳表をはがします。





畳床の補修をしよう!

(3)
畳にヘコみなどの不具合があった場合にはで平らになるように「わら」をあてて縫いつけます。





畳の「角」が丸まったりしている時にも「わら」等をあてがって仕上がりがキレイになるようにします。





新しい畳表を縫いつけよう!

(4)
畳床に新しい畳表を縫いつけていきます

ここでは畳表がたるんだりしないように適度な「張りが残るように仕上げます。




新しい畳を寸法通りに切ろう!

(5)
ここで(2)の時に計った寸法と同じ大きさに畳表を切ります。
ここで寸法を忘れていたり、勘違いしていると仕上がりが変わってしまいます。





縁をつけて完成間近!

(6)
次に縁(へり)を縫いつけます。これは「平刺し」とゆう作業で、縁が畳から浮かないようにゆるすぎずに締め付け過ぎない程度の力加減で縫いつけていきます。


縁を縫いつけたらめくり返して畳の横側にも縫いつけます。これを「返し縫い」といいます。ここでも縁が適度に「張る」くらいの感覚で縫っていきます。




これで完成!!

(7)
ここまでの一通りの行程で一畳が完成となります。どうやら親方も満足の仕上がりみたいです。


しかしどんなに素晴らしい畳が出来たとしても実際に敷き込むまでは本当の出来はわかりません。一部屋に畳を全て敷き込んで初めて「仕上がり」具合がわかるのです。



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