1.(13)当事者意識とは何か?(課題の提出)


 『夜明け前』で出した課題の回答が再回答期限内に提出されました。

営業第2チームの若手3人で話し合った上での回答です。

まず、一番始めに提出した回答と同じく、当事者意識を『主役意識』と定義した上で、失敗事例を中心に3人がそれぞれ経験した、当事者意識の実例が記載されていました。

最後に次のようなまとめが記載されています。


 まとめ

 当事者意識を考える上でまず前提になることは、顧客の代理人は自分一人しかいないと考えることから始まる。

 自分しかいない状況で、仕事の主役はあくまで自分であり、ストーリーを描き、仕事の目的を達成するために必要である考えられる手段を講じながら、常にお客様であればどう考えるかという視点も持ちつづけることが必要である。

 また、顧客代理人である以上、顧客の利益を最大化するための方法を、顧客と同じ立場にたって考える力も必要である。当社の関わり方としては、顧客に対して担当としての感情的な自分と、仲介者としての案件成約に向けて、俯瞰的に案件全体を冷静な目でみることが必要ではないか。

 最後に今回の課題を受け、改めて当事者意識を考えてみると、

 「仕事に主体性を持って、お客様の考え・立場について共感した上で、顧客利最大化の為に取り組む意識」と言い表せるように思う。


 お客様の立場でものを考える、お客様と共感する、ということは、とても大切なことだと思います。

若い後輩たちにとって、お客様と共感できるようになる、というステップは習得すべき重要なスキルです。


Aさんと話をしているとき、質問されました。

私達の仕事は、売主さんと買主さんという利害が対立する人が、両方ともお客様であるという状況があり、当社自身の利益も考えなければいけないのではないかと思います。

いろいろな意味で利害関係者が多数いるなかで、(ステークホルダーってかっこいい言い方をしてました)

「誰に感情移入すればいいのですか?」

この質問が『当事者意識:Season2』を始めるきっかけになりました。




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アップロード日 2010.09.26