早稲田大学

第二校歌
人生劇場

昭和13年発表





曲(作曲者古賀政男)は、著作権保護期間中なので、
HPに曲をアップするのは差し控えます。

音楽著作権に対応したサイトがありますので紹介します。
下記のアドレスです(JASRAC許諾J110918058)。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/09/post_dde0.html


人生劇場


                      作詞 佐藤惣之助
                      作曲 古賀政男

一.やると思えば どこまでやるさ

   それが男の 魂じゃないか

   義理がすたれば この世は闇だ

   なまじとめるな 夜の雨


二.あんな女に 未練はないが

  なぜか涙が 流れてならぬ

  男ごころは 男でなけりゃ

  解るものかと あきらめた


三.時世時節(ときよじせつ)は 変ろとままよ

  吉良の仁吉は 男じゃないか

  おれも生きたや 仁吉のように

  義理と人情の この世界


四.はした役者の 俺ではあるが

  早稲田に学んで 浪風受けて

  行くが男の この花道を

  人生劇場 いざ序幕


五.早稲田なりゃこそ 一目でわかる

  辛い浮き世も 楽しく生きる

  馬鹿な奴だと 笑わば笑え

  他人(ひと)にゃ言えない 心意気


 この曲は、佐藤惣之助作詞、古賀政男作曲、楠木繁夫歌により、昭和13年にテイチクレコードからレコード(当時はSPレコード)が発売された。

 正式な学園の歌ではないが、学生の間では「第2校歌」ともてはやされ、新入生はこの歌を歌うことで早稲田に入ったよろこびをかみしめ、卒業したものにとっては、自分の青春をふりかえるのにも、この歌なしでは語れないほどである。

歌詞は5番まである。 1番は佐藤惣之助氏作詞、4番・5番の歌詞は市販のレコード・CDには録音されていないが、学生の間で歌い継がれたものである。その作詞者は不明である。

 早稲田大学ゆかりの尾崎士郎原作「人生劇場」の主人公・青成瓢吉がテーマになっているものと思われる。

 その後、ムーランルージュ出身の中島孝のリメイクを経て、昭和34年に村田英雄の歌声で3度世に出される。そして、美空ひばり、五木ひろし、氷川きよしへと歌い継がれていった。

 下記サイトに、平成13年に当時の早稲田大学総長奥島孝康氏が手書きで書かれた人生劇場の5番の歌詞が掲載されているので、紹介する。
http://www.donpu.net/waseda/jinseigekijo.htm

 なお奥島氏は、この人生劇場の歌を5番まで、懇親会等の席で見事に歌われるという。

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