レジストリをバックアップする方法 - その2


文書番号: win98008

対象OS: Windows98

◆概要

このページは、Windows98でレジストリをバックアップする方法を紹介するページです。

Windows98をチェーンアップする前にレジストリのバックアップをしておくと後で元に戻せます。また、将来、Windows98の挙動がおかしくなった場合に、このバックアップを戻すことでレジストリを以前の状態に戻すことができます。


レジストリをバックアップする方法-その1では、レジストリチェッカーを使う方法でしたが、こちらは、レジストリチェッカーを使わずDOSコマンドでレジストリのバックアップを行う方法です。


レジストリは「SYSTEM.DAT」と「USER.DAT」の2個から構成されています。この2個のファイルをバックアップします。


 それぞれのファイルをコピーするには、隠しファイル、読み取り専用、アーカイブ、システムファイルの属性を一時的に解除する必要があります。


バックアップ作業はMS-DOSモード上で行うこと。MS-DOSモードに移行するには、[スタート]-[Windowsの終了]-[MS-DOSモードで再起動する]を実行します。

◆レジストリをバックアップする

  1. まず、ATTRIBコマンドを使って、ファイルに設定されている各属性を解除する。コマンドプロンプトが「C:\」の状態で、次のコマンドを実行する。 なお、ATTRIM/?と実行すれば、各オプションの説明が表示される。
    CD \Windows ATTRIB -R -A -S -H SYSTEM.DAT
    ATTRIB -R -A -S -H USER.DAT
  2. 続けて、この2個のファイルを別ドライブにコピーする。Dドライブにコピーする場合には、次のように入力する。
    COPY SYSTEM.DAT D:
    COPY USER.DAT D:
  3. 問題なくコピーできたら、さきほど解除した属性を元に戻しておきます。
    ATTRIB +R +A +S +H SYSTEM.DAT
    ATTRIB +R +A +S +H USER.DAT
    

以上でバックアップは完了です。 Windows上で、それぞれのファイルの存在を確認したい場合は、エクスプローラの[表示]-[フォルダオプション]を選択し、表示タブにあるファイルの表示方法を[すべてのファイルを表示する]に変更します。アイコンが半透明になった状態で、ファイル名を確認できます。




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