派生文法(日本語)

派生文法とは、清瀬義三郎則府によつて……提唱された、傳統文法に於る用言の活用がない文法である。音韻規則に從ひ語幹が變化する。工藤研究室・由木康志氏、大見哲也氏
日本語の形態素解析處理においては、從來、日本語の活用を前提として研究がなされてきた。しかしアルタイ言語學者の清瀬義三郎則府は、日本語は活用しないことを前提とする派生文法を提案した。派生文法を利用することにより、これまで複雜な處理が必要であつた動詞の變形(いはゆる活用)が簡明に表現することが可能となり、日本語形態素解析においても單純に處理することが可能となる。稻垣研究室・形態素解析グループ
……清瀬(1989)は日本語の膠着言語としての性質に着目し、動詞の語幹に修辭機能をもつ接尾辭が次々と接續することによつてその意味を變化させるといふ派生文法を提案した。これにより活用といふ考へを用ゐずに、簡明な規則で動詞の語形變化を記述することが可能となつた。小川泰弘氏
派生文法では日本語文字を母音と子音に分け、活用の概念を用ゐずに述語の語尾變化を説明することに成功してゐた。渕武志博士

Love Cream Puff