『日本語を考える』

• 昭和43年8月10日第1刷
• 讀賣新聞社

國語國字問題關係者(改革推進派・反對派の兩方)に據る論文集。

もう一度、日本語を考へよう

国語はいま混迷しているといわれる。本書は現在第一線で活躍する国語学者が、より良い明日の日本語の創造を目ざして、各方面から国語への再検討、再発見を試みた話題の本。

目次

• 序文(大野晋)
• 日本語の特質(金田一春彦)
• 片かなの起源と發達と將來(中田祝夫)
• 言語學者と國語問題(柴田武)
• 漢字の心理(大久保忠利)
• 漢字について(大野晋)
• 言葉の機能について(福田恆存)
• 國語政策について(金田智成)

『續 日本語を考える』

• 昭和44年2月10日第1刷
• 讀賣新聞社

もう一度、日本語を考へよう

日本民族のいのちである私たちの国語は、いま混乱のままにおかれている。本書は、あすの日本語の豊かな創造をめざして、第一線の国語関係者が試みた反省と再建への貴重なアプローチ。

目次

• ことばを考えるために(岩淵悦太郎)
• 日本語の混亂(池田彌三郎)
• 漢字の問題(宇野精一)
• 漢字の新字體について(林大)
• 漢字の意味(藤堂明保)
• 標準語について(大石初太郎)
• 敬語(岩淵悦太郎)
• 現代と將來の生活の中での日本語と文字(尾形富雄)