- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
- 改訂
- 2001-10-19
『新しい国語の表記・新しい国語表記ハンドブック』
以下の2册の資料は、別の出版社から出版された別の書籍だが、同一の趣旨に基いたものであり、記述の形式もほぼ同一なので、まとめて紹介する。
「新しい〜」式の「国語の表記」に關する本は各社から出版されてゐる。ここに紹介したのが全てではない。
『新しい国語の表記』
- 昭和56年5月11日初版第1刷發行
- 昭和58年2月10日初版第6刷發行
- 尚学図書編
- 小学館
目次
- 「常用漢字表」について
- 常用漢字音訓表・付表
- 特殊な音訓と用語例
- 常用漢字一覧(一九四五字)
- 常用漢字の筆順と字体
- 字体についての解説
- 「異字同訓」の漢字の用法
- 同音異義語の使い分け
- 同音の漢字による書きかえ
- 書き誤りやすい漢字
- 学習漢字の学年別配当表
- 人名用漢字別表
- 新旧字体対照表
- 現代かなづかいの要領
- 新旧かなづかい対照表
- 送り仮名の付け方
- 送り仮名の用例
- 公用文作成の要領
- 外来語の表記
- 外国の地名・人名の書き方
- 横書きの場合の書き方
- 数の書き表し方
- 句読点符号の便い方
- ローマ字のつづり方
- 手紙の書き方
藤堂明保による「推薦のことば」より
このたび「常用漢字」一九四五字が告示された。ふつうの文章は、この枠の外へはみ出さないよう、心して書かれるのが望ましい。
この藤堂明保氏の「推薦のことば」に、この枠の外へはみ出さないよう、心して書かれるのが望ましい
、とある事から、「常用漢字」には依然、制限的な性格が強く殘つてゐる事實がわかる。
「当用漢字の制限的性格は、常用漢字になつて目安に變つた」と屡々言はれる。しかし、寧ろ、「当用漢字」の國家權力に基いた強制的な「制限」が、「常用漢字」では心理的或は「常識」による「制限」になつたと見るべきである。
從來は權力によらなければ「漢字制限」は實現出來なかつたが、もはや日本國民はすすんで漢字の使用を自ら制限するやうになつたので、權力の介入は不要となつた、と云ふ「漢字制限」の既成事實化が「常用漢字」で行はれた、と言つてよい。
『新しい国語表記ハンドブック』
- 1986年11月10日第3版第1刷發行
- 1999年9月30日第3版第9刷發行
- 三省堂編修所編
- 三省堂
目次
- 常用漢字表
- 当用漢字表等と常用漢字表との対比
- 当用漢字表(まえがき使用上の注意事項)
- 常用漢字の筆順
- 書体について
- 学年別漢字配当表
- 「異字同訓」の漢字の用法
- 同音異義語の便い分け
- 書き間違いやすい漢字
- 同音の漢字による書きかえ
- 日本新聞協会の、同音の漢字による書きかえ
- 人名用漢字別表
- 現代仮名遣い
- 送り仮名の付け方
- これからの敬語
- 公用文における漢字使用等について
- 公用文作成の要領
- くぎり符号の使い方
- くり返し符号の使い方
- 横書きの場合の書き方
- 横書きの場合の数字の書き表し方
- 外来語の表記
- ローマ字のつづり方
- 常用漢字表総画索引
- 常用漢字表字訓索引