制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
公開
2000-11-07
改訂
2008-08-22

山田孝雄著述目録抄

はじめに

凡例

うちこみに際しては、表記は原文のままの新字正かな(ただし「藝」と、JIS内では表示できないが「彦」と「并」とが正字、また促音はちひさな「っ」)としました。

の三點も原文のままです(ちなみに、『倭漢朗詠集』は手持ちの本の奧付には、1930年9月15日第1刷發行、1989年3月17日第14刷發行となつてゐます)。

メモ

森岡氏
『土日記』となつてゐるのは、現在國語學の方面では古寫本に基づいて「佐」ではなく「左」字を使ふのですが、山田博士の御本では、どうなつてゐませうか。
野嵜
昭和18年11月3日の第2版を確認したところ、本文及び奧付に『土佐日記』とある一方、カヴァ及び表紙の題箋の文字は『土左日記』となつてゐます。

附記

山田孝雄著述目録抄

はしがき

  1.  この目録は本誌編集委員会の求めに応じて本誌のために新たに作成したものである。
  2.  山田孝雄の生涯の著述・論文については、既刊の著作年譜(昭和二十九年七月)があり、また近く、閲歴などの記事を加へたその補訂版を故人辱知の方々に贈る準備を進めてゐるので、今回は、本誌編集主任亀井孝氏との合議によって、右補訂版の草稿にもとづき著述に関してのみ抄出することを方針とした。ただし次項に述べる趣旨によって、成書たるべき形をなした遺稿のうちから、若干を選んで併せて録した。
  3.  山田孝雄の生涯とその学藝を論じようとする時は、既刊の国語学に関するものにのみ範囲を限っては、もとより正鵠を射ることができない。また故人の国語研究に志を存した処も、いはゆる国語学的業績のみを通じては十分にはうかがひ難いので、多少圏外のものにも及ぼしたが、「国語学」誌の記録としてふさはしからんことを求められてゐる本稿では、つとめて範囲を限って抄出した。即ち史学・国学論・道徳論に関するものを省略したのは他意をふくむものではない。
  4.  主題によって、便宜の分類を与へたが処理のしかたについて当を得ないと感ぜられる向もあらう。*印は現在新版の刊行のあるものを示す。

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