制作者(webmaster)
野嵜健秀(Takehide Nozaki)
公開
2001-07-05
言葉 言葉 言葉
時枝誠記
『國語問題のために ──國語問題白書──』
書誌
1962年4月20日發行
東京大學出版會
東大新書37
國語問題・國語政策を安易な態度で論することは許されない。本書は明確な言語理論にたつて、問題の核心に光明を與へるものである。
内容
目次
序 本書作成の目的とその内容
第一部 明治以來の國語政策を支へて來た近代言語學の理論
國語問題とは何か、國語政策とは何か
明治以來の國語政策と近代言語學の理論
國語問題における問題の取上げ方と見落された問題
國語政策が國語教育に要求したもの
戰後の國語政策
現代国語を書きあらわすために日常使用する漢字の範囲(当用漢字)
現代国語の口語文を書きあらわすかなづかい(現代かなづかい)
送りがなのつけ方
第二部 國語政策の立案に必要な廣い視野
言語過程説の體系
國語間題の所在 一──傳達過程──
國語間題の所在 二──傳達を媒介する媒材としての文字──
表現の媒材と文字觀
媒材としての音聲と文字の相違點
異なつた時點における傳達とその媒材の條件
現代の表記法──漢字假名交り文の原則──
國語間題の所在 三──言語主體──
言語と感情
言語と生活の種々相との關係
國語問題の解決の方法と字書辭書の役割
國語政策寶施の結果に對する見通し
言語改革の限界と改革の段階
國立國語研究所の任務
國語審議會のありかた
結び 國語問題に對して今後どうすればよいか
あとがき
國語問題年表
索引
關聯記事
國語國字問題を知る爲の文獻資料
國語國字問題解説