- 制作者(webmaster)
- 野嵜健秀(Takehide Nozaki)
- 改訂
- 2002-03-03
blockquote
解説
その中身が引用された段落である事を示す要素です。段落等を全て適切にマークアップしたあと、まとめてblockquote要素として括ります。
- 引用元にURIがある場合、cite屬性の値にURIを明示します。URIがない場合(ISBN等も持たない古い書籍等)、title屬性の値に、何處からの引用であるかがわかるやうな説明を記述しておけば良いでせう。
- cite要素が近くにあるからと言つて、そのcite要素とblockquote要素とに必然的な結び附きが生ずる譯ではありません。また、blockquote要素の中身にcite要素を記述した場合、そのcite要素はそのblockquote要素による引用の引用元を示すのではなく、引用元の文章に於ける引用元の明示、或は紹介を意味する事になります。
- 汎用屬性であるclass、id、title、style、lang、dir(、xml:lang)がいつでも記述出來ます。
- 段落内の引用(インラインの引用)はq要素で示します。
日本語のテキストでは、blockquoteとqで處理し切れない事態が屡々發生します。場合によつては、object要素を利用することで、さう云ふ事態に對處できるかも知れません。
ヴァージョン毎に異る解説
HTML 4.01 Transitional/XHTML 1.0 Transitional
ブロック要素・インライン要素の兩方を中身とする事が出來ます。ただし、既存の古いデータを救濟する目的で「インライン要素を直下に置いて良い」としてゐるだけである事に注意して下さい。
HTML 4.01 Strict/XHTML 1.0 Strict
直下にはインライン要素を置けません。直下は必ずブロック要素です。
ISO-HTML(ISO/IEC 15445:2000)
中身はブロック要素です。ただし、h1〜h6は中身にする事が出來ません。文書構造がをかしくなるからです。
或は、見出しを含む長文を引用する事自體が否定されてゐます。私見ですが、見出し等を示したい場合には、title屬性の値に記述しておけば良いのではないでせうか。