VOLVO AMAZON MUSEUM
1/87の俗にHOスケールと呼ばれるミニカーのサイズは、元々は鉄道模型のジオラマに使われるために生まれました。なので、1950年代からダイキャストやアンチモニーなどの金属製が、1960年代からはプラスティク製が主流となっています。アマゾンに関しては、実車があった当時のモデルは、日本の倉持商店製(販売が倉持商店で、製造は旭玩具とも言われています)しかないようです。私は、スウェーデン製のものも持っていますが、当時販売されていたのかがはっきりしません。
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KURAMOCHI(倉持商店)の、1/87のシリーズは、主として1960年代初頭に輸出用として作られていたようです。通常の、セダンやスポーツカーだけでなく、オールドカーやレーシングカーなどもあります。おそらく100種類近くあるのではないかと思います。どれも、アンチモニー製の粗雑な作りで、プロポーションはガタガタです。プラケースに付いている車種名のシールを見なければ、何の車かわからないほどです。アマゾンは、なぜかオレンジ色のみがあります。

箱絵がいい感じなのですが、絵が下手すぎ。アマゾンなんて、どこのクーペ?

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KABO(カボ)も世界的に有名なKELLOG(ケロッグ)も、どちらもシリアルの「おまけ」として、1960年代に多くの車種をプラスティックで作ってくれました。その中に、アマゾンもありました。もちろん、北欧またはスウェーデンのみの発売と思われます。どちらも、非常に珍しいのですが、特にKABOは、スウェーデンの食品メーカーKALAS PUFFAR(カラスパファー)の「おまけ」なので、スーパーレアです。KABOには、PV544やP210もありますが、P1800は見たことがないです。
LATTA(ラッタ)は、2005年頃発売のプラスティック製で、1/43スケールのLATTAと同一ならSCHCOなんですが、よくわかりません。

イエローやグレーがKELLOG、ホワイトとレッドがKABO。
2枚目のイエローはKABO、ホワイトは、LATTA。

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スウェーデンのLM&Hは、おそらく1960年代に発売されていたダイキャスト製ミニカーと思われます。アマゾン以外にも、PV544やP210もあります。オランダのFOCUS(フォーカス)は、1990年代に発売されたもので、プラスティック製です。

5枚目の、右のダークブルーがFOCUS、左のダークグリーンは謎のプラスティック製。
2枚目の、PV444、PV544は不明。右のホワイトはLATTA。