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| 医院のめざすもの |
残念ながら、先進国の中では日本人のお口の状況はよくありません。歯の詰め物が多く、抜けてしまう歯も多いほうなのです。そしてそのような状況が、1975年から今日まで、じつに30年ちかくほとんど改善されていません。 (最新の厚生労働省の歯科疾患実態調査では、やや改善しました) 一方で、この30年、歯科医師の数は大幅に増え、材料の進歩もありました。また、同じ期間で、お口の状況が大幅に改善している国もあります。本来ならば、日本人のお口の状況も良くなっていなければならないはずです。
なぜこうなのか? 現在の歯科医療のしくみは、高度成長期、虫歯の洪水といわれたころにできました。 その当時の歯科医師たちが、日本人のお口をすこしでも良くしようという使命感から、懸命に治療を行ったことは疑いありません。 しかし、少子高齢化がすすむ成熟経済の時代となった現在、同じようなやり方ではさらなる改善は望めなくなっていると思います。
歯科の治療といっても、やはり人間のやること、もって生まれた自然な歯よりもよいものをつくるのは、困難です。 治療をくりかえせば、歯の寿命は短くなってしまいます。 いままでは、虫歯に対してはできてしまった穴をふさぐのが主で、原因除去がなされておらず、その結果、また虫歯ができて治療がくりかえされていたように思います。その一方、歯周病にたいしては、あまり手がつけられていなかったと感じます。
わたしは、できてしまった疾患に対しては、もちろん全力で治療にあたります。 しかし、それだけでなく、治療が必要な状況にならないようにすることを目指していきたいと思っています。 治療による介入を極力へらすことが、結局は歯の寿命をのばすと考えます。
歯科治療を通じて地域社会、さらには日本をよくしたい。 他の歯科医療で成果をあげている国にまけないようにしたい。 当医院が、そのために少しでも貢献できることをめざしています。
上平 豪
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