目次に戻る
|
手仕事つれづれ 「呉須手の器 その1」 呉須手と呼ばれる一連の焼き物があります。中国明時代の民窯製の焼き物です。中国では、下手の焼き物としてほとんど評価されないのに、日本では雅味があるとしても人気があります。日本料理とも相性がよく、現代の器造りにも参考にされることが多いです。 写真は、私ども曽宇窯の呉須手の器です。赤絵は「呉須赤絵(ごすあかえ)」、染付は、たんに「呉須手(ごすで)」、手前のぐい飲みの水色は「青呉須手(あおごすで)」と呼びます。(オットセイ) 2005年9月12日 手仕事つれづれ 「菓子鉢と酒器 呉須赤絵を描く」 手仕事つれづれ 「呉須手の器 その2」 先週は、呉須手の伝統的デザインをそのまま踏襲した器を見ていただきました。今週はその趣味は受け継ぎながらも独自のデザインを試みたものです。三角や四角、点々の紋様も伝統的花鳥の、先週見ていただいたようなものを下敷きにしています。(オットセイ) 2005年9月19日 手仕事つれづれ 「呉須手の器 その3」 呉須手の中でも浅葱(水色)を多用したものを青呉須手と呼びます。先々週、先週に紹介したものに比べて珍しい感じがすると思います。赤絵や染付に比べ、やや非日常的な雰囲気がしませんか?食器の場合でも日々の器というより特別な感じです。それが筆立てや左端の香炉などの場合にはとても生きてきます。(オットセイ) 2005年9月26日 小鰯や呉須手の器に盛る(これまでの「旬の味と器」より) 小鰯や藍の小皿に銀と紺 おっとせい 呉須手の器の使いやすさを御覧下さい。飽きないデザイン(絵付けと形)です。形と手触りについては厚からず薄からず、すっきりといかにも基本的形。肌合いは成形の後も残し優味があります。まさに日々の器という感じです。この小皿以外にもこれまでの「旬の味と器」の各季節で使っていますので御覧下さい。(オットセイ) 2005年10月3日 |
目次に戻る
|
essay-012