俳句と、やきものと、季節の話題のサイトです。花や鳥のこと、染付、色絵、赤絵の四季折々の器のことなど、ごゆっくりどうぞ。「うつわ歳時記」は、2001年4月1日に開始しました。「今月の表紙」は毎月第一月曜日に、「工房より」は毎月曜日に更新します。 石川県加賀市 橋本薫(おるか)、橋本俊和(オットセイ)

うつわ歳時記

はや師走。寒さも募ってまいりました。 冬至までの一番暗い季節を乗り切るのは、なかなか大変です。古代の人にとって、一陽来復はどんなに待ち望まれたことでしょう。世界中の遺跡で冬至の日が届くところは正確に祀られていますものね。キリスト教は、世界各地の古来からの信仰を取り込む形で広まったわけですが、クリスマスも北ヨーロッパの冬至祭の名残がさまざまにうかがえます。太陽の復活とキリストの復活は結び付けられやすいでしょうし。 イギリスでは、ドルイド教の影響などが、ヤドリギの意味などに見えます。

ともあれ、新しい太陽の誕生を待つここしばらくを耐えるには、アドヴェエントは楽しいですね。写真左奥、加賀市の山羊パンさんのシュトーレンとイタリアのパネトーネ。チビチビ齧りながら、長い夜をやり過ごす予定です。
手前赤絵八寸皿にチーズとそのパネトーネ。手前にブルーベリージャムの入っているのが赤絵豆六角小付け。その上赤絵の碗に、ヨーグルトと生クリームを混ぜたもの。泡立てている時間がなかったんです。、シュトーレンにもつけると美味しいです。 右の染付カフェ・オ・レ・ボウルにビーフシチュー。その上、赤絵唐子遊び馬上盃にクリームチーズ。  

真ん中の荷葉形小付けはブロッコリーとミニトマト。ブロッコリーの茎って断面お星さまなんですよね。あとは、右上に、赤絵柘榴紋平鉢にスモークサーモンなどのサラダ、椿尽くしのお皿にチキン唐揚げです。 赤と緑を見るとクリスマスっぽく感じるのって、刷り込まれてしまったのでしょうか。それとも、太陽と永遠の緑を心の深いところで感じさせてくれるせいでしょうか。今となってはわかりませんね。

    やっかいな妹の来るクリスマス  栗島弘
 

クリスマスを家族で祝って、楽しいばかりとも限らない。そうでしょうね。祖父は熱心なクリスチャンでしたが、いつも「クルシミマスにサンザクロースがやってくる」なんて寒いダジャレを云っていたものでした。おもいだすな。

 

    一人居の星ばっかりの聖樹かな   おるか

 

2018年12月3日