油タルには、11Linkが付加可能です。これが何を意味するかというと、油タル固有のArk倍率「1.5倍」を、(11-1)*0.1=1.0倍 増やして、Ark算出時の実際のArk倍率を「2.5倍」にパワーアップさせて当てられる、ということを意味します。(リンクトラップボーナスは、リンク数が1増加する毎にArk算出時の単発Ark倍率に0.1が加算され、しかもその値は他のテクニカルボーナスとは異なり1ヒット限りではなくコンボ終了時点まで継続して計算される。)
しかもここからが重要なことですが、油タルは1コンボ中に重複して何度ヒットさせも何度でも重複してArkを算出する数少ない仕掛けの一つです。
つまり、11Link油タルを仮に防御力0の相手に10回連続で当て、かつテクニカルボーナスをコアヒット&ロングレンジヒットの2つが付けられたとすれば、油タル固有のダメージ70が10回加算され、かつ11Linkが付いて1.0倍余分に水増しされたArk倍率「2.5倍」が10回積算され、更にそれにテクニカルボーナス2つ分の「1.52倍」が積算されるので、10ヒット目での単体の獲得Arkは、(70の10倍)×(2.5の10乗)×(1.5の2乗)、すなわち、
(70*10)*2.510*1.52≒700*9536.74*2.25≒15,020,370 Ark
といったように、11Linkを油タルに付けることによって、油タルはたったの10ヒットで、カンスト(16,777,216 Ark)すれすれの通常では到底考えられない程の莫大なArkを獲得できる夢の仕掛けへと変貌するのです。そして、11Link油タルを巧く活用すると、1コンボ中での累計獲得Arkが1億Arkを超える夢のコンボを実現させることも可能なのです。
このページでは、その11Link油タルの作成方法を世界で初めて筆者が発案するに至った経緯と、動画サイトで知られている11Link油タルの作成方法の具体例を3例紹介することとします。その具体例3例のうち後ろの2つは、YUI氏が作成した、1億Ark獲得に成功した脅威のコンボです。
・原理(筆者が発案に至るまで)
蒼魔灯が発売された翌年(2000年)の春、テクモの公式サイト中にあった蒼魔灯BBSがまだ正常に運営していた頃、今も現役で健在のロザミー氏が、暗黒遺跡・守護の階段で、2人の敵を相手に15ヒット全てダブルヒットのテクニカルボーナスを付ける、という珍奇なコンボが14ヒットまで完成し、あと一歩で15ヒットまで出来上がるとの旨を、蒼魔灯BBSに書き込んでいました。
それを見た筆者は、そのコンボの序盤を除くほぼ全てをパクって、15ヒット全てダブルヒットを付けることに成功し、その報告を蒼魔灯BBSに書き込みました。
その際、筆者はコンボの序盤を以下のようにアレンジしていました。
(Ⓐ□プッシュウォールLv4で階段下へ押す)→❶油タル→(それをⒷ×スプリングフロアLv1で階段上へ跳ね飛ばす)→❷油タル
このとき、Ⓐ□プッシュウォールLv4で押した1ヒット目の❶油タルにはリンクトラップボーナスとして「2Link」が付き、次のⒷ×スプリングフロアLv1で跳ね飛ばした2ヒット目の❷油タルにはリンクトラップボーナスとして「3Link」が付きました。
最初の❶油タルは、Ⓐ□プッシュウォールLv4で1回お手玉するので「2Link」が付き実質Ark倍率は(1.5+0.1=)「1.6倍」として計算され、次の❷油タルにはⒷ×スプリングフロアLv1で更にお手玉するので2Linkからリンク数が1増加して「3Link」が付き実質Ark倍率は(1.5+0.2=)「1.7倍」として計算されている、という訳です。
ここで筆者は閃きました。この「往復させた油タル」を延々と1コンボ中で当て続ければ、いずれ11Linkとなり実質Ark倍率2.5倍の「11Link油タル」を何度でも当て続けられるのではないか?と。
油タルは重複使用可能な仕掛けであり1コンボ中に何度当ててその都度Arkが算出される仕掛けです。また、その当時、筆者はリンクトラップボーナスの仕組みを既に完全に解明出来ていました。
すなわち、トラップをお手玉した回数分だけリンクトラップボーナスの値が増えてその最大値は「11」であり、またArkの算出の際はそのリンクトラップボーナスの値から1を減じた値(つまり最大値は「10」)に「0.1」を乗算した値が実際のArk算出式における「単発Ark倍率」に加算され(つまり最大加算値は「+1.0」)、更にその値は他のテクニカルボーナスとは異なり1ヒット毎の単発ではなく次のヒット以降も持ち越して計算する、ということを。
そして試行錯誤を重ねた結果、Ⓐ□プッシュウォールLv4とⒷ×スプリングフロアLv1の両方にゼロリングを付けることにより、以下に示す定位置(下図の★の位置)に敵が位置していれば、油タルは
Ⓐ□ZプッシュウォールLv4→❶油タルの「2Link」
から始まり、
Ⓑ×ZスプリングフロアLv1→❷油タルで「3Link」、
Ⓐ□ZプッシュウォールLv4→❸油タルで「4Link」、
Ⓑ×ZスプリングフロアLv1→❹油タルで「5Link」、
……
以降同様にコンボを続けることによって、10ヒット目以降の油タルに全て「11Link」が付けられるとの結論に達しました。
なお、研究の結果、Ⓐ□ZプッシュウォールLv4は、3マス飛び出る□ウォール系トラップならば他のトラップでも代替可ですが、2マスしか飛び出ない□ウォール系トラップ(例:□ZプッシュウォールLv3)だと油タルを押し出す速度が遅すぎてコンボが間に合わないので不可であることが分かりました。また、Ⓑ×ZスプリングフロアLv1は、他の×スプリングフロア系トラップでも代替可ですが、×Zスマッシュフロアだけは飛びすぎるので例外的に不可であることも判明しました。
・コンボの改良(暗黒遺跡・守護の階段 6300万Ark)
しかし、上記の方法は何かと問題の多い方法でした。というのも、以下の3つの問題を抱えていたからです。
(1) 与えるダメージが高すぎて、15ヒットまで持ち堪える敵が、途中で無敵状態になった地獄騎士以外に存在しない
(上記の敵の立ち位置では「敵が死亡」していると途中でコンボが途切れてしまうため)
(2) 1ヒット目は「2Link」から始まるため、「11Link」に到達するまで9回も(比較的)低倍率な「リンク付き油タル」を当てねばならない
(3) そもそも、油タルを往復させてお手玉するのに非常にシビアなトラップの起動タイミングが毎回要求される
特に、上記のうち(3)の問題が難題であり、これが為にアイデアの具現化には、筆者は何度も何十度も失敗を重ね続けました。
そのあまりの難易度の高さ故に再現は困難を窮め、取り敢えず思い付いたアイデアだけを、テクモ公式の蒼魔灯BBS以外の某掲示板に書き込んだところ、それを見たロザミー氏はその日のうちに以下のようにコンボを改良されました。
「❶×スプリングフロアLv1→“❷△Zカビン系の繰り返し”」と決めて、油タルの軌道上から外れた位置に敵を足止めしている最中に油タルを(5往復以上)往復させてお手玉して11Linkの状態にし、準備が整ったところで敵に「❸△ZタライLv4」を当てて怒り状態にして敵を油タルの軌道上に誘導し、1ヒット目からいきなり「11Link油タル」を当てる
このような経緯の元で完成したコンボが、ロザミー氏が作成された以下のリンク先(niconico)の動画です。
(動画では△Zタライの代わりに△Sジェノサイドアイを使って敵を誘導しています)
コンボの解説は割愛します。詳細は動画を参照して下さい。当てるトラップと獲得Arkのみを以下に記します。
トラップ | Ark(単発) | Ark(累計) | テクニカルボーナス | |
---|---|---|---|---|
❶ | 油タル(1回目) | 176 Ark | 176 Ark | LONG RANGE & 11Link |
❷ | △SジェノサイドアイLv2 | 663 Ark | 839 Ark | CORE |
❸ | 油タル(2回目) | 4,005 Ark | 4,844 Ark | RAPID CHAIN & LONG RANGE & 11Link |
❹ | 油タル(3回目) | 9,204 Ark | 14,048 Ark | LONG RANGE & 11Link |
❺ | 油タル(4回目) | 29,336 Ark | 43,384 Ark | LONG RANGE & 11Link |
❻ | 油タル(5回目) | 89,153 Ark | 132,537 Ark | LONG RANGE & 11Link |
❼ | 油タル(6回目) | 250,865 Ark | 442,192 Ark | CORE |
❽ | △バラクーダ | 719,111 Ark | 1,114,060 Ark | LONG RANGE & 11Link |
❾ | ×ZクエイクボムLv3 | 958,815 Ark | 2,072,875 Ark | (none) |
❿ | △ZドレイカメンLv4 | 2,584,307 Ark | 4,657,182 Ark | CORE |
⑪ | ×DリフトクローLv4 | 7,445,291 Ark | 12,102,473 Ark | CORE & RAPID CHAIN |
⑫ | □DバズソーLv4(1回目) | 8,176,908 Ark | 20,279,381 Ark | CORE & AERIAL |
⑬ | □DバズソーLv4(2回目) | 13,362,791 Ark | 33,642,172 Ark | CORE & AERIAL & RAPID CHAIN |
⑭ | □DバズソーLv4(3回目) | 14,460,219 Ark | 48,102,391 Ark | CORE & AERIAL & RAPID CHAIN |
⑮ | □DバズソーLv4(4回目) | 15,557,646 Ark | 63,660,037 Ark | CORE & AERIAL & RAPID CHAIN |
・具体例1(工房・倉庫 6800万Ark)
その後年月が経過し、動画サイトが広く一般に普及するようになってから、「サモンキャンセル」と呼ばれるバグ技が発見されました。
その詳細を説明すると、サモンリングを付けたトラップ(△天井トラップが適)を起動して敵を誘導し始めてから実際にトラップが発動するまでの間に、そのトラップをどこかへ再設置するか、または天井/壁/床のうちその起動したトラップと同系列の別のトラップをどこかへ再設置すると、その再設置したマスの範囲内で敵がうろちょろ往復を繰り返し位置が固定され敵が無力化する、という現象です。
サモンリングによる効果を受けつつ、そのトラップの起動をキャンセルすることから、このバグ技は「サモンキャンセル」と広く呼ばれるようになりました。
そしてその後、chiri_tan氏が、この「サモンキャンセル」というバグ技を駆使し、工房・倉庫にて、以下に貼り付けた動画(niconico)のように11Link油タルコンボをアレンジしました。
このコンボにおいて、「サモンキャンセル」の他に特筆すべき点が1つあります。それは、様々な工夫を凝らすことで、シビアなタイミングで油タルを往復させ続けることなく、最終的には□壁トラップの□ZサンダーウォールLv3による押し出しだけで手軽に11Link油タルを作っている、という点です。
この点について図を交えて解説します。
まず、Ⓐ□ZバーサーカーLv4を当てた後、Ⓑ△SジェノサイドアイLv4を起動して敵を誘導し、これが実際に発動する前に同じ箇所にⒷ△SジェノサイドアイLv4を再設置します。すると、サモンキャンセルにより敵は図のⒷのマスで無力化します。
次に、11Link油タルを作るための下準備をします。ここからが少々複雑なところであり、またしばらくシビアなタイミングが続きます。
手始めに、Ⓒ□ZサンダーウォールLv3で油タルを押し出した後(この時点で2Link)、その油タルの置いてある「東隣のマス」に「南向き」に設置しておいたⒹ×ZスプリングフロアLv1を起動し、油タルを南東方向へと飛ばします(この時点で3Link)。
ここで、Ⓓ×ZスプリングフロアLv1の設置位置と設置方向は重要な意味を持ちます。
まず、設置位置がなぜ東隣でなければならないかというと、この位置に設置していればⒸ□ZサンダーウォールLv3の押し出しにより速やかに×スプリングフロアが破壊され、直ちに×床トラップが再設置可能になるからです。この後油タルが壁へ到達し破壊される前に、もう一度同じ×床トラップであるⒺ×ZスプリングフロアLv1で油タルを移動させる必要があるためです。
また、設置方向がなぜ南向きでないといけないかというと、南向き以外の方向へ飛ばしたのでは、油タルが吹き飛んだ後の転がる速度が速すぎて×Zスプリングフロアが再設置後に起動可能になる前に油タルが壁にぶち当たり破壊され、11Link油タル作りが失敗してしまうからです。
なお、×床トラップが再設置可能になったら、速やかにⒺ×ZスプリングフロアLv1を図のⒺのマスに西向きに再設置する必要があります。
その次に、西向きに設置したⒺ×ZスプリングフロアLv1を、油タルが上図の★に到達した辺りで起動して2階へ跳ね飛ばします(この時点で4Link)。その直後の辺りで□壁トラップのチャージが再開されるので、最速で、Ⓕ□ZサンダーウォールLv3を図のⒻの位置に再設置し、チャージが完了し次第またもや最速でこのⒻ□ZサンダーウォールLv3を起動し、油タルを押し戻します(この時点で5Link)。
このⒻ□ZサンダーウォールLv3の設置と起動は可能な限り急がねばなりません。少しでも遅れると、油タルは壁にぶち当たり破壊され、11Link油タルの作成は失敗します。
その後、×床トラップが再設置可能になったら、最速で図のⒼの位置に北向きにⒼ×ZスプリングフロアLv1を再設置し、油タルがⒼのマスに到達した時点で(ほぼ最速)このⒼ×ZスプリングフロアLv1を起動して油タルを北向きに飛ばします(この時点で6Link)。
その後は、□壁トラップが再設置可能になったら、最速で図のⒽの位置にⒽ□ZサンダーウォールLv3を再設置し、チャージが溜まり次第これまた最速でこのⒽ□ZサンダーウォールLv3を起動して、油タルを押し戻します(この時点で7Link)。ここが最も難しい箇所です。なお、目安として、これが最速で再設置できた場合は、起動可能になる時点での油タルの到達位置は概ね図の★の位置となります。壁にぶつかるギリギリのところです。
以降は、階段を2マス分上ったところで移動方向を反転させて下って壁の方向へと転がり戻るので、少なくともあと4回Ⓗ□ZサンダーウォールLv3を使って油タルを押し転がし続けます。以上で11Link油タルの完成です。
あとは、Ⓑのマスでうろちょろして無力化している敵が北方向を向いている段階で△ボタンを押してⒷ△SジェノサイドアイLv4を起動して後そのままにし、敵がそのまま北方向を向いている状態でⒷ△SジェノサイドアイLv4を発動させ被せて北方向へ2マス歩かせ、11Link油タルが転がっている軌道の範囲内に移動させて1ヒット目の❶油タルを当てれば、11Link油タルスタートのコンボの開始と相成ります。
以降のコンボの解説は割愛します。詳細は動画を参照して下さい。当てるトラップと獲得Arkのみを以下に記します。
トラップ | Ark(単発) | Ark(累計) | テクニカルボーナス | |
---|---|---|---|---|
❶ | △SジェノサイドアイLv4 | 206 Ark | 206 Ark | CORE & COUNTER |
❷ | 油タル(1回目) | 1,421 Ark | 1,627 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❸ | 油タル(2回目) | 5,813 Ark | 7,440 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❹ | ×デルタホース | 8,705 Ark | 16,145 Ark | CORE |
❺ | 油タル(3回目) | 42,798 Ark | 58,943 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❻ | 油タル(4回目) | 132,384 Ark | 191,327 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❼ | △バラクーダ | 250,865 Ark | 442,192 Ark | CORE |
❽ | 油タル(5回目) | 729,925 Ark | 1,172,117 Ark | LONG RANGE & 11Link |
❾ | ×Zスプリングフロア | 958,380 Ark | 2,130,497 Ark | CORE & RAPID CHAIN |
❿ | 油タル(6回目) | 6,107,472 Ark | 8,237,969 Ark | AERIAL & RAPID CHAIN & LONG RANGE & 11Link |
⑪ | 油タル(7回目) | 7,582,279 Ark | 15,820,248 Ark | 11Link |
⑫ | □ZサンダーウォールLv3 | 15,464,760 Ark | 31,285,008 Ark | CORE & RAPID CHAIN |
⑬ | 油タル(8回目) | 11,578,814 Ark | 42,863,822 Ark | LONG RANGE & 11Link |
⑭ | ×ZスレイブクローLv4 | 10,171,043 Ark | 53,034,865 Ark | CORE |
⑮ | △トゥームストーン | 15,566,721 Ark | 68,601,586 Ark | CORE |
※動画内では△トゥームストーンの使い方が間違っています。△トゥームストーンは15ヒット目に据えるトラップではありません。
・具体例2(工房・倉庫 1億Ark)
上記のchiri_tan氏のコンボを改良し、×床トラップの×グラビトンが当ててもトラップヒットにカウントされないバグを利用して、ヒット数を無駄に増やすことなく連続で9回11Link油タルを当てることで、合計1億Ark以上を稼ぎ出すことを可能としたコンボを、後にYUI氏が開発されました。
(このコンボは2011年まではニコニコ動画で閲覧可能でしたが、既に削除されており現在は閲覧できません)
この具体例2のコンボの解説をします。まず、11Link油タルを作る前の準備として「サモンキャンセル」を行います。上図に示すように、Ⓐ□マグネットウォールLv1を階段上の2段目(位置重要!)で当て、次にⒾ×ZグラビトンLv2で敵を足止めし、その次にⒷ△SクレーンLv3を起動して敵を誘導した後、それが実際に発動する前に同じ箇所である❶のマスに❶△バラクーダを設置してサモンキャンセルを発生させ、敵を❶のマスで無力化させます。
(サモンキャンセルを実行する開始位置Ⓑが、具体例1と異なります。)
その後、具体例1と全く同じ手順を経て、11Link油タルを作成します。各トラップ(Ⓒ~Ⓗ)の設置位置は上図の通りです。各トラップの起動タイミングも具体例1と全く同様です。但し、□壁トラップの□ZサンダーウォールLv3の代わりに「□ZバンパイアウォールLv1」を、×床トラップの×ZスプリングフロアLv1の代わりに「×ZスパークフロアLv4」を用います。トラップは変わりますが、油タルの移動速度や飛距離は具体例1と全く同じになります。
11Link油タルの準備が整ったら、早速これを当てます。まず最初に、適当なタイミングでこの❶△バラクーダを敵に被せます(1ヒット目、単発 187 Ark)。その際、サモンキャンセルにより敵は北方向と南方向を交互に向いてそのマス上で延々と往復し続けているので、❶△バラクーダを敵に被せることにより、敵は北向きか南向きかの何れかの方向へと走り出します。運良く北方向へと走ってくれたら成功。逆に、南方向へと走ってしまったのなら、△バラクーダの効果終了後、もう一度やり直して再度❶△バラクーダを被せ直す必要があります。
この間も、□壁トラップのⒽ□ZバンパイアウォールLv1のチャージが溜まり次第速攻でこれを起動する作業を延々と続け、油タルを11Linkの状態を保たせます。
❶△バラクーダを被せて敵を北向きに移動させたのであれば、図の⑪の位置で勝手に❷油タル(11Link)がヒットします(2ヒット目、単発 1,687 Ark、累計 1,874 Ark、CORE & LONG RANGE)。
最初の❷油タルヒット後、△天井トラップを⑪△CカビンLv4に付け替え、ヒットから0.5秒後ぐらい経過したところでⒾ×ZグラビトンLv2を起動し、敵を足止めします。ここで、Ⓘ×Zグラビトンのレベルは「Lv2」でなければいけません。拘束4秒である必要がある(Lv3以上の「拘束5秒」だと都合が悪い)のと、効果範囲を「3×3マス」にする必要がある(Lv1だと効果範囲は「1マス」になり都合が悪い)からです。
蒼魔灯トップページのワンポイントアドバイスでも紹介していますが、×グラビトンの性質についてここでも簡単に触れましょう。×バキュームフロア系トラップ・カオスエンブレムのトラップである×グラビトンには、当ててもヒットカウンタ数が増えないというバグがあります。しかし、×グラビトンの効果が持続している間は、敵が生きていようが死んでいようが、コンボはなおも持続するという特徴も併せ持っています。今回の具体例2と、後述する具体例3では、このバグを徹底的に活用します。
つまり、❷油タルの直後にⒾ×ZグラビトンLv2を当てることで、
❶△バラクーダ→❷油タル→Ⓘ×ZグラビトンLv2→❸油タル→Ⓘ×ZグラビトンLv2→❹油タル→(以降同様)といったように、Ⓘ×ZグラビトンLv2を使って敵を足止めすることで、Ⓘ×ZグラビトンLv2のヒットはArkの算出時にカウントされず、Arkの計算の際には「2ヒット目の❷油タル以降は、連続して11Link油タルをヒットさせている」と見做されてArkの算出が行われます。ここがこのコンボにおける最大の肝となるところです。
❷油タル~❿油タルの間の獲得Arkは以下の通りとなります。
・❷油タル(1回目):単発 1,687 Ark、累計 1,874 Ark (CORE & LONG RANGE & 11Link:以下同様)
・❸油タル(2回目):単発 6,679 Ark、累計 8,553 Ark
・❹油タル(3回目):単発 22,851 Ark、累計 31,404 Ark
・❺油タル(4回目):単発 72,509 Ark、累計 103,913 Ark
・❻油タル(5回目):単発 219,726 Ark、累計 323,639 Ark
・❼油タル(6回目):単発 645,446 Ark、累計 969,085 Ark
・❽油タル(7回目):単発 1,853,942 Ark、累計 2,823,027 Ark
・❾油タル(8回目):単発 5,235,669 Ark、累計 8,058,696 Ark
・❿油タル(9回目):単発 14,591,209 Ark、累計 22,649,905 Ark
このように、獲得Arkは10ヒット目の時点で既にカンスト(16,777,216 Ark)寸前の値まで到達しています。これこそが11Link油タルの真の力です。
そして、ここから累計1億Arkを達成するには、カンストすれすれの数値を残り5回連続してもぎ取らねばなりません。
現在この動画はどの動画投稿サイトにもアップロードされていないため、以降も解説を続けます。
9回目の11Link油タルである❿油タルを以て、延々と続いた油タルループを終わらせます。そのヒット直前に上図の⑭の位置に⑭×ZライジングフロアLv2(レベル重要! Ark×1.4)を設置し、❿油タルのヒット直後に⑪△CカビンLv4を起動して敵に被せます(11ヒット目、単発16,529,103 Ark、累計 39,179,008 Ark)。この⑪△CカビンLv4を被った敵は、東方向(階段を降りる方向)へ移動します。
その後、□壁トラップのチャージが再開されたら、図の⑫の位置に⑫□ZライジングボールLv3(レベル重要! Ark×1.3)を設置し、レイナ(主人公)を⑭のマスの中央に立たせつつコントローラーのL2ボタンを押して視点変更し、敵の移動に伴いレイナの立ち位置がずれる現象を抑止できる状態を保ちます(この操作は、鉄の処女に敵を閉じ込めて9回連続でヒットさせる手法の応用です)。
その後、敵が東に2マス進み、レイナが敵の進路を妨害するようになった頃に、⑫□ZライジングボールLv3をコアヒット&ロングレンジヒット狙いで起動し、ボールが13のマスの2マス手前(上図の★のマス)まで転がり迫ってきたところでコントローラーのL2ボタンを放して進路妨害を解除し、⑫□ZライジングボールLv3にコアヒットが付くように仕向けて敵に当てます(12ヒット目、単発 16,559,197 Ark、累計 55,738,205 Ark)。
2段ヒットするトラップにおいて、落下による着地の時点での2段目のヒット時点の獲得Arkには、落下前に途中でトラップを付け替えたのであれば、その付け替え後のダメージとArk倍率が適用されます。つまり、打ち上げた時に⑫□ZライジングボールLv3を装備していても、その落下前に⑬□マグネットウォールLv1に装備を付け替えたのであれば、2段目のヒットの着地の時点での獲得Arkは、打ち上げた時に装備していた□ZライジングボールLv3(Dmg 25、Ark×1.3)ではなく、後で設置した⑬□マグネットウォールLv1のダメージ(0 Dmg)とArk倍率(1.0倍)の方で算出されます。(13ヒット目、単発 16,559,197 Ark、累計 72,297,402 Ark)
ここで、□マグネットウォールLv1のArk倍率は「1.0倍」であり、テクニカルボーナスも12ヒット目と同様にコアヒットと通常の方法では付き得ない「ロングレンジヒット」が付くので、13ヒット目と全く同じArkが獲得できます。
□ライジングボールはヒットからチャージ再開までの間隔が短く、宙に浮いている最中の早い段階で□壁トラップが再設置可能になるため、通常であれば着地を待ってから再設置をしないと後発の壁トラップが重複扱いされ0Arkとなってしまう危険性を孕んでいますが(故に通常であれば着地後に□壁トラップを再設置しないといけない)、ここでは敢えてその逆を狙い、カンストぎりぎりの単発獲得Arkであった13ヒット目と全く同じ数値を14ヒット目でも獲得できるように仕向けています。
13ヒット目まで完了した後、⑭×ZライジングフロアLv2を当て、天井に打ち上げた時点で14ヒット完了。(14ヒット目、単発 15,048,240 Ark、累計 87,345,642 Ark)
その後、着地寸前に×床トラップが再設置可能になるので、急いで上図の⑮の位置に⑮×ZスパークフロアLv4を設置し、ラストの15ヒット目にコアヒット&「ロングレンジヒット」を付けます。(15ヒット目、単発 16,473,261 Ark、累計 103,818,973 Ark、1億Ark達成!)
当てるトラップと獲得Arkをもう一度おさらいしておきましょう。
トラップ | Ark(単発) | Ark(累計) | テクニカルボーナス | |
---|---|---|---|---|
❶ | △バラクーダ | 187 Ark | 187 Ark | CORE |
❷ | 油タル(1回目) | 1,687 Ark | 1,874 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❸ | 油タル(2回目) | 6,679 Ark | 8,553 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❹ | 油タル(3回目) | 22,851 Ark | 31,404 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❺ | 油タル(4回目) | 72,509 Ark | 103,913 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❻ | 油タル(5回目) | 219,726 Ark | 323,639 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❼ | 油タル(6回目) | 645,446 Ark | 969,085 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❽ | 油タル(7回目) | 1,853,942 Ark | 2,823,027 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❾ | 油タル(8回目) | 5,235,669 Ark | 8,058,696 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❿ | 油タル(9回目) | 14,591,209 Ark | 22,649,905 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
⑪ | △CカビンLv4 | 16,529,103 Ark | 39,179,008 Ark | CORE |
⑫ | □ZライジングボールLv3 | 16,559,197 Ark | 55,738,205 Ark | CORE & LONG RANGE |
⑬ | □マグネットウォールLv1 | 16,559,197 Ark | 72,297,402 Ark | CORE & LONG RANGE |
⑭ | ×ZライジングフロアLv2 | 15,048,240 Ark | 87,345,642 Ark | CORE & AERIAL |
⑮ | ×ZスパークフロアLv4 | 16,473,261 Ark | 103,818,973 Ark | CORE & LONG RANGE |
以上が、YUI氏が開発に成功した、11Link油タルを用いた工房・倉庫での1億Arkコンボの詳細となります。難易度はかなり高めなので、再現には相当な困難を伴うことでしょう。
・具体例3(暗黒遺跡・守護の階段 1億Ark)
上記の具体例2で紹介した11Link油タルの作成方法は、暗黒遺跡・守護の階段でも応用可能です。それを証明したのが、再び登場するYUI氏です。
この具体例3のコンボの動画のリンクは外部からは非公開です。奈落blogからリンクを辿って動画(YouTube)をご覧下さい。(但し動画では11Link油タルが出来るまでの操作は収録されていません)
まずは、暗黒遺跡・守護の階段でも、具体例2と同様に、筆者の考案した原案のようにシビアなタイミングに終始縛られ続けることなく、□ZプッシュウォールLv1をチャージが溜まり次第起動するといった簡単な操作だけで、油タルに手軽に11Linkが付けられるようになるまでの、その下準備の段階から解説します。11Linkを付けた以降のコンボは簡単かつ単純明快なのですが、それまでに要する下準備は難易度が異常なまでに高く再現にはかなりの練習を要するので、覚悟が必要です。
なお、対象となる敵は、第21話のギガアーム・デスマスク(HP:300、DEF:5)です。
まず、敵が2階か3階に位置し、レイナが1階で待機している状態を作り出します。そして、レイナを上図の★の位置の立たせ、敵が2階から階段を降りようとしているところで、図のⒹのマスに到達するよりも前にⒶ×ZグラビトンLv2を起動します。ここで、Ⓐ×ZグラビトンLv2の起動タイミングは敵がⒹのマスに到達するよりも前でなければいけません。理由は後述します。
その後、Ⓐ×ZグラビトンLv2による拘束(4秒)が解けて×床トラップのチャージが再開された辺りのタイミングで、ⒷⒸ□ZライジングボールLv4を当て、敵(デスマスク)に50 Dmg(25Dmg×2段ヒット)を与えます。ここでダメージを与える理由は、後で△トゥームストーンを当てる際のHP調整のためです。
そして、レイナを図の★のマス(階段の2段目)の中央に立たせた後、一旦コンボを途切れさせます。
それから、敵が起き上がった頃合いを見計らってⒹ△SカビンLv4を起動し、それが実際に発動して落下してくるよりも前に同じ箇所に❶△バラクーダを設置し、サモンキャンセルを実行して敵を無力化させます。これでコンボの下準備の第1段階の完了です。
ここで、Ⓐ×ZグラビトンLv2の起動タイミングが敵がⒹのマスに到達するよりも前とした理由を説明します。それは、×グラビトンの効果範囲が階段の段差の影響を受けるためです。その詳細について見て行きましょう。
×グラビトンLv2の効果範囲は3×3マスですが、階段上に設置した場合は、その効果範囲が若干変化します。×グラビトンLv2を設置したマスの中央から、階段の1段分上方までしか、その効果は及ばないのです。
(一方で、下方にはこのような段差の制限は受けず、通常通り隣のマスの端までが効果範囲となります。)
つまり、Ⓐ×ZグラビトンLv2を予め起動しておいてから、敵を誘導してⒶ×ZグラビトンLv2の上方の効果範囲である階段の1段分上方の地点へ向かって歩かせることにより、敵はその「階段の1段分上方の地点」、言い換えるとⒹのマスの中央で、初めて×グラビトンLv2の効果を喰らって、その位置で停止します。つまりこの部分は何を目的にしていたのかというと、敵をⒹのマスの中央の位置へ誘導したかった、というわけです。
その後、レイナを★のマスの中心へと移動させ、敵とレイナの位置関係が階段上の同じ高さになるように仕向けます。
さて、なぜこのような複雑な操作を経てサモンキャンセルを実行せねばならなかったのか。その理由は、サモンキャンセルにより敵が1マス内で往復して無力化した際、その移動方向が、「東西方向」でなければ、その後のコンボを始めるのに都合が悪いからです。そのコンボの始め方については後ほど詳しく述べますが、もしこれが何も考えずにただ敵が階段を降りてきたところを狙ってサモンキャンセルしたとすると、無力化した際の往復する移動方向が「南北方向」、つまり階段を登り降りする方向へとなってしまいます。詳細は後述しますが、これでは都合が悪いのです。だからここでは、敵が「東西方向」へと動くように仕向けるために、面倒な下準備を必要とするのです。
敵が無力化したら、早速11Link油タルを作ります。まず、Ⓔ□ZプッシュウォールLv1を起動して油タルを押し転がし(この時点で2Link)、その転がった油タルを、西向きに設置したⒻ×ZスパークフロアLv4を当てることで飛ばして(この時点で3Link)、油タルの進行方向を北西方向へと変更させます。
このⒻ×ZスパークフロアLv4の起動は、なるべくぎりぎり遅くまで粘ります。具体的には、転がっている油タルの中心位置がⒻのマスの境界線付近まで到達した時点まで待ってから、Ⓕ×ZスパークフロアLv4を起動します。ここでⒻ×ZスパークフロアLv4の起動をぎりぎりまで粘る理由は、後述するⒽZプッシュウォールLv1が油タルを押し戻すのに間に合うようにするためです。
Ⓕ×ZスパークフロアLv4は、2マス飛び出たⒺ□ZプッシュウォールLv1により破壊され、すぐに×床トラップの再設置が可能な状態となります。そこで、×床トラップのチャージが再開したら慌てずに上図のⒼの位置に
南向きにⒼ×ZスパークフロアLv4を設置し直します。(要求される設置タイミングは緩やかです。)
次に、油タルがⒼのマスの2マス~2マス半手前まで転がった時点でようやく□壁トラップのチャージが再開されるので、○ボタンを押してキャンプモードを呼び出した後、×ボタン→○ボタンの順に素早く押し(右手親指を滑らせるのがベター)、コマ送りをして、□壁トラップのチャージが再開された瞬間に最速でⒽの位置にⒽ□プッシュウォールLv1を設置し直します。ここでの再設置のタイミングは、少しでも遅れるとこの後で油タルを押し戻そうとする際に間に合わず、壁に油タルがぶつかり破壊されコンボが失敗してしまうため、重要なポイントです。気を抜かないよう細心の注意を払って下さい。
この□プッシュウォールは、後ほど油タルを延々と押し戻すのに使いますが、最初の用途だけは異なります。Ⓖ×ZスパークフロアLv4を破壊する為だけに使うのです。
そして、油タルがⒼのマスの1マス手前まで到達した時点で、Ⓖ×ZスパークフロアLv4を起動して油タルを南方向へと跳ね飛ばします(この時点で4Link)。ここでの起動タイミングは、早すぎると詳細は後述しますがこの後コンボが失敗に終わり、遅すぎるとこの時点で油タルが壁にぶつかりこれまたコンボが失敗してしまいます。故にここも気が抜けません。
そして、Ⓖ×ZスパークフロアLv4を起動してから0.3秒以内に、Ⓗ□プッシュウォールLv1をカラ発動して、Ⓖ×ZスパークフロアLv4を破壊します。詳細は後述しますが、ここでの起動タイミングが少しでも遅れると、この後コンボが失敗に終わります。□壁トラップのチャージ再開までの時間は、意外と長時間を要するからです。故にここも気が抜けません。この辺りの一連の流れは終始緊張感を持続させて挑まねばなりません。
Ⓗ□プッシュウォールLv1をカラ発動してⒼ×ZスパークフロアLv4を破壊したら、×床トラップのチャージ再開後、適当なタイミングで上図のⒾの位置に北向きにⒾ×ZスパークフロアLv4を再設置し、なるべくぎりぎりまで粘ってからこれを起動します(この時点で5Link)。具体的には、Ⓘのマスの1マス手前まで到達した時点がタイムリミットです。もしここで起動が早すぎると、次なるⒽ□プッシュウォールLv1による油タルの押し出しが間に合わず、油タルは壁にぶつかり破壊されてしまいます。しかし、かといって起動が遅すぎると、今度油タルを跳ね飛ばす前に壁にぶつかり油タルは破壊され、コンボは失敗に終わってしまいます。
故に、ここの起動タイミングも、コンボの成否を分ける重要なポイントです。まだまだ気を抜いてはいけません。
上記の起動タイミング(特に□プッシュウォールLv1)を遵守していれば、2回目以降のⒽ□プッシュウォールLv1の起動による油タルの押し戻しは、ぎりぎりですが間に合います(この時点で6Link)。しかし、途中で僅かでも遅れると、たったの0.1秒であっても、油タルの押し戻しは間に合いません。故に、コンボ失敗と相成ります。
あとは、油タルに11Linkを付けるために、あと少なくとも5回、□ZプッシュウォールLv1で油タルを押し戻す必要がありますが、ここまでくれば難所は全て乗り切ったも同然。残りの作業は比較的容易です。
油タルが11Linkになり準備万端となったら、コンボを開始します。まず、❶△バラクーダを敵に被せ、敵を西方向に走らせます。つまり、この❶△バラクーダで、階段上を転がっている油タルの軌道上へと敵を移動させる、というわけです。
ここでサモンキャンセルをした際の敵の向きが重要になります。もし事前に何の考えもなしにサモンキャンセルを行って上述したように敵を「南北方向」、つまり階段を登り降りする方向へと移動させていたとした場合、この❶△バラクーダを被せても敵が階段上を転がっている油タルの軌道上へと敵が移動してくれません。階段を真っ直ぐ降りるか登るかするだけです。これではまずいのです。だからこそ、事前に上述したような周到な下準備を要したのです。
もしこの❶△バラクーダで敵が東向きに走ってしまったら、ご愁傷様。もう一度ミッションの最初からやり直す必要があります。
あとは「(Ⓗ□ZプッシュウォールLv1)→11Link油タル→Ⓙ×ZグラビトンLv2」を繰り返すだけです。但し、ここでは5ヒット目の❺△トゥームストーンでトドメを刺し(HPをゼロにし)、Ark倍率を(2.0倍の2倍の)4.0倍にする必要があります。ここで事前にHPを50削った意味が活きてきます。HP調整を行ってHPを「250」である状態からコンボを始めておいたので、4ヒット目の❹油タルを当てた時点での累積Dmgが「240」でまだ生存していて、5ヒット目の❺△トゥームストーンを当てた時点での累積Dmgが「253」となりこの一撃で死亡するので、めでたく❺△トゥームストーンのArk倍率は4.0倍となります。
以降のコンボの解説は割愛します。詳細はリンク先の動画を参照して下さい。当てるトラップと累積Dmg・獲得Arkのみを以下に記します。
トラップ | 累積 Dmg | Ark(単発) | Ark(累計) | テクニカルボーナス | |
---|---|---|---|---|---|
❶ | △バラクーダ | 45 | 168 Ark | 168 Ark | CORE |
❷ | 油タル(1回目) | 110 | 1,546 Ark | 1,714 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❸ | 油タル(2回目) | 175 | 6,152 Ark | 7,866 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❹ | 油タル(3回目) | 240 | 21,093 Ark | 28,959 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❺ | △トゥームストーン | 253 (死亡) | 59,296 Ark | 88,255 Ark | CORE ※Ark倍率は4.0倍 |
❻ | 油タル(4回目) | 318 | 279,492 Ark | 367,747 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❼ | 油タル(5回目) | 383 | 841,552 Ark | 1,209,299 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❽ | 油タル(6回目) | 448 | 2,460.937 Ark | 3,670,236 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❾ | 油タル(7回目) | 513 | 7,044,982 Ark | 10,715,218 Ark | CORE & LONG RANGE & 11Link |
❿ | ×ZクエイクボムLv4 | 513 | 14,777,948 Ark | 25,493,166 Ark | CORE & LONG RANGE |
⑪ | △SカビンLv4 | 513 | 16,748,341 Ark | 42,241,507 Ark | CORE |
⑫ | □ZプッシュウォールLv1 | 514 | 15,844,346 Ark | 58,085,853 Ark | CORE & RAPID CHAIN |
⑬ | ×ZスパークフロアLv4 | 553 | 13,573,997 Ark | 71,659,850 Ark | CORE |
⑭ | ×ZライジングボールLv4 | 578 | 16,212,991 Ark | 87,872,841 Ark | CORE & LONG RANGE |
⑮ | ×ZローリングボムLv3 | 651 | 16,411,612 Ark | 104,284,453 Ark | CORE |
以上が、YUI氏が開発に成功した、11Link油タルを用いた暗黒遺跡・守護の階段での1億Arkコンボの詳細となります。これもまた具体例2と同じく難易度はかなり高めなので、再現には相当な困難を伴うことでしょう。