補遺 ペンデュラムの性質

ペンデュラムの性質
ペンデュラムの利用法
×スプリングフロアを用いた場合
×スマッシュフロアを用いた場合

ここでは、ペンデュラムの性質とその利用法について解説いたします。


ペンデュラムの性質

第1章でも簡単に触れましたが、ペンデュラムはコア&エリアルを同時に成立させることが可能なトラップではあるものの、その同時成立にはシビアなタイミングが要求されます。具体的には、ペンデュラムの前に当てるトラップの起動タイミングがたったの0.1秒ずれただけでも、コアヒットが付かなくなってしまいます。
しかし、ペンデュラムは、西の森の館、王宮、地下遺跡の3つのステージ全てに存在する唯一の仕掛けです。言ってみれば、仕掛けの中で最もポピュラーな部類に入ります。これを利用しない手はありません。
そこで、以下では、ペンデュラムの性質と、その有効な利用法について解説いたします。

ペンデュラムの当たり判定

【図】ペンデュラムの当たり判定

さて、ペンデュラムの当たり判定の幅は、人間の当たり判定を厚みのない「点」とみなした場合、上図に示すように僅か0.25ブロックの幅しかありません。また、ペンデュラムが振れる際の振幅は、同図に示すように、4マスです。

従って、ペンデュラムの当たり判定は、地平面上で見た場合、

縦9ブロック × 横0.25ブロック
という細長い棒状の領域の中を動いているということになります。


ペンデュラムの利用法

さて、ペンデュラムに当てるにはどうすれば良いのか?
上記のような狭い当たり判定の領域の中に敵を放り込み、なおかつコア&エリアルの2種類のテクニカルボーナスを同時に付けたいのであれば、使用するトラップは自ずと限られてきます。
……などと勿体ぶって書いていますが、もう既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
位置補正の効果のある×スプリングフロア(or×スマッシュフロア)を利用する。これが結論となります。

しかし、ただ漫然と×スプリングフロア(or×スマッシュフロア)を使ったのでは、コア&エリアルどころか、当てることすらままなりません。
そこで、以下では、必ず当てられ、なおかつ必ずコア&エリアルのテクニカルボーナス2種類同時付加を成立させることのできる起動タイミングを紹介いたします。

ペンデュラムのあるマス(トラップが設置不能なマス)を基準に取り、そこから何マス離れているかによって、ベストな起動タイミングは変化します。
ここでお断りしておきますと、以下では×スプリングフロア(×スマッシュフロア)により飛ばす方向は、ペンデュラムが振れる方向と同じ方向、または振れる方向と反対の方向に限定することとします。
これ以外の場合、すなわちペンデュラムが振れる方向と垂直な方向から飛ばした場合は、当てるだけでも至難の業ですし、ましてやコア&エリアルを付けるとなると事実上不可能だからです。


(1)×スプリングフロアを用いた場合

次の2つのパターンについては、解析が完了しています。
・ペンデュラムが設置されたマスから2マス離れたマスから起動する場合
・ペンデュラムが設置されたマスから3マス離れたマスから起動する場合

その解析結果は、以下に示す表の通りとなります。

距離参照図位置取り(注1)振れる方向なす角(注2)
2マス先図A同じ側飛ばす方向と同一70°
3マス先図B同じ側飛ばす方向と同一85°
 

この表に示したタイミングで×ボタンを押すことができれば、必ずペンデュラムにコア&エリアルが付きます。

2マス先から×スプリングフロア

【図A】2マス先から×スプリングフロア

3マス先から×スプリングフロア

【図B】3マス先から×スプリングフロア

(注1)位置取り:
×スプリングフロア(×スマッシュフロア)を設置したマスが、ペンデュラムが設置されたマスを基準としてペンデュラムの現在位置と同じ側にあるか、あるいはペンデュラムの現在位置と反対側にあるか
(注2)なす角:
地面と垂直な方向とペンデュラムの鎖とのなす角(最大90°)、数値の誤差は±2°以内


(2)×スマッシュフロアを用いた場合

次の4つのパターンについては、解析が完了しています。
・ペンデュラムが設置されたマスから2マス離れたマスから起動する場合
・ペンデュラムが設置されたマスから3マス離れたマスから起動する場合
・ペンデュラムが設置されたマスから4マス離れたマスから起動する場合
・ペンデュラムが設置されたマスから5マス離れたマスから起動する場合

その解析結果は、以下に示す表の通りとなります。

距離参照図位置取り(注1)振れる方向なす角(注2)
2マス先図C反対側飛ばす方向と同一85°
3マス先図D反対側飛ばす方向と同一75°
4マス先図E反対側飛ばす方向と同一55°
5マス先図F反対側飛ばす方向と反対50°
 

この表に示したタイミングで×ボタンを押すことができれば、必ずペンデュラムにコア&エリアルが付きます。

2マス先から×スマッシュフロア

【図C】2マス先から×スマッシュフロア

3マス先から×スマッシュフロア

【図D】3マス先から×スマッシュフロア

4マス先から×スマッシュフロア

【図E】4マス先から×スマッシュフロア

5マス先から×スマッシュフロア

【図F】5マス先から×スマッシュフロア

なお、上記以外の場合については、飛ばしてもペンデュラムには届かなかったり(×スプリングフロアで4マス先から or ×スマッシュフロアで6マス以上先から が該当)、狙いを定めている間に地上で直接ペンデュラムがヒットしたりする(ペンデュラムの1マス先が該当)ので、除外しています。


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