エフェソス(セルジュク)

エーゲ海に面した現在セルジュクと呼ばれる街であるが、ローマ時代にはエーゲ海と地中海の中で最大の港町であった。

聖母マリア教会聖母マリア教会

 イエスキリストが十字架にかかった後、聖母マリアが余生を送った家の跡に建てられた教会である。この家の存在は19世紀にドイツの修道女の夢にマリア様が立たれて告げられたとの話をもとに、その後の調査によって遺構が発見されたものである。教会の壁の一部は家の壁そのものを利用しているそうだ。今はキリスト教徒の巡礼の地としても有名である。

エフェソス遺跡

古代の港町に作られた都市国家の遺跡である。街の中にはローマ風呂があり、外から入ってきたものから街を衛生的に保ったり、祭壇や国会議事堂としても使われた音楽堂(オデオン)、最盛期に世界で第3位となった図書館もあった。また、バザール(市場)や当時の高級住宅街の中庭のモザイクなども発見されている。また、巨大な円形劇場もあり、たまたま訪れていた韓国からのツアーの人たちの唄う「アリラン」がきれいに響きわたっていた。さらには図書館の隣には売春宿もあり、その目印となる石碑までが残されていた。当時も男の考えることは同じだったのね.....

図書館跡 円形劇場 ローマ風呂跡
高級住宅街の遺跡
(手前はモザイクタイルの中庭)
トイレの遺跡 この足型より大きければ
売春宿に入れる

「トルコの旅」目次へ戻る