Barcelona(バルセロナ)

 フランス国境に近い地中海沿岸のカタルーニャ地方の中心都市である。天候にも恵まれ、2月だというのに気温が21℃もあったもんだから、昼間はコート要らず(さすがに夜は冷えた)。
#現地のガイドさんもこれは異常だって。

ルセロナといえば、オリンピック開催地として有名というのもあるけど、街中あちこちにある「アントニオ・ガウディー」の建築物がやはり一番のたのしみである。

街で見られるガウディーの建築物は、市街中心に近い「カタルーニャ広場」から北へ伸びるグラシア通り沿いにも見られる。もうすっかり見慣れた、彫刻の凝った柱で角張った茶色の建物のあいだに、突如として、壁そのものが曲線で作られ、青や紫といった独特の色使い、不思議なオブジェのついた煙突(?)の建物がごくふつうにあり、建物の写真でも見て、前もって知ってないと通り過ぎてしまうほど、街に溶け込んでいるのだ。グラシア通りを北に10分ほど上っていくと、左手に「バトリォ邸(Casa Batllo)」、そこからさらに10分ほど上っていくと、右手に「ミラ邸(Casa Mila)」がある。

 ミラ邸はガウディーの記念館にもなっていて、ガウディーの建築物の骨組み模型とかが展示されている。どれも訳あっての構造らしいが、四角い構造になれてしまっていると、やっぱり奇妙だ。屋上に上がると、奇妙な作りの「煙突」がニョキニョキ立っている。中には、どうみても「人面煙突」と思しきもの多数あり。屋上からはあの「サグラダ・ファミリア」もしっかり見える。
しかしながら、ミラ邸の入館料のシステムがよくわからんかった。基本コースの「(A)記念館と屋上」を見るのに600pts、さらに「(B)ガウディーのいた部屋」とかいうのをさらに400ptsで計1000ptsで見られるというので、両方セットで買ったのだが、(B)の方は、場所もよくわからず、時間終了で入れない場所があって(ここじゃないのか)、理由とかを聞こうにも、スペイン語がわからんので、結局見れずじまいだった。

市街をちょっと離れたところに、「グエル公園」がある。独特の形をした柱が並ぶ歩道や、タイル張りの曲線形のベンチ、童話に出てきそうな門番の館など、興味深い。

なかでも、バルセロナ最大の観光スポットである「聖家族教会(サグラダ・ファミリア)」は、日本人もいっぱいいた。トレードマークとなる4本の塔が100メートル以上の高さなので、間近で見上げると首がいたくなるほどである。いまだに建設中ということで、内部では石を削ったり、粉塵が舞ったりであった。しかし、2000年末に「生誕の門」が完成したばかりとのことで、できたてホヤホヤを目にすることができたのはうれしい。天使などが、他の部分より白いのでわかる。塔の中央部分までは登れる(エレベーター200pts)ので上ってみると、塔の先端部分がよく見える。十字架をモチーフにした?ものと、オレンジの塊のようなものがあり、オレンジは日本人の彫刻家の製作とのこと。また上からはバルセロナ市街もよく見渡せる(やや霞がかかっていてはっきり見えなかったのが残念)。ただ、通路がひじょうに狭くて、すれ違うのがやっとだったのと、塔の部分は狭いらせん階段で、塔の中央部は下まで筒抜けなので下をみると怖い。

まだ工事中 生誕の門のオブジェ

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