祉国家スウェーデンのあれこれ(代筆:かみさん)

 北欧、特にスウェーデンは社会福祉がとても充実しているという印象が昔からあった。私は高校生のころから一度は是非スウェーデンを訪れてみたいと思っており、今回やっと実現したわけである。そのあこがれの国スウェーデンの現実は.....

エレベーター  左はストックホルム中央駅での車イス用のエレベーター。ボタンを押すとドアの開け閉めができる。ゆっくりとドアが開き、ゆっくりとドアが閉まるように作られている。 おむつ換え部屋の入口
 右はストックホルム市庁舎の市議会室のとなりにある赤ちゃんのオムツを換える部屋。常日頃はあまり使っていないようだが、なにかあったときのために作られたようだ。

病院 この建物は、アル中薬物患者のための病院である。現地のスウェーデン人ガイドさん曰く、「精神病院も1960年代ころから改革の波を受けて、市内に作られるようになったが、それまでは郊外に多かったわ。」とのこと。アル中や薬物患者も多く、北欧は自殺者も比較的多いということなので、福祉国家といえども、心が病んでいる人たちは多いようである。

歩道のスロープ これは、ストックホルム市内の横断歩道である。道路の真ん中がバリアフリーになっており、車イスベビーカーが通りやすくなっている。しかし、歩道には点字ブロックはなく、信号時の視覚障害者用の信号音も小さな音で「カチカチ」というだけで、思ったほどバリアフリーが発達しているとは思えなかった....

 スウェーデンは税金や社会保険料が高く、所得の7割もそれらで占めるし、物価も高いので、ある意味人々の勤労意欲は低いようだ。その分医療費や学費(大学まで)はほぼ無料とのことなので、老後資金や子供の学費などのために貯金をする必要がないためか、日本人のように貯蓄する習慣はないようである。


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