フィヨルドクルーズ(グッドバンゲン〜アーランド(ノルウェー))
北欧でよく知られている自然といえばオーロラと「フィヨルド」だと思う。地理の授業などで、名前はよく知られているが、実物をみるとその雄大さに圧倒された。
フィヨルドは氷河期の氷河が大地を削った谷に海水が入りこんだもので、谷の地形は急激に深くなる「U字谷」が特徴で、両岸の山も水際ギリギリにせり立っているうえ、水深も最大1000メートルくらいあるそうだ。北欧には作られ方が同じである「湖」もいっぱいあるが、海水が入ってるところを「フィヨルド」、淡水のところを「湖」と呼ぶそうだ。
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フィヨルド観光船 | 観光船内 |
今回のフィヨルドクルーズは、世界でもっとも大きい「ソグネフィヨルド」の支流を観光する、グッドバンゲンからアーランドまで約1時間半のクルーズで、100人くらいは乗っていたと思う。同じ船には外国人旅行者も多数いて、中にはベビーカーで子供を連れている人もいて、「かわいい子には旅をさせよ」を地でいってる感じだ。ラウンジ風の船室もあるが、やっぱり外が直接見えた方がいいので、室外はかなり混雑していた。フィヨルドを吹き渡る風は真夏の日本とは比較にならないくらい冷たく、日本から持っていったウインドブレーカーを着てないと寒いくらいだった。お土産に買ったセーターを着てもよいくらいだ。
両岸のあちこちに細いながらも高いところから一気に落ちる滝(右)や、わずかな平地に広がる町(下)を見ることができた。波はほとんどなく、水面に景色が反射して見える姿が美しい。外洋である北海から内陸に100キロ以上入っているにもかかわらず、水面の海抜は海面と同じ「ゼロメートル」であるというのだから不思議な気分である。 | ![]() |
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