2002年7月16日:ハーグ(オランダ)


 今日は、福岡で知り合い、現在ハーグ在住のYさんを訪ねて、日帰りでハーグへと向かう。出発はいつものようにアムステルダム中央駅から。ホテルが中央駅に近いのは大変便利だ。ハーグまでの往復切符(14ユーロ)を購入し、電車に乗り込む。これまでスキポール空港駅との往復くらいしかしてないので、車窓からは市街や高速道路くらいしか見えなかったが、スキポール空港を過ぎるとあたり一面のどかな田園風景になる(写真左)。山がないので遠くまで良く見える。真夏なので、花畑を見ることができなかったのは残念。途中ライデンなどの街を通るが、街と田園の境界でオランダ名物の「風車」(写真右)をやっとみることができた。

オランダの車窓から♪

草を食む馬たち 名物「風車」

 ハーグ中央駅には約1時間で到着した。Yさんとは10時に駅の行先案内板の下で待ち合わせることになっていたが、Yさんもちょっと遅れると連絡が日本でレンタルした携帯にあった。やはり待ち合わせに携帯は海外でも必需品となってることを実感した。

 Yさんと無事合流し、トラムでハーグの中心部へと向かう。ここには、「ビネンホフ」と呼ばれる中世の館(写真)や、「マウリッツハウス」と呼ばれる、レンブラントが描いた解剖の様子(蘭学の国らしいね)やフェルメールの「ターバンの少女」といった作品が並ぶ美術館がある。
 見学後は、昼食への道すがらの散策。広場では立体アートの展示がされていたり、住宅地の歩道には花が植えられていたり、清流?の流れるちょっとした森があったり、とゴミゴミしてなんとなく心配の多いアムステルダムとは違う、のどかで安心できる雰囲気である。昼食はYさんおすすめのインドネシア料理店で。昔インドネシアはオランダの植民地であったとのことで、パンと肉中心の料理の多い中でもほっとするひと時である。といいつつも、ちょっと辛めのご飯系の食事(ナシゴレン・ミーゴレン)と、久々の互いの近況とオランダ人談義に花が咲き、長めの昼食となり元気が出た。

昼食後、国際問題を仲裁する国連機関「国際司法裁判所」のガイドツアーがあるとのことで出かけたが、この日は先約があって見学は無理との答え。せっかく来たのにぃ。うーむ無念。

そこで、オランダ各地の街や建物を精巧にミニチュアにした施設「マドローダム」(10ユーロ)へと向かった。アムステルダムやさっきまで見ていた裁判所もあるし、日本でも見たことあるような高い塔までも(もちろん、本物もオランダにある)、ここで目の高さでじっくり楽しめる。そして、ミニチュアのオランダの列車も走っている!鉄道ファン必見!!


特別企画:スケベ人間の海辺(スヘフェニンゲン、ハーグ)

 ハーグは北海に面した都市でもあり、我々も海辺まで出かけてみることにした。海辺までもトラムで行くことができた。真夏で天気のよいせいか、平日にもかかわらず海辺はたくさんの海水浴客が来ていた。ほとんどが砂浜に焼きに来ているみたいだったが、女性はトップレスの人も多かった(*^_^*) ハーグ在住のYさん曰く、欧米の女性は日本の女性と比べると羞恥心がないようである。
 ちなみに、この海岸は「スヘフェニンゲン(Scheveningen)」と呼ばれるところなのだが、日本人が読んだらどうやってもスケベニンゲンになってしまう。ということはここにいる人たちはみんな.....(*^_^*)
 うちのかみさんは、銀座のオランダ料理屋(名前がスケベニンゲン!)に行ったことがあるとのこと。知る人ぞ知る、面白い名前である。

 海辺のお土産屋で、ここの地名の入ったものを探したのだが、あるのは帽子だけだったのでそれを購入し、暑い出勤時に愛用している。地名を入れたグッズ(マグカップ等)をもっと売り出せば、日本人だけだろうが、人気殺到まちがいないのになぁ(^^;

#ちなみに、「マドローダム」のあるところ一帯は「スケベニンゲンの森」と呼ばれているそうだ。きゃぁ!


 海辺を離れ、再びハーグの中心街へ戻ってきた後、夕食はYさんお薦めの中国料理の店へ。店のおばちゃんがこの日は機嫌がよいようで、片言の日本語で話し掛けてきた。機嫌が悪いときはさんざんらしい・・・ちなみにアイスウーロン茶はやはりなかった(ホットならある)。
ハーグ中央駅まで送ってもらい、21:40発の電車でアムステルダムへと戻った。帰りの車窓からは夕暮れ近い太陽が照らすのどかな田園風景を見ることができた。

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