2002年7月15日:フロリアード花三昧
オランダで10年に1度開催される園芸の祭典「フロリアード(2002.4.6〜10.20)」を見てきた。花の王国オランダにふさわしいイベントだと思う。会場はアムステルダム近郊のハーレマーメアにあり、アムステルダムからだと、スキポール空港駅まで行き(15分)、そこからはシャトルバスに乗って30分くらいで着く。アムステルダム中央駅の駅の切符売場で電車の往復+入場券のセットが売られていて、別々に買うより安くなる(計20ユーロくらい?)
会場は北入口と南入口があり、南エリアは植栽や湖などの自然な感じ、北エリアは温室や屋内展示が中心だ。我々は南口から入り、北口から出るコースを取った。会場は想像以上に広く、それなりにみた程度だが昼食も含めて5時間近くかかってしまった。じっくり見るにはまる1日必要である。
南エリアは花畑が一面に広がっていたり、一面のバラの庭などもあり、ガーデニングの究極をみるようだ。なかには花をイメージした「お墓」の展示もある。
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一面の花畑 | バラの庭園 | お墓!? |
南エリアには大きな湖がある。その湖の南側一帯には、アジア各国の観光キャンペーンやおみやげ品の売店などがあった。日本からは「日本庭園」の出展があり、後で聞いた話かなり人気があるらしい。
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インドの観光みやげ店 | 日本庭園 | タイの展示 |
南エリアと北エリアをつなぐところに高い展望台のようなものがある。樹木で遮られていて会場自体は良く見えなかったが、どこまでも平地の続くオランダの風景を楽しむことができる。階段が100段以上あるのが少々難だが、有料のシャトルでも登れる。
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北エリアでは温室での栽培の様子や、フラワーアレンジメントの展示、各国の出展などが見られた。環境問題を意識したものもあり、温暖化で大半が水没しかねないオランダが50年後どうすべきかを観客が選択してストーリを作る学生たちのパビリオンもあった。
屋内の特設展示では各国のフラワーアレンジメントの展示が行われていた。国によって発想が全然違っている。また、日常使う野菜を使った「ベジタブル(?)アレンジメント」があり、おもしろい。
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左:インドネシア 右:アメリカ | ラトビアの作品 | 日本の作品 |
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野菜のアレンジ | BBQ!? | ミニトマトのアレンジ |
夏の平日ということもあり、思ったほどの人混みではなかった。ゆっくり見て回るには都合がよかった。日差しを遮るものがないところも多いので帽子やミネラルウォーターを持っていったほうがよい。都市で生活していると、なかなか自然と触れ合う機会も減っているなかで、自然をテーマにしたイベントで癒されることも必要なのかも。
フロリアードのホームページ
(会期終了後はリンクが切れるかもしれません)