2002年3月23〜24日:鹿児島、指宿

今回は、かみさんの大学時代の友人が鹿児島に住んでいるので、その人を訪ねるのをメインに、鹿児島市内散策、そして翌日には指宿で「砂風呂」に入ってきた。

鹿児島編:3月23日」

鹿児島市内(城山)からみた桜島

 福岡から鹿児島市までは、クルマで約4時間強でいくことができた。途中に渋滞もなく順調に来たのだが、高速の「鹿児島インター」を降りた直後の市内へのバイパスがぎっしりの渋滞...。市内までの約数キロの通過だけで30分もかかってしまった(午後2時頃)(-_-;)。

 待ち合わせは宿泊場所である「天文館」エリアにあるとあるホテルの前で、渋滞に巻き込まれて30分くらい早めに着くはずがほぼ予定時間に着き、遅い昼食を共にした。鹿児島といえば「黒豚」ということで、商店街のトンカツ屋系のお店で「黒豚のトンカツ定食」を食べた。肉の歯ごたえ感がふつうのとはちょっと違うかな??。キャベツやご飯のおかわりはなかったけど、980円で食べられたのはお得かな。

西郷どん 食事を終えたあとは市内散策にでかけた。鹿児島出身の有名人といえばまず思いつくのが「西郷どん」。彼に会いに「中央公園」へと向かった。小高い丘の上の方に立っているが、上野で見た西郷さんとはちょっと顔の形が違う!?(上野の写真には西郷さんのがなかったのでちょっと比較できないけど)。西郷どんを背景にできる撮影スポットがあり、そこにはボランティアの観光ガイドさんがいて、カメラのシャッターを押してくれたり、荷物にならないお土産ってことで「薩摩方言のパンフレット」をいただいた。同じ九州のなかでもだいぶ違うみたい。
シティービュー ちょうど、「西郷どん」の銅像前からは市内の観光スポットを巡回する「シティービュー」というレトロ調のバスが運転されているので、それに乗って市内と桜島が一望できる「城山(しろやま)」(標高100メートル程度)へ向かう。料金は180円均一で、一日乗車券なら市電も乗り放題で600円なので、朝からまわるならこっちがお勧めかな。
 「城山」からの風景は(トップの写真)のように市内も桜島もくっきりみることができた。テレビでおなじみのあの風景である。街を一望できる高台が市内のすぐ近くにあるのはいいなぁ。この日は桜島は噴煙を上げてなく、おだやかそのものであった。観光バスも何台か止まっていて、ガイドさんに連れられたご一行様もいくつか見られた。

城山のあとは、ふたたびバスに乗って薩摩の大名「島津家」の庭園である「仙巌園」に向かう。ここの庭園からも桜島をきれいにみることができた(下写真)。殿様は毎日この贅沢な光景を眺めていたんだろうなァ。 また併設してる「尚古集成館」では、島津家の所蔵品が展示され、代々の親族の肖像画や江戸末期頃(?)の大砲などもあった。

仙巌園からの桜島
「仙巌園」からみる桜島

 

桜島行きフェリー このあとは桜島に行ってみることにした。仙巌園からバスに乗り、鹿児島水族館方面へ向かうと、水族館のすぐ隣に「桜島行きフェリー(左写真)」の発着場がある。もう夕方6時過ぎだったのと、ちょうど我々のすぐ目の前で一本行ってしまったので、次の船の出航時間とか心配だったが、その心配はまったく無用であった。24時間動いてて朝夕は10分おきに出ているとのこと(深夜でも1時間に1本あるらしい)。乗船時間が約15分で、片道150円という安さ(バスより安い!)。まさに生活の手段として定着してる。海も穏やかで、次第に大きくなる桜島を眺めているうち、あっという間に桜島に到着。

街灯 桜島では、大正時代の大噴火で埋まった「烏(カラス)島」跡の展望台へと彼女のクルマで案内してもらった。展望台からは、雄大な桜島はもちろんのこと、ちょうど夕日の方向に鹿児島湾をはさんで鹿児島市内を見ることができた。面白い物好きの私が目をつけたのは道路の両脇の街灯(右写真)で、「火山」と「ダイコン」を形どっている!?展望台付近はゴツゴツとした「溶岩の塊」がいたるところに見られ(左写真)、噴火のすさまじさを感じる。

7時過ぎに再び鹿児島に戻ってきたあと、市内の繁華街である「天文館」エリアで再会を祝って飲み会をした。かみさんと彼女とは5年ぶりくらいだそうだ。福岡に来ることになったのもなにかの縁だったのかも。
 天文館という名前は昔ここに「天文館」があったから、とのことだが、史跡のようなものは見当たらなかった。一本路地を入れば飲み屋がたくさんあるごくふつうの繁華街なんだけど、写真のアーケードを見る限りではメルヘンチックにも見える。アーケード、一説によれば桜島の火山灰をよけるためとの話も。路地にも「グルメ通り」とかおしゃれなのもあり、お勧めの一軒に行ったが満席とのこと。結局別の店にしたが、豚の角煮がうまかった。これが黒豚だったかは定かではないが。
夜9時を過ぎてもまだまだ賑やかな天文館を通りぬけ、ホテル着。


明日は指宿

九州日記トップへ戻る