心をあたためてくれる焚き火、キャンプの醍醐味・・・焚き火
最近ではほとんどのキャンプ場が直火を禁止しています。直火をすればきれいに養生した芝生が傷み、やがてキャンプ場を荒廃させます。 管理する者としては当然かもしれません。ですが、焚き火は人の心をくれます。そこで登場するのが「焚き火台」です。「焚き火台」を利用すると、少なくても芝生を傷める心配は必要ありません。そのほか、焚き火をする上での注意点をあげておきます。
焚き火ををするために薪を集めます。本当は現地で燃えそうな木を拾い集めるのが一番いいと思いますが、濡れている場合もありますので、薪を確保してからキャンプ場に行きます。「薪」として売っているものを買っていくのが一番手っ取り早いですが、けっこうな値段がしますし、これがまた湿気っている場合もあります。
わが家では住宅の新築現場に行って、廃材をもらってきます。近頃の新築現場では、「勝手にお持ちください。」と書いて、燃えそうな廃材を除けて置いてくれている現場が結構あります。ただ乾燥材なのですぐ燃えますが火持ちが悪いので、たくさん必要になる場合があります。天候などを考えて、廃材を少し持っていき、現地でも調達する。これが一番いいのかな・・・
いよいよ着火します。焚き火台の一番下に着火剤を置き細かい薪を並べます。着火剤は市販のもののほか牛乳パック、新聞紙などでも代用できます。少量のホワイトガソリンをしみ込ませると楽のようです。実はこれからが大変なんです。あまり炎が大きくなると隣近所に火の粉が飛んでしまいますし、小さくし過ぎるとくすぶって煙をまき散らしてしまいます。ちょうどいい炎にするには、薪の質や湿気について少々の研究が必要のようです。
いずれにしても表面積を多くして、薪の水分をはやく蒸発するようにするといいようです。 薪の組み方もいろいろあるようですが、焚火台の上では限られてしまいます。「算木組み」(キャンプファイヤーのように四方で組んでいくやつ)は、炎が早いので火の粉が飛び散りやすくオートキャンプには向いてません。
こころのリフレッシュ ・・・炎をみているだけで、とても不思議なくらい心が静まります。ず〜っと見ていると炎に吸い込まれるような気がします。きっと誰もがそう思うに違いありません。
暖房として・・・9月ともなれば、夜になると急に冷え込みます。小さな炎でからだを暖めながら会話を楽しむ。もうひとつのキャンプがそこにあります。
調理の炎・・・そのまま放り込んで、やきいも、焼きリンゴ。鍋を置いてくつくつ煮込み料理。ネットをつけてBBQ。そしてダッチオーブン料理と、焚火の炎は調理の原点とも言えます。
などなど・・・