2006(H18)
2/28(火)曇り
植木掘り
真冬並みの寒さに戻ってしまったような今日の気候だった 植木掘りは力仕事なので気温が
低い方が作業はし易いが
曇天の下では気分も冴えない やはり農作業と言うのは青空の下が
似合うものだと思う
今日はツバキ クジャクヒバ エメラルド リキュウバイなどを堀上げた
リキュウバイは早春の花で
既に蕾を見せ始めている もう今回が最後の出荷となる このように
花期によって出荷が大きく制限されるものが多い 花の期間が短い種類は尚更なのだ
2/27(月)曇り
AM ポット苗の草取り PM 植木掘り
昨日は大量の雨が降ったので植木掘りには条件が悪く
午前中はポット苗木の草取り作業をする
このポット苗木にしても
雨で湿り過ぎているので草が取り難い状態にあって
軍手に泥がべたべた
と付いてしまう 寒さの中にあっても雑草は元気だ
午後からは来週の市場出荷に向けて植木を掘った 雨の後なので土の締まり具合が悪く
根が
良くないものは掘れないが
根回しや移植を計画的にしているので我家の植木は概ね根が良い
このような条件下でも余り心配せずに堀上げが出来る またこのように根をよくしておかないと
移植後に植木が傷んだり枯れたりしてしまうと言う事もあるが
一番の目的は作業性にある
植木生産で最も労力が掛かる部分が出荷時のこの堀上げ作業なので
根を良くしておく事が
掘るにしても根巻きにしても手間を省くための絶対条件になるのだ
2/26(日)雨
埼玉の植木市場へ行く
朝早く市場に着くと同時くらいに雨が降り出してしまった 雨合羽を着ての作業となった
寒さはなかったが少し辛いものがある それでも
この雨の中 道路工事をしていた人々も
いたので
こんな状況での作業も決して特別な事ではないのだが
真冬の間は黒っぽくて何の変哲もない桜の木だったが
今日は既に枝々が艶っぽい色に
染まっていた
2/25(土)晴れ
AM 植木掘り PM 積込み
暖かい日和となった 気温は高いわけではないが
風もなく柔らかな春の空気になっている
先日までレンガ色をしていたエレガンテシマが今日は黄緑色に変わっていた
午前中は小物植木をあれこれ少量づつ堀上げた 午後からは出荷の積込み作業をした
夜 久し振りに植木組合の会合に出席した
2/24(金)曇り後雨
AM 植木掘り PM 雨で休み
午前中にエメラルド リキュウバイを堀上げる
午後からは小雨が降りだして しばらく様子を見たが
止みそうもないので 仕事は休みとする
買物を兼ねて街に出た スーパーで花が売られていた
春の花 プリムラだ 色とりどりで綺麗だ
5寸のプラ鉢のものが 何と120円ではないか
消費者としては嬉しいが 同根の人間としては
少し残念な気持ちがする
小売値段がこれでは 生産者は一体どれだけの
手取りがあると言うのだろう
私は日本のさくら草の淡過ぎるほどのクリーム色の
小さい花の方が情緒があって好きだが これは
買わないではいられなかった
2/23(木)曇り一時晴れ
植木掘り
ヒイラギナンテン オタフクナンテン ツバキ ブループリンセス
などを掘る
椿は覆輪一休という品種 ブループリンセスは西洋柊の品種 何れも以前このページで紹介しているもの
フクリンイッキュウはカラフルな花で綺麗 4〜5年前までは高値だったが徐々に価格が下がってしまった
高い時は挿し木で沢山殖やしたが
ここ1〜2年はまったく殖やしてはいない 高値の時に殖やしたものが
価格が下がった時に出荷期を迎えることになってしまう 育成年数の長い作物はこんな事も多い
ブループリンセスは樹全体が青味がかった黒っぽい色調で
秋から冬にかけて真赤な実が付いた様子は
何とも言えない美しさだ 地味な色合いの樹だけに艶やかな実が一層際立つ ただ
残念な事に この品種は
雄木がないと実付が悪いのが欠点だ 雌木だけだと実はぽろぽろとしか付かない事が多い
そんな訳で 本来なら秋に販売するのだが
実の付いていない春に売ってしまおうという事になる
この種類も現在は繁殖していない このように花木は様々な種類があっても
いざ生産して販売するには
いろいろな条件が整わなければ上手くいかないものだ
2/22(水)晴れ一時曇り
植木掘り
コニファーのエレガンテシマ スターダスト コルムナリス
を堀上げる
良い天気で暖かい 四月頃の陽気らしい 一日中薄着で作業をした
夕方にFAXで今日の市況が入った 全体としてはやや安値であった そんな中でもエレガンテシマは
よく売れていた その他にもコニファー類はまずまずの感じだった ナンテン類もそこそこ売れていたし
リキュウバイも良かった 安値としては ツバキ モチノキ
ヤナギだった ウグイスカグラも予想を
下回ってしまった それと
やはり枝物の安値が響く 2本の松はいづれも希望値には程遠いものだった
例年に比較して 出荷量は少ないものの
お客さんの出足が大幅に遅れているものと思われる
この冬の寒さの影響がどれくらいになるのか
まだ予測がつかない
2/21(火)曇り
植木掘り
昨日午後からの雨はまとまった量となった 今日も朝からどんよりした曇り空
午前中はお客さんに渡すアカマツを堀上げる 通路よりやや離れた位置に植わっていたので
我家の車では吊り上げが出来なかったので
お客さんのトラックで吊り上げてもらった このトラックは
8トンの大型車なので何とか吊り上げる事が出来た
午後から市場に出荷する赤松と黒松を各1本堀上げる
2/20(月)曇り後雨
植木市場に出荷
今年も春の出荷が始まった 久し振りに埼玉の植木市場へ出かけた
昨年の11月の上旬が最後の市場出荷だったので
100日ほど経過している事になる
この時期 例年だと市場にはかなりの量が出ているのだが
今年は拍子抜けするほど少なかった
この冬の寒さが原因のようだ 東北方面の買参人のお客さんもまだほとんど仕入れに来ていないらしい
先週のセリ市は昨年は3,000万円あった売上げが今年はその三分の一だと市場関係者が言っていた
雪の多い地方はまだ植木どころではないようだ 今年は売買の最盛期も大分遅れると予想される
2/19(日)曇り
AM 積込み PM コニファー掘り
どんよりした曇り空で少し肌寒い一日であった それでも、少し力仕事をすると身体が熱って
防寒の上着を脱ぐようになる 確実に春が近づいている証拠なのだろう
午前中に市場出荷の積込みを済ませる 小さな2本の松を簡単に手入れして
これをトラックの
最後尾に2本並べて積む 松の頭や差し枝が2m近く車の後方にはみ出る恰好になる
次に
モチノキをこれもクレーンを使って4本積み込む 後は小物植木なので人間の手渡しで
順番に積んで行く 小物植木と言っても
持ち上げるのに一人ではやっとの大きさのもあって
さまざまである ポットに入ったヤナギのように一挙に6〜7本も持ち上がられるものもある
大きくて重い植木を一番下に積んで
その上に大きさの順に幾段にも積み重ねて行く
こうすると かなりの重量になるのだが
以外と植木は傷まないものだ 重量が上手く分散されるので
下の植木でも心配はいらない 人間ピラミッドと同じ原理だ
植木を全部積み終わったら
全体を防風ネットで覆って終了する ロープも掛けるのだが
ほんの
申し訳程度で済む 植木同士の枝ががっしりと噛み合うので
大きくづれたり落ちたりはまずない
午後からは畑に出てコニファーを掘る
2/18(土)曇り
黒松の移植と根回し
昨年の今頃に仕立てた松で
混み合っているものがあったので3本間引き移植をした
更に
前回移植や根回しをしてから年数が経ち過ぎているものに根回しを掛けた
この時期なら 多少手荒な事をしても心配ないので
かなり小さめに根鉢を作る これは
根鉢が小さい方が移動や植栽の時に作業性が良いからで
根鉢が大きくて良い事は
何ひとつないし 出来ることなら
いっそ根っ子などないに越したことはない
越したことはないのかもしれないが
根があるからこそ植木だとも言えるのだ
どうせ地面の中に入ってしまうのだから目には見えない 見えないからどうでも良いとも
言えるのだが 生物学的なことは別にして
根元からチェーンソーで切って それを他の
場所にでも立てて置けば根付くのだったら
何と味気のない事だろう
植木屋なんていらないのかもしれない
枯れるかもしれないから植木なのだろうと思うし
そこに人の情や願いが入ることによって
植物からも生命の尊い息吹を感じて人間の生命を逆にクローズアップするのだと思う
大事なものはみんな目に見えないのだとはサンテグジュペリの星の王子さまだったか
2/17(金)曇り
AM ハウス内作業 PM 苗木のポット植え
明け方の雨で露っぽかったので
午前中は畑には出ずにハウスに入って草取りや雑作業をする
午後からは
フサスグリとキングサリの苗木をポットに植込む
下の写真は 紅色の猫柳
2/16(木)小雨
小雨とも霧雨ともつかない状態の終日だった 仕事は休み
所得税の確定申告の準備を始める 税務署が今日から受け付けているニュースが流れて
この時期の風物詩となっている
確定申告をするのは個人事業者や農家がほとんどだろうと思うが この時期は頭が痛い
月々にきっちりまとめておけば何と言う事はないのだろうが
一年分をまとめて整理しようとすると
面倒な事になる 伝票や領収書 通帳や各種証明書
経費の項目分 そして在庫調べ(棚卸し)
売上げと仕入れだけなら簡単な話だが
決算書には月別項目や原価償却など書き込まなければ
ならない数字が多い 数字を足したり引いたりして
最後に所得がどのくらいになるのか戦々恐々だ
実際の納税は
ここから数々の控除を差し引くので大した事はないが
今年は定率減税も廃止され
たので 実質増税になるのではと危惧している
税金が所得税だけならまだしも 町県民税 国保税
固定資産税と多くある それに自動車関係の
税金が大きい 更に大きいのが消費税だ これは毎日の事だから
一体どれほど一年間には
払っている計算になるのか
国や自治体は沢山税金が入って来るはずである それでも大赤字とは
これ如何に
使い方が悪いんだきっと 税金を無駄に垂れ流していても
誰も責任を取らなくても良い構造に
なっているから不思議だ
2/15(水)晴れ
AM 植木掘り PM 施肥
午前中はアカマツの小さいのを2本堀上げる 気温は昨日より更に上がって20℃近くまで
行ったようだ こうなると
暖かいと言うより暑く感じる 寒かったり暑かったりと極端過ぎる
午後から農協に行って菜種油粕と化成肥料を買った 油粕は690円 化成肥料はオール14で
920円だった
今日の夜から明日に掛けて雨になるというので 急遽
畑に油粕を施した 雨に掛ければ
風で油粕が飛ばされる事がないので・・
菜種油粕も一時から見ると価格が高くなったようだ 以前は
大量に買うと450円ほどであった
この油粕は景気が良い時は値段が下がる傾向にあると聞いた事がある
つまり 菜種油粕は菜種から食用油を搾り取った粕だから
菜種油の需要が高まれば製造元は
増産するので
結果的に油粕も多く出る事になる そして需要と供給のバランスで価格が下がる
景気の良い時は
お中元やお歳暮の贈答用として販売量が増えるので
そうなるのだそうだ
どこまで本当の話かは分からないが
一応の説得力はありそうだ
で この690円という値段は
その価値判断からして高いのか安いのか 恥ずかしながら
使う方のこちらとしてもよくは分からない 油粕が肥料としては優れている事は確かなようだ
唯
実際にどれだけの効果があるかは目に見え難い 他の牛豚鶏などの家畜糞などの
肥料も似たようなもので
有機質物の効力は際立った結果としては表れ難い 作物が野菜で
あれば肥効も確認し易いかもしれないが
樹木ではあまり判然とはしない
化成肥料は植木専用のものを使っていた これだと一袋(20kg)1500〜1600円ほどした
現在はホームセンターで安価なものが売られているので
そちらを近年は利用する事もあった
農薬や肥料あるいは資材にしても大型のホームセンターでの安値販売で
農協も対応が苦しい
今日買った920円のものは
それらに対抗して農協が売りだした比較的廉価のものだ
2/14(火)晴れ
植木掘り
今日はまた何という暖かな陽気 4月の気温だそうだ
あっちの畑に行き こっちの畑に行き
少しづつ堀上げる これまでに売り残してしまって
大きくなり過ぎてしまったコニファーやツバキ等を
圃場の整理の意味も込めて堀上げる
コニファーはエレガンテシマやスパルタンで2,5mほどもあるので
一人で持ち上げるのが
やっとという感じだ この上のクラスになると本鉢で巻かなければならないし
クレーンで
吊り上げないと移動できない
現在の売れ筋としては1,2m〜1,5mくらいの小さなものが主体なので
この様なサイズは
売り難い 需要が少ないのだろう 価格も大きさの割りには安い
以前は大きくすれば それに比例して値段が高かったが
現在は大きくなるほど不利になった
植木を大きく育てて良い事はなくなった 年々売れ筋が小さくなっているような気がする
特にコニファーは 植栽してから数年もすると
思いのほか伸びてしまうので やや小さめの
サイズを植えて ちょうど良い感じになるのだろう
こんな大きさのものを多数出荷すると
市場は値崩れがしてしまうので 一種類5〜10本が
良いところだ その分 多品種ということになる
2/13(月)晴れ
植木掘り
寒さが少し遠退くと
今日のような晴れた日は畑の土が柔らかく温かい さらっとした感触が
地下足袋を通して心地よい この時期の圃場は忌まわしい雑草もなく
ピリッと張詰めた空気が
漂っている それは 既に植物が春を迎える準備を了えて
スタンバイの状態にあるからなのだろう
厳しい冬を乗り切った植木たちには
余裕さえも感じられる
地中温度が日増しに高くなっている 植物の根は敏感に反応して
季節の推移を捉えている
堀上げられた植木たちは
その運命に従順として安らかだ その命の尊さを思う
生命の宿るものを扱う仕事は 気の休まる時がないが
それでいてストレスがない 基本的には
植物は放任しても自分で育って行くので
人間の関与は極限られたものでOKだ
逆に
下手に面倒を見ない方が良い 人間が手を加えると余り良い結果は出ない 自然に
任せた方が正解だ 人間は基本的な環境を整えてやるだけで充分だと思う
2/12(日)晴れ
植木掘り
午前中は暖かかったが
午後からは北風が強くて急に寒くなった 昨日の夕方は10℃あったが
今日は3℃しかなかった
市場出荷に向けて
今日から植木を掘り始めた ヒイラギナンテン オタフクナンテン エメラルド
エレガンテシマを掘り上げる
2/11(土)晴れ
マツの根回し
やや大きめの松を根回しする 手掘り作業だったので
夕方には大分腰にダメージがきた
更に今日は気温が上がったので汗ばむほどだった 久し振りにめいっぱい身体を使った感じで
少しばかりの疲労感もあった
それでも 元来が肉体労働者
これ位の毎日の方が身体の調子は良い ぐずぐずだらだらしていると
心身ともに衰えてゆくような気がする
ここに来て
どうやら寒さも峠を越したようだ 夕方の気温も10℃あった この後に寒さはあっても
一時的のような気がする 季節は春に大きく傾いた感じがしてきた
植木の注文も入り始めた 少量だがぽちぽちこなしている 造形樹の問い合わせも出てきた
いよいよ
そんな季節に向いつつある また忙しい季節の到来である
2/10(金)晴れ
挿し木
今日はまた何と暖かい日だったのだろうか 寒暖の差が極端だ
こんな日があると 確実に春に近づいていると思うが
今年の冬の
厳しさを考えると簡単に気を許す訳にはいかない
今年は早春に咲く花木も少し遅れているようだ
そんな中でも 水仙の花が元気に咲いている 何を好んで
厳寒のこの時期に花開くのか それにしても清楚な花姿よ
挿し木も今日でほぼ終った 後1〜2種類は後日に折りを見て
作業することにした
2/9(木)晴れ
挿し木
昨日に続き良く晴れたが 北西の風が強く吹き
体感的にも厳しい寒さとなった
一体昨日の暖かさが何であったのかと訝るほどであった
コニファーを中心とした挿し木をしている コニファーは定番のエレガンテシマやエメラルドなどを
10数種類ほど挿している 落葉樹もヤナギ類やフサスグリなど10種類ほどを挿している
本数は品種によってさまざまで
路地とハウスの中の両方で挿し木している
後 もう一日でだいたい終了する
2/8(水)晴れ
挿し木
昨日の天気予報が今日にずれ込んだような暖かな日和だった まだまだ寒いと言っても
こんな
暖かい日もある 暦の上での春だが 季節は確実に動く
寒暖を繰り返しながら徐々に本格的な春になって行くのだが
これが 寒暖交える事なく
一日一日少しづつ気温が上がって行くとしたらどうだろう 例えば
毎日0,1度づつ規則正しく
上昇して行くとしたら・・
この方が人間の身体には負担がないかもしれないし
我々植物を扱っている人も計画的に
仕事を進めることができる
困るのは気象関係者で 腕の見せ場がなくなるだろうか
昼と夜が確実に交互にやってくるのだから
気温もそうであって何の不思議もない
暖かさがしばらく続いてからの急な寒さは
身体よりも精神的にきついものがある
植物も芽を出したかと思うと晩霜でやられてしまう事も多い これから春までの気温変動には
油断がならない
2/7(火)曇り
ゴルフに行き仕事は休み
仕事仲間と知人たち8人でゴルフに行った 数日前から天候を心配していたが
幸い未明には
雨も上がって曇り空であった 冷え込みも幾分和らいだ感じで
真冬のゴルフの条件としては悪くなかった
下手なゴルフでも 広々とした大地に抱かれての彷徨は
スリルとプレッシャーを伴いながらも 精神的な
高揚感とある種の生命感が織りなす人生妙味溢れるドラマを演出している ゴルフは自分自身を
見つめ直すゲームだ 自分という人間の不甲斐なさと矮小さを
これでもかと思い知らされる
そのシビアさと裏腹な慈しみ深い見えざるものの恩情と
あの柔らかな幸福感は 一体何処から湧出して
いるのだろう
この世には 人それぞれの人生があって
悲しみも苦しみも溢れんばかりに詰まっている
そんな中 ゴルフが出来る幸せをつくづく思うし
ゴルフに巡り合えた喜びは他に替え難いとも思う
経済的に恵まれた人が集まっている訳では決してない 貧乏と言う程ではないにしても
他の人も私も
裕福と言う言葉からは程遠い 他にお金を使う趣味のない人がほとんどだろうし
今日も昼食が付いて
5500円の支払いだったから
月に一度のゴルフなら贅沢な遊びではない
これが
上級者を目指すとなるとお金が掛かる 月に3度も4度もゴルフをやり
練習も毎日のように
しなければならない 「スコアはお金で買えます」と言った人がいた 当らずしも遠からずだろう
たまにするゴルフだからこそより楽しいと思っている 思うに任せないヘボだから頑張れるのもゴルフ
誰もがゴルフにひたむきなのが良い 笑いと涙が絶えないのも良い
今日でゴルフともしばらくお別れとなる 仕事が忙しくなるので
次は5月まで待たなければならない
2/6(月)曇り一時雪
AM 挿し木 PM 休み
朝から気温が全く上がらない寒々しい空模様 夜は雪が降るとの予報だったが
11時過ぎには
早くも白いものが舞ってきた 東京はまだ降っていないと言っていたから
この地方だけのようだ
今日は挿し木を始めた コニファーと落葉樹を挿し木する予定
午後は一段と雪も激しくなり
一時は積もるかと思われた ハウスに入って少し作業をしたが
寒くもあり
気分も滅入ってきたので作業を終了して3時前には炬燵に入った 仕事仲間が
遊びに来てお茶飲み話となった
ニュースで東横インの西田社長の会見を流していた 先日の会見とは180度変わって
終始
低姿勢のお詫び会見だったようだ 40分ほどの間に50何回か頭を下げたそうだ
今日の会見もどこまで本心か分からないが
先日のあれは酷かった いろんな人間がいるものだが
それにしても唖然とさせられた 中学生でも
もう少しましな応答が出来る人間がいるかもしれない
今日は涙も流したらしい そして「今までは上等な人間だと思っていた自分が恥ずかしい」と言った
人は自分自身が見えないもので
自分が良い人間だと思っている人が多いのだと思う
この社長は59歳だそうだが 実は私も40を過ぎるまで自分が良い人間だと思っていた一人だった
我ながら情けないが 自分がロクでもない人間だと気づいたのが少し遅かった
2/5(日)晴れ
挿し木の準備
毎年春先に挿し木をするのだが 今日はその準備をした
挿し木は夏にもするので
年二回の大事な作業だ 樹種によって発根する時期がまちまちなので
それを見分けるのも年期が必要だ 生産者によっては
秋に挿し木をする人も多い それぞれの
技術や設備の優劣がありさまざまである それに次々に新樹種が出てくるので大変だ
研究熱心な人は一年中挿し木をしてデータを取っている
2/4(土)晴れ
苗木のポット植え
今日は寒かった 朝
畑に出て少しだけ支柱掛けをしたのだが
余りの寒さと風の冷たさに
ほうほうの態で逃げ帰った 急を要する作業ではない事もあるが
無理をして体を壊しては
何のための頑張りか 本末転倒になりかねない
車庫兼物置小屋の庇で
苗木をポットに植込む作業をする この場所も暖かい訳ではないが
畑に比べれば冷たい風を遮る事が出来るだけでも天国だ
育苗箱にあった実生苗のアロニアを12cmポットに上げる 昨夏に挿し木したウグイスカグラは
13,5cmポットに移し替えた これらは15個づつトレーに入れてハウスの中に持ち込んだ
外に置くと 霜柱が立って
せっかく植えた苗が持ち上げられて根が露出してしまうのだ 4月に
なるまではハウスの中で養生する事になる
2/3(金)晴れ
植木の移植
比較的気温が高めだった 動いていると汗ばむくらいだ
アカマツの2mほどの造形樹とモチノキの4mほどの造形樹を移植した アカマツは3本
モチノキが2本で
何れも完成前のもの アカマツは簡単な根巻きをして移植したが
モチノキは
細根が多かったので根巻きせずに移植した
先日の雨が大きかったので
土はたっぷりと水分を含んで重い 少し作業性が悪い
畑の整理仕事もほぼ順調に進んでいる あともう少しで計画した作業は終了できる 他にも
細々はあるのだが
後はその時々で様子を見ながらこなしていこうと思っている
今月の中旬辺りから出荷が始まるので
それまであとひと踏ん張りだ
先日注文してあった花木のカラーラベルが送られてきた(上写真)
左写真
ふたつの会社からそれぞれ取り寄せたもの 右写真
その中を見る
種類数は20以上で 総枚数は1万枚近くになる
2/2(木)曇り
根回し
コニファーとサザンカの根回しをする 寒さはなかったが
曇り空で冴えない終日だった
一昨日からの雨で 畑は水分過多になっていて
地下足袋がすぐに濡れてしまう
作業通路の低い場所には二ヶ所ほど水溜りができている この水が退くには明日いっぱい
かかるのではないかと思う
根回ししたコニファーはスターダストで1mほどの高さ これはこの秋から来春の出荷を見込む
サザンカはユーレタイドで0,6mくらい こちらも今年の秋に出荷する予定のもの
2/1(水)雨
雨で仕事は休み
今日は何かと忙しい一日だった 午前と午後にそれぞれお客さんが来て応対した その他に
同業者もやって来た 昼食兼買物に街へ出たりした
植木屋さんたちと話していると
朧げながらもこの業界の現況も
今後の傾向も少しは想像がついてくる
景気の回復が遥か遠くの光として見え始めたようだが
依然として この業界は低迷の中にある
一部に忙しくしている業者もあるが
全体としては手持ち無沙汰の状況だ 生産者は末端としての
役割を担っているので 他の造園業者や流通業者
小売業者の業績が上向かなければ 我々の
販売量も伸びて行かない 植木関連業者にしたって
社会全体の景気の底上げがなければ
立ち直りは事実上困難な情勢なのだ
植木というマイナーな業界であり
生活必需品とまでは言えない商品を細々と扱っている我々は
疑う余地なく社会の底辺に位置している人種なのだ 良くなるも悪くなるも世の中の動き次第であり
自助努力だけではすぐそこに限界が見える
同業者の多くは
今が最低ラインだろうと思っているようだ これ以上落ち込む事はないのではと
考えている 私も同じように感じている ただ
世の中の景気が目に見えて上昇して来ても この業界は
前述の特質上何年か遅れてくるのが実態だ そして
以前のような大景気は望むべくもないし
全体が平均に良くなる事も考えられない 人により格差は大きく開くだろうとも想像される
今回の景気低迷は長かったし影響も大きかった 個々がリストラを迫られただけではなく
大袈裟に言えば
人生観さえ大きく変わらざるを得ない事態であったとも言えるのではないか
多かれ少なかれ
如何なる業界でも似たような状況であったに違いない
日本の国力の実際がどのくらいかは知らないが
一旦光が見え始めたら 以外と回復は早いのでは
ないかという気がする この国の国民が
困難な事態の中ではあっても
何もしないで傍観していたとは
考え難いからである 社会の底辺の植木屋でさえ
それなりの見識を有し ひたむきな努力を惜しまない
人間性を誇りに感じると共に
大いに勇気付けられる思いがする
1/31(火)曇り後雨
AM コニファーの根回し PM 雨で休み
朝からの曇り空で 今にも降り出しそうな雲行きだ
昨日
間引き移植した残りのエレガンテシマの根回し作業をする 高さは1m近くのもので
2年前に苗木を植えたもの コルムナリスも同時に植えたもので
ほぼ同じ大きさに育っている
エメラルドも同じ年に同じ場所に植えたのだが
これが一番成長が遅くて 上記2種に大きく差が
でてしまった これらは同じ大きさなら
価格はほぼ同じなのでエメラルドが効率が悪い事になる
更に エメラルドは小さいうちは葉張りが出てしまって
高さが出ない傾向にある そのため
どうしても刈込みを掛けて上方へ勢力が向くように誘引してやる必要があるのだ その点では
エレガンテシマは自然に上方へ伸びてくれるので世話なしだ 成長も早いし
自然に形が整う
現在はコニファーの中で需要が一番多いのもエレガンテシマである
エレガンテシマの最も美しい時期は5月からの新芽が伸びている時である 鮮やかな黄色の
新葉は見応えがある 丈夫な木で
何処にでも植えられる応用範囲の広い樹種である
ローソンヒノキのコルムナリスは
コニファー類の特徴である青系統の種類だ 4〜5年前は
バカ高値で取引されていたが
その後に暴落した 現在は他のコニファー並みになってきた
コルムナリスは成長が早いし
独特の色あいをもっているので
寄せ植えなどのアクセントに
欠かせないので それなりの用途があるが
やや移植に弱いのが難点である 我々生産者が
移植するには何と言う事はないのだが
条件の悪い植え場所であったり 堀上げてから管理の
状態が悪かったりすると傷み易い
午後からは小雨が降り出して 作業は休みとなった
1/30(月)晴れ
エレガンテシマの移植
昨日も暖かかったが 今日も更に気温が上がって3月下旬
並みの温度だそうだ 風がないので体感的には暑いくらいだ
事実 力仕事なだけに 少し汗ばんでしまった
こんな陽気も今日までで この先はまた寒気が入って来て
厳しい寒さに戻るのだそうだ
今年の冬の寒さを象徴しているのが右側の写真で これは
キンポウジュの地中ポット植えなのだが
12月から続く寒気で
すっかり傷んでしまった
葉っぱだけですんでくれれば良いが
小枝は枯れてしまうかも
しれないし もしかして幹もやられてしまうかもしれない
それでも 枯れることはないと見ている 春になれば幹や
土際から再び新しい芽を伸ばしてくるものと思う
小苗などではよくある事だ
例年なら
冬場には頂部の葉先が傷むのは普通の事だが
これほどまで枯れたように
変色するのは見た事がない 昨秋までは調子良く育っていて
今年の春には出荷を予定して
いただけに残念な気持ちだ
幹さえ生きていれば
丈夫な樹種なので一年で回復してしまうと思うのだが
春になるまでは
分からない
こんな年は
寒さに強い樹種と弱い樹種の差が顕著になる 千葉でこれだから
もう少し寒い
地方に行ったら その差は決定的になるに相違ない
オリーブなどはこの辺では傷んでいないが
聞くところによると大分傷んでしまった地方も
少なくないようだ
今年の春は樹種によっての売行きがどうなるか 大いに気掛かりなところだ
1/29(日)晴れ
コニファーの移植
風もなく穏やかな日和となった 気温が上がるにつれ
着衣を一枚二枚と脱いでいった
昼過ぎまでは日陰の土も凍っている状態だったが
それでも大分温かく感じる陽気であった
昨日に続いて
エメラルドとコルムナリスを移植する作業を行なった
エメラルドは60cmほどの高さのもので
コルムナリスは80cmくらいのもの
これらを1本置きに間引いて移植する 堀上げたものは
一度トラックに積んで別の畑に運んで
先日整備した圃場に等間隔に列植する 植穴も一本一本手掘りするので大変なアルバイトとなる
コルムナリスには1,8mの支柱を掛けて
シュロ縄で結束する
これらは2年後の出荷を予定している
1/28(土)晴れ
AM 植木組合の総会 PM エメラルドの移植
午前中は10時から植木組合の総会があったので
それまで片付けものなどする
総会は40名ほどの出席者があった 今年は本来なら役員の改選があるのだが
どうやら
人選につまづいて
最終的に現執行部が再選されるという形を採った それというのも
つい先日
この町は隣の自治体と合併して新しい市政に移行したのだが
それに伴って
両方の自治体に存在した植木組合の統合問題について協議を進めている最中なのだ
この話し合いが難航して 中々先に進まないようだ
先方は歴史も古く
全国的にも名が通っている老舗組合なので
自分たちの名称を残したいとの
思惑もあるようだ それに 資産もかなりあるようなので
すんなりとはいかないようなのだ
そこで 今年一年を目途に話し合いを継続しながら
当面はそれぞれの活動をこれまでどおり
続ける事になった
対等に合併するのか 一方が一方を吸収する形を採るのか
あるいは全く別の組織を
立ち上げるのか 様々な選択肢があり
双方が納得できる方法を模索する事になる
1/27(金)晴れ
ゴルフで休み
植木組合のゴルフコンペに参加 仕事は休みとなった
車で30分のゴルフ場だが 先日の雪が大量に残っていて
昨日までクローズだったとの事
連日除雪をして
やっとプレーをする範囲だけ芝地が見えている ボールが少し左右にそれると
雪の中にすっぽりと埋まってしまって
探し出すのに苦労をする
比較的温かいはずの千葉でこれだから
少し寒い地方は大変だろうと今更ながらに感じる
そんなに若くはない私の記憶にも
こんなに雪が消えない経験はないと思う それだけ今年の
寒さが厳しいという事の証明なのだろう
午前中はグリーンがかちかちに凍っていてボールが止まらない 皆苦労をしたようだ
植木屋は仕事柄
条件の良い季節にはゴルフをしていられないので
夏場の酷暑の中や
極寒のこの時期が多くなる これらの季節にはプレー費も安くなる 更に
ゴルフ場のお客さんの
少ない月曜とか金曜に予約する そうすると
ゴルフ場も割引や特典をつけてくれる
ゴルフ場と植木屋は繋がりも深いので
様々なコネを使って格安なゴルフをしていることになる
今日のコンペは5組18名の参加人数であった これで第80回を数えた
1/26(木)晴れ
苗木圃場作り
この春に
苗木を植え付ける圃場を整える バックホーで軽く天地返しをして
肥料(豚糞)を撒いて
管理機で混ぜ込む 今日の畑には肥料のストックがなかったので
別の畑から軽トラで運んで来て
手箕(てみ)で圃場に撒いた 豚糞は2年を経過しているのでサラサラ状態になっている 篤農家は
これを口に含むと言うが
私には出来ない^^ 味があって
何かしらの情報が伝わるのだろうか
所詮 私がやったところで
トンプンカンプンだろう^^ もしかして
人間の身体にも良い栄養素が
含まれているのかもしれない 土にはそれがあるのだろうか 昔
大飢饉の折 食料が底をついて
しまって
最後には土を食べたと言う話もある パールバックの有名な小説「大地」にも出てくる
家畜糞も現在は昔のイメージとは程遠い 豚糞も牛糞も完全に熟したものを扱うので悪臭もなく
着衣も汚れない 鶏糞も一次発酵しているので大粒の化成肥料みたいだ ただ
完全発酵後の
ものは肥料としては効力が低くなっている 本来ならもう少し手前の段階で畑に鋤き込むのが
効果的なのだろうが 現代のお百姓さんは手抜きと言うか
怠け者と言うか 横着だ 綺麗な恰好を
して農作業をしたがる これでは良い作物も出来ないのだろうが
時代に抗するは得策ではない
野菜とは比較にならないほど
植木は肥料が少なくて育つ その他の管理だって簡単だ 野菜は
微妙だから技術が高くなければ営利栽培は難しい いい加減な私には出来そうもない
植木屋は横着者に適した仕事だ
1/25(水)晴れ
鶏糞の施肥他
日中は幾分温かくなった それでも先日の雪が一部に残っている
寒肥を今日も施す作業 小さな苗木一本一本に適量を与えているので手間も掛かる
肥料をやらない植木も少なくない 肥料をやると伸び過ぎてしまうものや
この春に出荷する予定の
植木 移植や根回しをして まだ日が浅いもの
これから根回しや移植をするもの 鶏糞を施すと
傷みが出る樹種 花木など花付が悪くなる品種など・・
施肥をするのは畑全体では40%と言ったところだろうか
午後の早い時間に終了したので
挿し木をする場所を整理して挿し床を作る作業を行なった
夜 友人に誘われて 久し振りにゴルフレンジに出かけた
しんしんと冷え込んで
球を打つよりストーブを囲む時間の方が多いくらいだ
ここの練習場はすり鉢のような地形になっていて
すり鉢の底から前方遠くの斜面に向ってボールを
打ち込むスタイルになっている その斜面が真っ白な雪で覆われている 先日降った雪が
この低温で未だに融けずに残っている すり鉢の最上部からスキーで滑降するには最適な
スロープとなっている こんな風景はこれまでに見た事がない
1/24(火)晴れ
鶏糞の施肥
昨日に続いてよく晴れた 風は吹いたが
昨日ほどではないので温かく感じる
朝 町内の養鶏場で鶏糞を300袋ほど調達
1袋15kg120円 寒肥として これを植木に施す
例年 この時期に寒肥をやっているが
鶏糞だと少し時期が早過ぎるようだ 鶏糞は比較的早く
効果が出る(速効性)ので
植物の動きが止まっているこの時期では充分な効き目が出ない事になる
一部の寒さに強い植木は根が既に動いているので養分の蓄積が出来るかもしれないが
大概の
植物はまだ眠っている状態なので無理がある
菜種油粕などの発酵に時間のかかる肥料ならこの季節が一番良い 肥効が出る頃には
植物も
活発に動き始めるからだ
鶏糞ももう少し遅らせれば良いのだが
仕事の都合や養鶏場の都合でこの時期になる事が多い
もっとも これが全部無駄かと言うと
そうではない 植物の根に直接働かなくても
地中に養分として
蓄えられるし
微生物の餌にもなる この寒い時期は有用菌とされる放線菌が活発に活動しているので
それらの恰好の栄養分となる 微生物が沢山活動している畑はそれだけ地力が大きく豊かである
生産現場では
植物と共に畑を育てる意識を常に持っているので
肥料は半分は畑のために施すと
言う感覚でいる
畑には
この鶏糞の他に豚糞なども使う これは友人の養豚場から貰って1〜2年畑に積み置いて
完熟させてから施肥する 苗木を植える前などに圃場にばら撒いてロータリー耕転する
以前は菜種油粕も大量に使ったが
最近は価格が上昇していて 少量だけになった この他に
化成肥料を使っている これには速効性と遅効性
そして緩効性などあり その時々に応じて
効率よく使い分けるのがベストだ
牛糞も使う 畑にも入れる時もあるが
これは主にポット用の土を作る時に混ぜ込んで使ったり
している 牛糞は肥料分が少ないのでポット用に適している
これに対して
鶏糞は低度の化成肥料並みの効力がある 施肥の方法も様々だが
その肥料と
施肥の目的に合った使い方をするのが肝要だと思う
1/23(月)晴れ
マツの根回し
冷たい北西の風が強く吹いた 周囲に遮る物が何もない吹き曝しの場所で作業しているので
全身に風が当る 力仕事でもなければ
とても仕事を続けられない
気温が低いので一昨夜の雪が日陰ではまだ消えていない 地下足袋の足も夕方まで冷え続けた
一日中スコップで土を動かしていたので
流石今日は腰に来た これは 力仕事だけではなく
寒さも充分に影響しているのだろう
マツの根回しも後数日を残すが
毎日では疲れるので明日は別の仕事を予定している
1/22(日)晴れ後曇り
昨夜降った雪が3cmほど積もっていた 今年二度目の雪だ
この雪が融けなかったので仕事は休みとなった
午後ちょっと畑をひと回りしたが
午前中の晴天にもかかわらず
気温が低いのか 雪は大分残っていた
道は既に乾いていたので 買物を兼ねて街に出た 昨日が
冷たい雨の続く一日だったので
今日の午後になって人出が
急に多くなったようだ 車も混んでいた
1/21(土)雨夜雪
朝から本降りの雨で仕事は休みとなった
夜になって雪に変わり積もった
1/20(金)晴れ
AM ハウスのビニール張替え PM 畑の整理
予報では曇り空であったが
穏やかに晴れた 気温もそれほどではなかった
午前中は先日の作業後
一棟残っていたハウスのビニールを張り替えた
今日の話題は昨日の花木のラベルの続き
この草花や花木や果樹のカラーラベルを製作している会社は以外と少ない 全国的に名前が
知られているのは数社程度だろう もっとも
受注生産ならちょっとした印刷会社でも引き受ける
だろうが 事前に沢山の種類を用意し
カタログまで発行して販売している会社は少ない
競争が少なくて楽だろう と営業さんに問いただすと
種類ばかり多くて単価が安く 花苗の
パンジーなどは一年で品種が入れ替わってしまうのだと言う 一年で不良在庫になってしまう
ものも少なくないらしい その点
植木のラベルは長期間販売できるので有利なのだそうだ
この業者はカタログにない品種でも写真があれば初期費用なしで1000枚から作ってくれると言う
ただし 作ったラベルはオリジナルとしてではなく
一般にも販売できるとする条件がついている
どんな品種でも良いわけではないが
ある程度の販売が見込めるものは作るとの事だ
こちらとしても悪い条件ではなさそうなので
10種類ほどお願いしてみようと思っている
デジカメ写真はこれまで撮り溜めてたものが腐るほどある ただ
オリジナルならとっておきの
写真で作るのも良いが
一般にも使われるとなると多少の抵抗感はある 写りの良い写真は
なかなか撮れないものなのだ
それでも これまでは市販されていなかった種類の花木は
自分でパソコンで加工して印刷して
ナイロンパッケージまでして作っていたから
それに比べればどれほど助かるか分からない
自分で作ると
材料費だけでも1枚30〜40円かかってしまう それ以上にそれを作る手間隙が
半端ではない 1枚10円の市販のラベルがあれば
これに勝るものはない
1/19(木)晴れ
AM コニファー植え PM 畑の整理
北西の冷たい風がやや強く吹いて寒さが募る ヤッケのフードを被っての作業だった
昨日の日誌に
寒さの厳しい冬は冷たい風が吹き難いと書いたが
一日経った今日はもうその
前提が崩れた 皮肉なものだ 根拠も何もない感覚的なものだから
こうなっても可笑しくはない
午前中はクジャクヒバとスターダストの苗を定植した 午後からはいろいろと畑の整理をする
畑で仕事をしていると今日はラベル屋さんが訪ねてきた 花や植木を販売する時に品種を
詳解する名刺
つまりカラー写真の入ったラベルを製作する会社の営業さんだ
植木屋さんや造園屋さんが直接お客さんに植木を売るのなら必要もなかったのだが
現在は
ホームセンターなどでの販売が多くなって
このラベルなしでは売り難い状況となっている
誰でも知っているジンチョウゲやモクセイでも花の写真が入ったラベルが付けられている昨今だ
単に飾りとかステータスとしての意味合いが強いが
そこに幾分かの付加価値があるとすれば
それはそれで生産者も対応しなければならないと言う事になる
花木は針金で吊り下げるタイプのラベルが一般的だが
これが一枚10円ほどだから コスト的には
それほど大きな影響はない
問題はラベルの種類が少ない事だ 花木は沢山の品種があるから
製作会社も大変なのだ
作るのは簡単だが
それが売れなければ在庫になってしまう ある程度の販売量が見込める
品種に絞らざるを得ない事になる
生産者や販売者は次々に出る新種のラベルが欲しいのだが上記の理由でミスマッチとなる
オリジナルのラベルなら簡単だ これは
その人専用の物で ラベル屋さんに依頼して個人的に
作ってもらう だだし
初回の制作費として数万円が必要となる 最低ロットも5000枚だ
多品種少量の生産方式ではなかなかクリアし難い条件だ(続く)
1/18(水)曇り
畑の整理
この地方の天気予報は外れて
終日の曇り空であった 気温は低めだが
それほどには感じない
この冬は寒さが厳しいようだが
例年に比べて冷たい風が吹かないような気がする これから
あるのかもしれないが ここまではあまりない
普段の年だと北西から北東にかけての身を切るような冷たい風の強い日がよくあるのだが
今年は畑にいてもヤッケのフードを被る日はない
気温が低い年は関東名物の空っ風が吹かないとかの相関関係でもあるんだろうか
この嫌な風さえ吹かなければ
いくら気温が低いと言っても この辺は天国だ
畑にいると
時々同業者が立ち寄る そこでちょっと立ち話という事になるのだが
ちょっとの
つもりが30分にもなることがある 閑な時は良いが
忙しい時はこちらも作業をしながらの
応対となる時もある 10時3時のお茶の時間に掛かるのが一番良い 気がねなく話せるし
皆で飲むお茶は一味違う 何よりも相手から情報を得られるので役立つ
通常は家と畑との往復だけなので
人と接する機会は以外と少ないものなのだ 仲間が今どんな
ことをしているのか 他の人の動静も把握できるし
植木の動き 業界の様子 あるいは世間話でも
それらを通して時代の流れも透けて見えてくるような気がする
生きた情報と言うのは
人を介さないと中々入って来ない物だ 新聞やテレビニュース
業界紙
インターネットと様々あれど
本当に役立つ情報は人に会う事によってもたらされる
本来なら
自分が出歩いて現場に立って肌身で感じるのが究極のものだろうが
家を空けられない
諸事情のある者にとっては他人様の話を聞くのが貴重な情報源なのだ
1/17(火)曇り後晴れ
畑の整理
いろいろと片付けをしたり
畑の周囲の防風樹の枝を払ったり
苗を植える場所を整えたりと
何かと仕事は尽きない 春の出荷が始まる前に
畑の方は出来る限り仕事を進めておきたい
生産現場ではコストに反映できない雑作業が以外と多いもので
苗木を植える→堀上げる→
出荷する この3つの主要作業の前後には重要で細かくて疲れて面倒で採算に直結する仕事が
全体の7割を占める そのほとんどが手作業となる つまり
コストの大部分が人件費という農業の
宿命的な特徴がある
何処までをコストに編入するか 全てをコストとみなすと農作物はとんでもない価格設定を
しなければならなくなる あるいは自分の日給を情けないほどに削るかにしなければ勘定が合わない
勘定と感情が合わないのが農業だなどと駄洒落を言っている場合じゃあない^^
農家は家族全員で働いてやっと
勤め人一人の収入だと以前から言われている
今は街場の一人で手入れ仕事をやっている植木屋さんの方がよほど効率が良い 生産屋は
植木が売れなくても
経費だけは毎年同じだけかかるので採算は悪い 植木は永年作物と言う性格上
リストラは簡単にはいかない
1/16(月)曇り
松の根回し
曇り空だが寒くはなかった 昨日に続いてのマツの根回し作業をする
終日スコップを振るっての仕事は流石に体力的にはきついのだが
力仕事の方が体調的には
良いようだ これも長年の習慣が身に沁みた肉体労働者としての証明のようなものなのだろう
仕事のやり方は人により様々だが
その土地土地にも地域性というものがある
この辺りは土質が砂で重いがスコップの通りはすこぶる良い 馬力さえあれば作業性は抜群だ
一方
関東ロームの赤土地帯は土質は軽いがスコップにこびり付き通りが悪い 湿り気が多ければ
作業効率は極端に悪くなる そこで
仕事の進め方にも違いが出てくる
赤土の地域は「急がず慌てず」でゆっくり気長に辛抱強く作業をする傾向がある
一方 砂土地帯は腕力にものをいわせて
がむしゃらに作業を進める それが可能な土質なのである
性格的にもせっかちなのが多く
雑な仕事振りの雑な人間性が特徴としてある
粘り強くて長期的に物事を考える性格に対して
淡白で何事も短期的に処理したがる傾向がある
土地柄は人間性にも大きく関係していることが分かる
頭を使うより身体を使う方がしっくりくる私は土地柄と生来のものがジャストフィットしている
1/15(日)晴れ
松の根回し
晴れて温かい 気温がぐんぐん上昇して
上着を一枚また一枚と脱いでいった 三月の気温なのだそうで
夕方でも10℃近くあった
昨日の大量の雨で畑は完全に湿った 2ヶ月もの間まとまった雨がなかったので 予定の作業を
先送りしていたが
これで何でも出来る状態となった そこで
今日はマツの根回し作業をする
移植してから5〜6年の松で
高さは2mほどの小さな造形樹 来年の出荷を予定している
木が小さいので機械を使わずに
作業はすべてスコップで行なう ほとんどの根はスコップで切断
できるが 時々剪定鋏や鋸を使う 久し振りの土いじりであることもあり
土が雨を含んでいて重く感じて
しまう 少し横着をしていると身体が鈍ってしまうようだ
上の写真は「一子ワビスケ椿」ですが
これは一昨年のもの 去年の晩秋は寒さが厳しかったためか外では
あまり蕾が開かなかった
この花の珍しい白絞りの写真が見られる 和みの庭さんのサイトの作業日記に紹介されている
この花は小輪で薄いセロハン紙のような花弁に
中の芯が純白なのが特徴である ワビスケ種の中でも
白ワビスケと双璧をなす優雅さと気品を備えている 私は毎年この椿が咲くのを楽しみにしている もう少し
温かくなれば咲くのではないかと期待して待っている
1/14(土)雨
雨で作業は休み
午前中は小雨が時折降りかかる程度だった 今日の雨を見越して
数日前に散髪を予約して
あったので10時過ぎに行く 暖房の効いた部屋で
顔など剃られた日にゃ ついうとうとしてしまう
子供の頃から散髪は好きではなかった それは今もそのままだ 野生児の私は着物も髪の毛も
ぼさぼさなのが似合っている 刑事コロンボが好きで
よれよれのコートを真似ていた昔もあった
帰りに友人の家にちょっと寄り込んだら
あれ!良い男になっちゃって・・ などと言う 我が友人ながら
人を見る目がない奴だ 普段の俺の方がよほど美男子なのに
お洒落には縁がない と言うより
着飾るのがあまり好きではない それでなくてもハンサムなのに
これでおめかしでもしたらジャニーズ事務所が放ってはおかない^^
おれが植木屋になったと聞いた中学校の担任の女の先生が嘆いていたそうだ
ある同級生の女性に「○○君
俳優になれば良かったのに・・」と言われた事もあったっけ・・・
今頃 俺様が俳優になっていたら ヨン様は恥ずかしくて
日本には来られなかったに違いないと
ニヤついていたら
蒸した熱いタオルが顔に落っこちて目が覚めた
1/13(金)曇り
ハウスのビニール張り
昨日に続いての作業 天気は予報より悪いような感じで いつ降りだしても可笑しくないような
空模様だ 朝から気温はずっと同じままで肌寒い
夕方
薄暗くなるまでかかって何とか昨日の作業と合わせて3棟を仕上げた 明日は雨になる予報
なので 3時のお茶もそこそこに作業を続けて
やっと終了させた
残るもう1棟は大きく破けてはいないので
後日に折りを見て張りかえる事とする
これで一息ついた感じで
雨でも風でも心配する必要はなくなった この安堵感というものは
他に勝るものがないくらい嬉しいものだ
1/12(木)晴れ
ハウスのビニール張り
今日も穏やかな終日だった ビニール張りには願ってもない日和となった 風が吹いたのでは
ビニールどころか人間も飛ばされかねない
昨年の暮に吹いた台風並みの強風で3棟のハウスのビニールが破かれた いずれも屋根の
部分の三分の二がやられてしまって
補修では対応できないほどなので全面的な張替えをする事に
なった 正月を挟んでしまって
納品が遅れたビニールがやっと配達されたので勇躍として作業に
取り掛かったのである
新しいのをただ張るだけなら事は簡単なのだが
古いビニールを剥がすのに同じ手間隙がかかり
二重の負担となった
今日は結局1,5棟を終了した 真新しいビニールに覆われたハウスは見ていて気持ちが良い
ハウス自体も中の植木も何も変化はないのだけれど
何か新鮮な空間が流れているような気がする
これまでは雨曝しだったので 先日の雪にも降られ
このところの寒気にも襲われて それほど
か弱い作物ではないにしても気掛かりな一事として常に脳裏の一端を占めていた
透明で薄っぺらなビニール一枚だけど
これの有無の格差は計り知れない
1/11(水)晴れ
移植 根回し他
朝の景色は真っ白で
雪が降ったのかと思うほど霜が一面を覆っていた
寒かったのは朝の内だけで
次第に気温が上がり春のような陽気になった 久し振りに上着を
脱いでの作業となった 風もなく夕方まで温かかった 夕方5時の気温は5℃あった これが
平年の気温くらいだが 今年の冬が異常に寒いので
これでもかなり温かく感じる
親戚に秋田出身の夫を持つ者がいる 現在は東京に住んでいるのだが
夫の退職を控えて
定年後はこの地に移住をしたいとの希望を持っているようだ
一時は故郷の秋田に帰る事も考えたようだが
気候が温暖なこの地が気に入り 終の棲家として
選ぼうとしている 秋田も良いところだが半年は寒いのだそうだ
今年のような冬は特別としても
やはり何ヶ月も雪に閉じ込められる生活は
寒いと言っても一冬に
数度あるかないかで
明るい日差しの降り注ぐ千葉に比べれば暮らし難いに相違ない
日本海側の今年の雪は記録的な降り方のようだ 暖地に住む我々には想像もつかない苦労が
あるのだろう 何処に住むかの幸福度などは単純に比較は出来ないが
暖地の人間が彼の地に
暮らせようもないことは我が身に照らしても明らかなようだ
今この親戚の夫婦は当地の海に近い地域の土地を探している 何度か訪れてはいろいろと
調べているようだ
こんな田舎の何処が良いのだろうかと疑問に感じてしまうが
都会に住む人間には何か魅力が
あるんだろうか
20年ほど前は別荘地としてこの辺も土地が動いていたが
バブルが弾けてからは閑古鳥が
鳴くようなありさまだ 別荘の住人もほとんど見かけない
最後になったが今日の作業は・・ クロマツの小さいのを1本移植した これは春に苗木を
植えるために障害となってしまう場所にあったので移動する事とした その他
キャラの根回しを
5本ほど 後はバックホーで畑を天地返し
1/10(火)小雨後曇り
AM 休み PM 水掛け他
昨夜遅くから降り始めた小雨が朝の10時近くまで残って
午前中は仕事にならなかった
同業者が遊びに来てお茶を飲んだり
雑用を少し始末したりで時間が過ぎてしまった
雨はほんの小降りで畑の乾きを一掃するものではなく
表面を濡らす程度のものだった
それでも 先日の雪などと合わせて
徐々にでも水分不足を解消していって欲しいものだ
午後からは天候も回復基調になり
昨日植えた地中ポットに水を掛けた
1/9(月)曇り
カマツカの地中ポット植え
相変わらず気温が低くて地下足袋の足が冷える 晴れていれば土が乾いているので
次第に温度が上がって暖かくなるのだが・・
冬用の生地の厚い地下足袋を履いているが
それでも冷たい 手入れの時などは
防寒の短靴を履いて作業することもあるのだが
土いじりの仕事では どうしても靴の中に
土が入ってしまうので地下足袋以外では考えられない
作業着は昔に比べて格段に進歩している 素材も作りも優れているので防寒上は何も
問題はない もっとも
これは風が吹かなければの前提があっての事だけど・・
12cmポットに入っていたカマツカの苗を20cmの地中ポットに植えて畑に植込んだ
朝はかちかちに土が凍っていて
ポットが外れなかったのでハサミでポットを破って外した
この苗の大きさはH0,8m
株立ちになっている 年内はまだ沢山の実が付いていたのだが
今は鳥が食べてしまってほとんど残っていない 残っているものも
この寒さで実が完全に
萎びてしまっている
カマツカはアロニアとほぼ同じ種類だ 葉の形がアロニアより少し丸いのと
実の色の赤みが
濃いといった違いの他は見分けがつかない
1/8(日)晴れ
AM マツの根回し PM 休み
作業場にあるクロマツ(H5,0 C0,8)の根回しをする
この松は20年前に茨城県の鹿島地方から運んで来たもので
10年前に一度移植をした
松は樹勢が強いので
若木だと4〜5年もすれば根が荒れてしまう この松は古木とまでは
いかないが それでも結構年数を経ているので
10年でもそれほど荒れてはいない
ノコギリでなければ切断できない根は7〜8本だった 細い根も多く
このまま移植しても
何の問題もない程度だった
根の荒れ方は様々な条件に因る 若木か古木かの違いは大きいが
その他に 樹勢の強弱
強めの剪定をしていれば
それだけ根の伸張発育を抑制できる
土質に因る差異も大きい 肥沃な土は比較的根が暴れない 逆に肥料分の少ない土だと
根が遠くまで走ってしまいがちだ
土質の硬軟も違いが激しい よく締まった土はそれほど荒れない これは肥沃な土と同様
根が細分化され易いからだ 肥料分のある所で根は分かれ
硬いものに当って根は分か
れる 柔らかい土では抵抗が少ないので
根はどんどん伸びてしまう
バックホーで作業をする機会が多い昨今は
畑が必要以上に柔らかくなっているので
植木の根が荒れ易い傾向にある 化成肥料の多投も要因のひとつになる
午後からは 兄弟や甥姪が来て賑やかな宴会となった
1/7(土)晴れ
AM 休み PM 雑用
朝起きてカーテンを開けてびっくり 辺り一面真っ白な光景が飛び込んだ
昨夜のうちに降った雪が
屋根にも庭にも静かに積もっていた
天気予報では この地方の降雪を予想していたのだが
まさかと思っていた
例年だと この地に雪が降るのはせいぜい数度
降雪ゼロの年も珍しくはない
それも 少し温かくなった春先の3月頃に降ることが多い
これは
低気圧が日本列島の南岸を通過するパターンが多くなり
この時に
強い寒気が列島に吹き込んだ状態の時に雪が降り易くなる
今回も この例に沿ったものだったようだ
普通だと 千葉県の北部が雪であっても
海岸沿いの当地は降らない事が
多いのだが
今日はそれが逆転した 南房総から銚子市にかけての海沿いで
雪になったようだ
右写真の説明 昨年の暮の大風でビニールハウスの屋根が破られてしまった
そこから入り込んだ雪が中のイチゴノキに積もってしまった この他にも2棟が
同じような状況になった
あまりにひどいので
短い支柱棒で雪を払い落とした ぱらぱらと簡単に
落ちたが それでも1時間ほどかかった
イチゴノキ自体は予想以上に寒さに強く
この位では何と言う事もない
新しいビニールを注文してあるのだが
正月休みにかかってしまって 納品されるのが今月の
中旬になりそうだ
日当たりの良い場所の雪は午前中で融けた 日陰のは明日になれば全部なくなるだろう
1/6(金)曇り
地中ポットの植込み他
この冬一番の寒さ・・
同じフレーズを何度も使って更新しているのがこの冬の寒さ
屋外の自家水道は昼になっても凍ったままだ
昨夏24cmの地中ポットに植えたミモザアカシアを畑に埋め込んだ ポットに入れた当初は20cmほど
だった小苗が
大きいものは1,2mにも伸びた この寒さでも傷みは出ていない 繊細な樹姿からは
暖地でしか栽培できないイメージに見えるが
どうして中々のつわものである
地中ポットを地上で半年育てたのだが
これからは畑に埋め込んで秋まで育てる 木本としては
驚異的な伸び方をするので半年後は2,5mほどには成長していると思う
午後からはバックホーで
春に苗木を定植するための圃場を天地返しする 寒いので焚火にあたり
ながらの作業となった 腕だけで機械操作をするので身体が冷えてしまう こんな事はこの地方では
滅多にないので
今年の冬が如何に気温が低いかを物語っている
焚火・・ これも広義では野焼きのひとつだろうが
暖を取るためなどの小規模のものは法令上の例外
なのだそうだ
一応
ことわりを入れておかなければ不必要な誤解を招きかねない昨今の風潮が少し寂しい
1/5(木)曇り一時晴れ
モチノキの移植他
今日は特に寒さが厳しいようだ 曇り空なので気分的にも寒さが募る 風がないのが救いである
昨日 枝葉を取り払って丸坊主にしたモチノキを移植する
左の写真は3年前のもの 中央が昨日枝を払った姿 右が今日の移植後の状態
バックホーで幹の周囲を掘るのだが
通常の出荷の時は根鉢の大きさを決定して まずスコップで
4〜50cmの深さまでの根を探る 太目の根があればノコギリで切断しておく そうしないとバックホーの
バケットの爪で引っ掻いてしまい
根鉢を壊してしまう事になりかねない
今日のはそんな丁寧な段取りはしない いきなりバックホーで予定根鉢から少し遠目を掘削して行く
太い根もあるが
移植だしモチノキは丈夫な木なので少々荒っぽくても問題はない
深く幅広く機械で掘ってから
人間がスコップで予定の大きさまで土を崩しながら根を切りながら小さくする
移植を予定していたので
以前から何度か水を掛けておいた それでも
この乾燥は純情ではない
上部は水も沁みていたが下の方はまるで水分がなかった
寒いので いくら動いても汗は出ない それどころか
通常なら上着の一枚も脱ぐのだが 今日はそんな
気温ではなかった
根は思った通り
客土一杯に張り詰めていた 根が詰まり過ぎて
スコップが思うように根鉢を崩せない
従って
根巻きはしない そのままクレーンで吊り上げても根鉢は全く崩れない
根巻きはしないが幹巻きはする 日焼けを防ぐと共に防寒の意味もある 幹巻きは稲藁を使う 最近は
緑化テープ(麻布)を使用するのが多くなったが
稲藁の方が手間はかかるが断然優れている
温かく通気性も良いし
芽吹きにも柔らかいので適している 芽吹きや枝の伸び具合に合わせるかのように
徐々に腐食して落ちて薄くなって行くのだ
根がそんなに良かったら
何でここまでくるくる坊主にするんだと一般の方は疑問に思うかもしれない
実は
この方が完成品にするのが早いのだ そして枝葉が締まった良いものになる
葉をそのまま残して移植しても枯れる事はないが
木が疲れてしまって 回復するにはかなりの年月が
必要になってしまう そして
ダラリとした樹姿になってしまうのだ
何故この厳冬期に移植するのか これは単なる仕事上の都合^^ いくら丈夫な常緑樹だと言っても
時期的には良くないです 春秋の適期には出荷が忙しくて出来ないので・・
寒いと言っても
この地方は関東北部に比較したら結構温かいほうなので
こんな事も可能なのだ
それでも5〜6月の水揚げの真っ最中よりは良いと思います
1/4(水)曇り
モチノキの枝払い 畑の雑用
今日が仕事始め 近所の植木屋さんも動き始めたようだ
造形(玉作り)になっていたC80cmのモチノキの小枝を全部取り払って
幹と太い枝だけ残した
これは移植するための処置である この木はここに植えられて10年以上経つが
頭の方が
調子が悪くなってきた(俺と同じ)
何故こうなったかについては少々の説明がいる
何度も書いているが
この辺りは土質が砂地である 赤土(関東ローム)地帯で育てられた樹木は
この砂地に移植されると
大抵の樹木は生育が良くない 地質が大きく異なるからだ
そこで
客土として赤土を根鉢の周囲に入れ込む このクラスの木だと3〜4tの赤土を使う
赤土は業者から買い入れるのだが
4tダンプで8000〜10000円が相場である
この地方の特産のマキやマツには使用しないが
このモチノキやモッコク あるいはキャラ ツゲなど
には赤土を使った方が格段に成績が良くなる
このモチノキは東京の練馬から運んで来たもので
当然関東ローム地だ だから植込んだ時は
赤土を沢山投入したのだが
10年を過ぎているので植木の根が客土の赤土全体に行き渡って
しまったようだ 植木の根は同質の赤土なら抵抗なく伸びて行くが
砂土には伸びて行き難い性質が
ある こうなると
鉢に植えられた植物と同じように根詰まり状態になり生育不良となってしまうのだ
せいぜい5〜6年で売れてしまえば一番良いのだが
大物の場合はそのタイミングが難しい
この状況を改善するには周囲の土を再び入れ替えるか新たな場所に移植するかという事になる
そこで今回は移植をする事にしたのだ 明日はこのモチノキを掘る
1/3(火)晴れ一時曇り
正月の一日二日と冴えない天候であったが
今日は穏やかに晴れた
昨日は午後から雨になったが
ほんの小雨で10mmとは降らなかったのではないか
畑に出て見たが
地表だけは湿っていたものの少し下は乾いていた どうやら
植木のために
役立つほどの雨量ではなかったようだ 期待外れに終った雨だった これから先は再び乾燥した
天候が続くようだ 11月12日にまとまった雨が降ってからは雨らしい雨はない この様子では
二ヶ月以上続く事になりそうだ
近所の家からチェーンソーの音が聞こえる 正月三日だというに
何か作業をしているようだ
会社員のお宅で
日頃とても忙しくしている人だ 大晦日も仕事で
明日からもう会社が始まるの
だろうか
その前に家の仕事をやっておこうという訳なのだろう
今日は正月に田舎に帰省していた人のUターンがピークになるのだそうだ 長時間かけて
田舎に帰って
再び混雑の中を都会に戻る 大変な事と思うが
それほど田舎の実家は
良いものなのだろうか 田舎の私には分からない
1/2(月)曇り後雨
今日は仕事始め・・・ そんなことも20代の頃はあった
もっとも 初売りは今日が一般的だし
交通機関も当然通常の運行だ
この時期が稼ぎ時の職種も少なくない マスコミも公共機関の一部も正月だからと
休んではいられない それらに関係する周辺の人々も含めて
一体どのくらいの人間が
年末年始を働いているのだろう
圧倒的多数は休んでいるのだが
別にいつ働こうと休もうと自由で良いのだし
正月も働いているからと言って特別ご苦労様でもない
テレビで正月番組でもやっていなければ
今が正月との実感はあまり持ち難い
今年は元旦に甥っ子が遊びに来た他は兄弟親戚も来ないので静かな正月になっている
お茶を飲みながら箱根駅伝を見たりしていると時間はすぐに過ぎるのだが
それにしても 人間が唯走っているだけなのに
何故あのように美しく感動的なのだろう
戦いは様々なドラマを生むが
目標に向って自分の限界に挑戦する姿には尊いものがある
夢の実現に向けて努力している人間は幸福である 人生感意気 功名誰復論
1/1(日)曇り
明けまして おめでとうございます
ここ何年も 元旦は穏やかな日和でしたが
今年は曇ってしまいました
初日の出も拝む事はできなかったと思いますが
それでも 雨が降らないだけ良かったと思います
私は不信心なので 初日の出も初詣にもあまり
行かないで 寝正月がいつものパターンです
日頃 目一杯の仕事をしているので
正月くらいは何にもせずにだらだらと過ごし
たいと考えています
ただ こうしていると時間の経過がものすごく
早いように感じます
時間をどう使うか 重要なテーマだと思います
今年が充実した一年になるように心がけて
気合を入れてやって行こうかと・・
今年最初の写真は太郎冠者(タロオカジャ)ツバキです
ワビスケ種で11月から2月まで咲いています