シッキムヒマラヤ・カンチェンジュンガ トレッキング  
   2003・4・19〜5・3  
   インド デリーの一日  
     
   
     
   5月2日 オールドデリー、ニューデリーの観光  
     
   
  カンチェン・ジュンガ トレッキングを終えて、おまけのような市内観光だし、40度を越える暑さだし、ゴミゴミしてるし、SARSも心配だし・・・と出掛けたオプショナルツアー。

 午前中は、ヒンズー教のお寺、インド門(凱旋門)、ガンジーのお墓等に行った後、オールドデリーへ。現地のガイドのアブさんが手配してくれて、まさか乗れると思っていなかった輪タクに乗せて貰う。こんな所で個人で乗ると、変な所に連れて行かれたり、代金をぼったくられるんじゃないかと心配で乗れないけど、集団で行動するとの事で少しは安心、でも女性同士だと、まだ不安・・で男女ペアで乗ることに・・これが、ほんとにおもしろかったです〜(*^_^*) さすが人口10億のインド、混沌としたというか、なんでもありというか・・・。牛はそこらの草を食べ、乳は搾っているわ、角で散髪しているわ、??の肉はぶら下がっているわ、鍛冶屋、金物屋、布店、屋台に果物はあるわ、瓜をむいて売っているわ、キンキラキンの貴金属店、ありとあらゆる物を売っている。
 少し止まろうものなら、子供を抱いた婦人が身振り手振りで、この子の乳を飲ますお金を頂戴と寄ってくるし、降りて買い物なんかは出来ませんわね!

 午後は、世界遺産のクドュブ・ミナールとフマユーン廟、インド人の観光客もたくさん。バスを降りると、蛇使いや物売りが寄ってくるし、写真を撮るとチップを要求される。ミナールの方は、もう少しゆっくりしてもいいな〜と思ったけど、フマユーン廟の方は暑いだけで階段が・・疲れた身体にはこたえた。それより、お土産を全然買ってないのがしんぱい! 連れて行って貰ったお土産やさんには買いたいものがないし・・、空港に行く時にちょこっと寄って貰ったカレー粉屋さんで、カレーパウダーをやっと買えて一安心。
 空港では、やはりマスクをしている人がいる。インド航空のスチュワーデスは無愛想な態度で何でも上から渡す。日本のスチュワーデスのように、いかがですか?、どうぞ という態度ではない。Yさんによると、インドではスチュワーデスになれるのは特権階級の娘しかなれないそうで、家には召使がいて全部してくれるのに、何で自分が召使と同じような事をしなければならないのかと思っているんじゃないか・・との事、なるほど〜。帰国後読んだ新聞に、インドではダウリ(結婚持参金)という慣例があり、今では違法らしいが、2001年に全国で約7000人がダウリ関連で死亡と記録されているが、報告されない事件数は記録されたダウリ関連の暴力や殺人の事件数の約100倍にのぼると推定されるそうだ。ニューデリーでは昨年1200件、今年に入ってはすでに1902件となっているらしい。通り過ぎただけのインドだが、沿道にいる人達をみても、女性が良く働いている印象だった。女性の平均寿命は男性より短いそうだ。

 思わせぶりな演技、すぐに並んでダンスになったりするインド映画をスクリーンで見たり、眠ったりしているうちに、成田に午後0時に着いた。羽田へ向かうリムジンバスから見た、日本はほんとうに清潔で綺麗。羽田でやっと安心して“なまもの”を注文してビールで乾杯!! ツアーリーダーの鈴木さん、昔娘Aさん、Oさん、みなさん、長い間お世話になりました。ありがとう御座います。
 最後に、waiwaiさん、空港への送迎、お留守番ご苦労様でした。  



後日談

 高山病の症状は全くなく、元気にトレッキング出来て帰国出来たのに、翌日は梅田に写真の現像に出かけ、二日目は山へ行く等しているうちに、体調が悪くなり、歯は痛くなる、ジンマシンはでる、立て込んできたスケジュールをこなすうちに風邪をこじらせてしまった。一月半たってやっと体調が戻った。SARS発生地から帰国したら、10日間は家で待機するように市報に出ていた。それに習って、これからは教訓として、海外トレッキングの後、一週間は休養しょう!
 
     
     
     
     
     
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