2022年  

 

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2022年G・W


 5月8日【古岩屋】

午前


 連休の最終日、と言っても年中休みのwaiwai隊には関係ないのだけど、皿ヶ嶺のギンランを見て、古岩屋のキンランを探索に行く事にした。10時50分、古岩屋の駐車場に到着。ここのツツジの色は皿ヶ嶺と違う。遊歩道には、フタリシズカが咲いている。


 朽ちかけた薬師堂の横の石仏様に木漏れ日がさしていたので撮影する。そこから奥へ行く道々にコケイランがたくさん咲いていた。何故かこの蘭は盗掘されないようだ。


 登山道にはタニギキョウがたくさん咲いている。


 12時12分、「広葉樹の森」へ標識がある道にさしかかり、おっちゃんが行ってみると言うので歩く。5分程で、大きな堰堤の横を通る。少しでトイレもある。マムシグサテンナンショウが生えている。


 12時28分、休憩所があり奥に堰堤がある。おっちゃんがタマゴタケを写している間に、親鳥がけたたましく鳴いて路肩を横切る間に、小鳥が枯れ枝の間に隠れるのが見えた。12時39分、展望が効く所に来て、石墨山方面が見えた。すぐの所に、国民宿舎へ下りる標識がある。



 直ぐ裏手に休憩所があり、山の名前が書いてあるが、木々が大きくなってしまって展望はきかない。12時43分、林道の行き止まりとなったので引き返す。ここまで約30分かかった。休憩所の横から落ち葉の道が上へ続いてあと少しのようだが、予想していたような広葉樹がぼんぼんと立っている感じではないようなので行くのは止めた。国民宿舎へ下りる道を下りると早いだろうが、どんな道か分からないので、元の道を下り13時に分岐に戻る。その後、国民宿舎古岩屋荘で猪カレーを食べた。

午後


 13時45分、昼食後に午後の散策に出発。フデリンドウが一輪咲いていた。午前にwaiwai隊の前を3人の女性が歩いて行ったのだが、午後も彼女達の車が前を行くのが見えた。その車が、「広葉樹の森」の案内がある林道の入り口に停まっている。午前に入り口を見つけたので来たのだな。八丁坂への分岐を通り、浄水場を越すと、民家がある。今日は在宅のようで、お仕事の音がする。道から黄エビネの大株が見えた。

 坂村真民の詩が掲げられている家があり、そこから歩いて少しの所でキンランを見ることができた。(^^♪


 木の葉に出来ているのは虫こぶだろうか。道々のワラビを採ったりして、15時30分に国民宿舎の駐車場まで戻り帰路についた。


 5月6日【小田深山】


 そろそろ小田深山の岸ツツジが咲いている頃だ。連休中は晴天続きだったが今日は曇りの予報なので、花の撮影には良いと出掛ける。ところが、砥部辺りで、おっちゃんが「カメラを忘れた」と言うじゃないの! 山行記用のデジイチは持っているんだけど、最近譲った撮影用カメラの他の機材は車に積んでいるのに、肝心のカメラを入れてないそうだ。せっかく練習しようとしていたのに・・・、とガッカリしている。

 11時に旧小田深山山荘跡に車を停めて、遊歩道を撮影しながら歩く。昨年と同じ日に来たのだが、岸ツツジの咲き具合は今までで一番良い。


 ところが、雲一つない良い天気になってきてガッカリだ。五色河原で対岸に渡り、県道に戻る。


 ラショウモンカズラ・フタバアオイ等を写し、廻り岩の所で撮影する。こちら側の岸ツツジは、まだ蕾が多い。


 広場が有料のキャンプ場になっていて、無断ではキャンプは出来ないと看板がある。

 12時55分に車に戻り買ってきた弁当を食べる。それまでは、来ているのはwaiwai隊だけだったのだが、車が一台やってきた。なにやら会った事があるカメラマンだ。あちらもこちらを誰だったかと見ている。そして、風雪ながら暮らしさん(ネット仲間)だと気がついた。しばし歓談する。

          
 その頃から雲が出てきたので、絶好のチャンスだ。もう一か所のキャンプ場の辺りが良いとの情報を得て行ってみる。流れと岸ツツジの良い所があったので写す。その後、吊り橋の向こうに車を移動し、吊り橋の向こう側で撮影し、15時頃帰路に着いた。

 今回改めて気付いたのだが、随分と整備がされていた。また、話題になっていた新深山荘の建設については「コロナ禍で凍結」したとのニュースが出ていた。


 5月5日【白石の鼻・木野山神社】


 2014年1月16日におっちゃんが悪性リンパ腫の放射線治療が終り新聞の記事を見て行ってみた「木野山神社」で、神主さんがお祓いをしてくれた事があった。お礼参りをしてなかったので、行く事になる。
 もう8年前になるので、おっちゃんは行き方を忘れた(おっちゃんのカーナビでは入力出来なかった)そうで、まずは白石の鼻へ寄ってみる。満潮の時間だったのか石はあまり見えなかった。休日だからか、海岸沿いには何人もの釣り人が居た。

 運転免許センターを通って堀江へ出て、バイパスを通って看板に従って行くこととした。神社は、連休にも関わらず参拝者は誰も居ず閑散としていた。参拝後、おみくじをひいたら、おっちゃんは『大吉』、私は『中吉』だった。帰りは伊台周りで帰った。


 5月2日【春爛漫・皿ヶ嶺】



 4月30日に来た時は、ロケハンだったのでカメラを持ってこず、折角の「日暈」(ひがさ)を撮りそこねた。今日は、ツツジが咲いていたので撮影という事で、三脚・カメラを持っている。風穴の駐車場に停まっている14台の車のうちの半分の7台が京都・高知・香川・広島等の県外ナンバーだ。もちろんその他にも、道端の広い箇所にも停めているのだ。
 9時40分、登山口を出発。単独の女性と花の名前を確認しながら上る。30日に来た時には、例年ケヤキのムロに咲いているヤマブキソウは満開ではなかったが、今日は満開だ。ヤマウツボが群生している。


 単独女性は、東温アルプスガイドを持っているのだが、載ってない花もある。今回も、沢部の倒木の上に咲いているシコクカッコウソウを写す。


 色が薄いのは、そういう種類なのか終りかけなのか、理由などは分からない。ヒトリシズカが咲き始めている。岩の割れ目に今年も咲いたね。


 ベンチには、連休で来た観光客らしい方が休んでいた。11時30分、竜神平への分岐。角にあるツツジをおっちゃんが写す。私は少し中へ入って、以前写した事があるツツジを写した。そこは、猪が穴を掘り、ぐちゃぐちゃになっていた。


 12時15分、分岐を竜神平へ向かう。この辺のツツジは咲き方が少ないので被写体にはならないな~。13時、愛大小屋の前に到着。弁当を食べる。元トイレがあった辺りのツツジが良く咲いていたので写す。

 13時40分、竜神平を後にする。尾根筋から谷筋をグルっと回る辺りの新緑が薫風に揺れている。いくら待っても止まないので横切って行く登山者を入れて写した。


 この花は容姿が端麗だな~。ニッコウネコノメソウ・二輪だけどイチリンソウがある。


 やっぱり連休だ、観光できている登山者がいる。大岩の上で記念写真を撮ったり、下山は苦手なのか足が痛そうな人がいる。開きかけのヤマシャクヤク、探している時は見つからないけど、ふとした所にフデリンドウが咲いているのを見つけた。14時50分に下山した。


 4月30日【春爛漫・皿ヶ嶺】

風穴~竜神平分岐



 今日は撮影は抜きで春を満喫しようと、カメラは置いてきた。連休の合間で登山者も少ないかと思っていたが、水の元には車がたくさん停まっている。9時50分、風穴の駐車場に到着。風穴園地に植えられた花を見る。オダマキ・色とりどりのエビネが咲いている。


 10時10分、登山口を出発。植物観察の登山者が数人いる。ウスバヒョウタンボクが咲いていた。

    
 どの人も下を見て、春の妖精を探している。昨日まで降っていた雨に濡れて、陽が差しこんでいない時間で、冷えているのかまだ開ききっていない花が多い。


 ケヤキのムロに例年咲くヤマブキソウは、まだ満開ではない。ツクバネソウ・コガネネコノメソウが咲いている。ヤマウツボは例年よりは増えているように見える。


 ルイヨウボタン、沢部にある倒木には、いつものようにシコクカッコウソウが咲いている。上を見上げれば、ブナの新緑が清々しい。


 ピンクの花々は登山道に普通に咲いている。毎年のように増えてきているような~。咲いている場所によっては、まだ露に覆われて少し萎んでいる。


 スミレ、正確な名前は分からない。(^^ゞ 上を見上げるのが好きなのだ。逆光に映えた谷。


 春の伊吹を感じるシダ、そして、去年は崩れてあまり咲いてなかったシコクカッコウソウ、ミツバテンナンショウは健在だ。

  
 11時8分、ベンチに到着。先に休んでいた登山者が出発して行ったのでベンチに座りバナナを食べる。登山道に垂れるツツジの色が逆光に映えている。


竜神平分岐 【日暈】現る

    
 11時20分、竜神平への分岐にひときわ目立つツツジが咲いている。それをおっちゃんが撮っていて、「日輪ができとる~!!」と言っている。ほんとだ!出来ている! 石鎚山の天狗岳に出来ている日輪の写真は見た事あるけど、今見ている現象の名前は思い出さない。(2枚目はおっちゃんが撮影しているの写真) しまった!! 今日はカメラなしのお気軽登山なのだ。

 
 タブレットで全体が写るように移動して写す。広角レンズがあったらな~、タブレットもわりと広角なんだけど、これが精一杯。

翌日の愛媛新聞に

 お日さま囲む光の輪

 
県内全域で青空が広がった大型連休2日目の30日、松山市で午前11時20分ごろ、太陽の周りに光の輪ができる「日暈(ひがさ)」が観測された。
 気象庁天気相談所によると、日暈は上空の高い場所にある薄雲の氷の粒に太陽光が屈折して現れる。「一般的に天気が下り坂になる前に発生しやすい」という。日暈は30日、九州や四国地方で確認され、一部地域では帯状の虹のように見える「環水平アーク」も発生していた。    (長谷川悠介)


と載っていた。

上林への尾根~竜神平

  
 良いブナの周りに出来ていたら絵になるなるな~と、いつものブナに急ぐ。日暈が既に薄くなっていたのか(肉眼では見えていたんだけどね)、あまり写っていない。
 11時35分、竜神平への分岐を上林峠方面へ少し歩く。


 こちら側にもミツバツツジが逆光に映えている。黄色いキノコ・既に実になったカタクリ・ワチガイソウを写す。カタクリは種が飛んだのか増えている。


 12時17分、竜神平の愛大小屋前で弁当を食べる。頂上から下りてくる数グループが旧トイレの方へ行っては戻ってくる。何があるんだろうと行ってみると、ここにもカタクリの葉(実になっているのもある)があちこちに出ている。だれかが移植(あるいは、種を蒔いた?)して増えたのかな?これから「カタクリ園地」と呼ぼう。(もともと此処にないものを植えるのには賛否両論あるよね、だけど、動物などが運んで来る事もあるしね。)

竜神平~頂上


 
 12時43分、昼食を終え頂上へ向かう。冬から今の時季まで木の枝越しに山が見える場所から石鎚山が見える。


 木の又に毎年生えているクロフネサイシンが無事に生えている。町内会のOさんから、盗掘されていると聞いていたので心配していたのだが無事に咲いている。

 
 スッキリとした天気なので、頂上直下の石鎚山展望所(waiwai隊命名(^^ゞ)から石鎚山が良く見える。13時15分、頂上に到着。ヤマナシが咲いている。ここでは休まず、十字峠方面へ下りる。

頂上~風穴


 13時30分、十字峠に着く。テントをたたんでいる人や、登山道でお話した高知の3人家族が休んでいる。ヤシャビシャクの花が咲いていた。枝は一本しかなくなり、2本根元から切られているようだった。


 半急登コースを下りる事にする。イワカガミは、花芽が少ない。ジロボウエンゴサクが咲いている。上がってきた女性二人組に、「咲いていましたか?」と聞くと、「まだ芽がでたところ」との返事だ。主語がなかったので、クマガイソウとシコクカッコウソウの勘違いだろう。そして分かって下さったのか、「小さい苗はあるものの、いつもと違いあまり咲いていませんよ。」と教えて下さる。


 のっこしに14時5分到着し、おやつの杏仁豆腐を食べる。ミヤマハコベ・シコクナベワリを写し、シコクカッコウソウの咲いている場所に来てびっくり! どうした事だろう、荒れてボツボツしか咲いてなかった。


 ミツバコンロンソウを写して、ここからは淡々と降りるのみである。14時30分に分岐を通過。


 シコクスミレ・イチリンソウ・フタバアオイ等を写す。この頃になると、おっちゃんの花の撮影の熱意が薄れているな~。


 そろそろヤマブキソウが咲いてきている。14時55分下山、駐車場へと歩いて行くと見覚えのある登山者とすれ違う。お体を悪くされて、目の調子が悪くなられたランスケさんだった。去年、11月に竜神平でお会いした時も、電車の駅から歩いて来られたみたいだったが、今回も歩いて来られたそうだ。今からどちらまで行かれるのか分からないが、1時間くらいならお待ちしますので乗って帰りませんかと話すと、ヘッドランプを二つ持ってきたので大丈夫との事。達成するのが大事だからね。20分ほどの立ち話だっただろうか、「また、お会いしましょう」と別れた。


 風穴の池には、メダカが群れをなして元気に泳いでいる。カエルの鳴き声もしたので、いなくなった訳ではないのだな~と、胸を撫でおろした。広場の植え込みの間にアミガサタケがたくさん生えていた。水の元までの路肩に、ミツバツチグリが一面に咲いている。 

水の元のヤマシャクヤク


 15時50分、水の元の駐車場に車を停めて、ヤマシャクヤクを見に行く。夕方になると萎むのか綺麗に咲いているのは少ない。水の元園地の上部の方はまだ咲ききっていないのが多いが、下の方のは終わっているようだった。