2021年  

 

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 30日【皿ヶ嶺】



 土・日は避けて、7月最後の平日だからと出掛ける。10時15分、風穴の駐車場に到着。水の元に1台と少ないのに驚いていたのだが、風穴に1台もないとは驚いた。誰が立て掛けたのか、木の杖がある。登山口までの道にトチバニンジンが赤い実を付けている。登山口の駐車場に1台停まっていた。10時30分に出発。


 フシグロセンノウが次々に咲いている。4日前の26日にキバナノショウキランの観察に向かった時には、町内会のOさん・皿ヶ嶺の常連さんとすれ違ったのだが、誰にも会わない。10時55分、半直登コースから下りてきた単独男性と話す。頂上で2人の登山者と会ったそうだ。waiwai隊は、分岐を通常の風穴コースを歩く。ギンバイソウが満開の道だ。22日には蕾だったイワタバコが満開に咲いている。


 タマガワホトトギスが1輪だけ咲き残っていた。11時25分、ベンチでバナナを食べる。畑の川コースのノギランは、2、3輪しか咲いてなかったのだが、竜神平への道のは下部から立派に咲いてきている。


 11時45分、竜神平に到着。単独女性が熱心に地図を見ている。単独男性が2人来た。弁当を食べて周回路を反時計回りに歩く。コバギボウシ・タチカモメヅルがたくさん咲いている。木橋を渡ると、周回路に被さるように草が生えてきている。植物の勢いは凄い。ツリガネニンジンが咲いてきている。


 じわじわと照りつける太陽の光の為に、気がつかないうちに体力を奪われている。森の中でも木漏れ日が暑い。12時35分、分岐を上林峠方面へ向かう。登山道脇にもコバギボウシの大株の花が咲いている。12時50分、ベンチで休んでいると、体毛が真っ黒の動物(大きさは、タヌキかテンぐらいか?)が、登山道を走ってきて、私たちの前の笹の中へ飛んで逃げて行った。
 すぐ先の登山道脇の花は、葉の脇に花芽がついているからヤマジノホトトギスだな。


 木の階段を下りると、上林峠から上林集落が見える。通行止めのロープが架けられている上林峠コースを自己責任で通過する。花筏の実がなっている。


 シモツケソウが咲いていて華やかだ。路肩にアクシバが咲いていた。上林重信林道は新たな工事が始まったみたいで、重機が置かれている。


 トラックが行ったり来たりしているので、工事の邪魔をしないように、気をつけないとね。26日に歩いた時にはタマガワホトトギスは蕾だったが今日は咲いている。このイワタバコは26日に写したものだが、既に花は終わっていた。右端のイワタバコは、すぐ先の上林林道の路肩のコンクリートの上に生えた苔に咲いている。ドライブスルーで花の観察が出来る筈だ。



 淡々と林道を歩く。色が変わっているハガクレツリフネを写す。林床にオオキツネノカミソリが咲いている。トイレ裏の花壇には、夏エビネ・キレンゲショウマ・ヒオウギ等が咲いている。
 14時45分、風穴に戻ると、家族連れがボツボツ来ていた。


7月30日



 今日も3ヶ所回った。オオバノトンボソウは咲いてきている。オオヤマサギソウを観察に行くのは、この前咲いていたのでパス。アオフタバランはもう少しというところか。キバナノショウキランはもう散りはじめている。植物観察の常連さん達が毎日のように山に来る気持ちが良く分かる。1週間も来なかったら、花が終わっている事があるんだから。

7月26日



 19日に見た花の開花状況を見に行った。4日前蕾だったササユリが咲いていた。蕾は後一つ。


 この4ヶ所を観察に回るのは、頂上へ行くのより疲れるかも。(^^;


 22日【皿ヶ嶺】


7月19日


 見る事が出来た珍しい花が開花しているかどうかを見に行った。オオバノトンボソウ・オオヤマサギソウ・アオフタバラン、遅咲きのササユリも見る事ができた。蕾は後二つ。



 今日見た珍しい花 ツチアケビ(それ程珍しくないか・・)、キバナノショウキラン(2019年8月5日に別場所で見た事がある)、2017年8月14日に見つけたラッキョのような実が、キバナノショウキランをネット検索していて、キバナノショウキランの実だと分かった。



7月22日


 連休の初日、風穴コースから上る。10時30分、登山口を出発。草刈りをしているのだが、フシグロセンノウを残して下さっている。家族連れが続々と風穴の井戸へ向かっている。先月29日にはキハダと言う大きな木が倒れていたのだが、今回も梅雨末期の大雨で倒れたのか登山道に倒れてきている。林床はギンバイソウが咲いている。


 小さい子供を背負って若いご夫婦が上っている。イワタバコがチラホラ咲いてきている。タマガワホトトギスが咲くガレ場を恐れもせずに上っている人は、高知の登山グループのようだ。高齢(?)の女性も好奇心旺盛で怖いもの知らずのようだ。ピンクのギンバイソウの美女をおっちゃんが探して写している。


 谷いっぱいのギンバイソウ。オウギカズラも咲いている。木株に今日はギンバイソウの花で人面を書いている。うーん、見逃すか。(笑) すぐ先にあるベンチで休んでいると、さっきの親子連れが通り過ぎて行った。


 谷を曲がる所で、子供が歩くようになったようだ。「下りたいと言うので」と奥さんが言っている。可愛い子だな~、男の子で2歳ということだ。11時53分、竜神平に到着。皿ヶ嶺のマドンナのNさんが休んでいる。いろいろお花の情報を教えて下さった。湿原には、コバギボウシ・ミズチドリが咲いている。


 ハンカイソウも満開だ。タチカモメヅルも咲いている。おにぎりを食べて、畑の川コースを少し下りて、分岐から頂上に向かう。ノギランが咲いていたが、なんか少ないな~。13時53分、誰もいない頂上に到着。


 シモツケソウが迎えてくれた。十字峠までに、ササユリの咲き終わりかけが笹の中にあった。又、来年ね。オニノヤガラ・ハガクレツリフネを見る事が出来た。



 羽化した後のセミの抜け殻や、土の穴から出てきたばかりのセミが木をよじ登っているのを見る事ができた。羽化する所を見たいが時間がないよね。のっこしから下りる登山道にも木が倒れてきている。竜神平から頂上経由で風穴まで、誰にも会わなかったのに、風穴は観光客で賑わっていた。


 去年、花が終わった後、風穴のアジサイの枝をバシバシに切っていたが、今年は良く咲いている。今年、一株に3輪くらいしか咲いてなかった陳ケ森も、「これくらいは咲いて欲しいものだ」とおっちゃんと話す。アジサイを見て、キツリフネ・ヤマホトトギス(?)を写して車に戻った。風穴へ来ている家族連れ以外は、もう帰ったようだ。3時30分、この時間帯になっても無謀運転の若者が上ってくる。




 12日【皿ヶ嶺】



 6日に畑の川コースから上り、ヤマツツジのロケハンに行った際、コース途中の杉林の間伐作業の中の登山道がバラが繁茂して歩き難いので、ザックに入れておいた小さなガーデンハサミを出して切りながら歩いた。その場所も自然林になって来るとバラは繁茂してないのでザックに仕舞った筈だった。それが無くなっているのに気がついたので、休んだあそこに置き忘れたのか、それともお昼の時にザックの中のものを全部出したので竜神平かな?とか、拾ってくれて愛大小屋に置いてくれているかもと思い、探しに行く事にした。

 いつものように上林トンネル南口の近くの広場に車を停めて支度をしていると、畑の川の方から来た車の運転手さんに見覚えがあり挨拶をする。香川の写真家Mさんご夫婦と後部座席にお友達が乗っていた。石鎚山のササユリを見てきたとの事だ。しばらく話をしたので出発は11時になった。ここから10分くらいで畑の川登山口だ。バラの繁茂した場所を通過し、休んだ岩の辺りにはハサミは無かった。頂上への分岐近くのノギランは3本しか花芽は立っていない。


 11時43分、分岐を頂上方面へ向かう。雷がゴロゴロと鳴ってきた。頂上まで行こうか止めようかと迷ったが、そのうちに雷が遠ざかって行ったので決行した。植林帯から自然林になって大木が倒れている。木が倒れると、その近くの木も倒れ込んだ枝などで巻き添えを食って倒れる事がある。横の木の枝が、絡みついて一緒に倒れていたので、ほどいて解放したりして2本の木を起こしておいた。道具の持ち合わせが無いが、このぐらいなら出来る。


 12時47分、誰もいない頂上着。頂上のササユリは、花が3輪のはもう終わりかけで、綺麗のは1輪だけだった。


 十字峠までのヤマツツジはたくさん咲いていた。登山道にボツボツササユリが咲いていた。伐採地からは前線の黒い雲の下に瀬戸内海が良く見渡せた。


 13時10分、十字峠。直進すると、以前はササユリがたくさん咲いていたのだが少ない。ぐるっと回る所の株は全部盗掘されていた。尾根の分岐を十字峠方面に向かう。


 林間にツルアリドオシが咲いている。竜神平から来た3人の女性グループとすれ違う。今日初めての登山者だ。13時30分、この前食事をしたベンチで弁当を食べる。ここにも、愛大小屋の忘れ物の箱にもハサミはなかった。竜神平には、ハンカイソウが咲き始めている。


 14時25分、分岐を上林峠に向かう。この前、おやつを食べた上林峠のベンチにもハサミはない。このコースで最後の蕾のササユリが綺麗に咲いていた。寄り道して、8日に落とした登山用のポール(ストック)のラバーマッドバスケットも探して歩いたが見つからない。 15時10分、車に戻る。


 今日見る事が出来たササユリ。


 8日【皿ヶ嶺】



 6日のロケハンから雨が降る日を待っていた。15時から雨との予報なので出掛ける。10時30分、上林トンネル南口の近くの広場に車を停める。ドコモの鉄塔の点検路の入口に見覚えのある車が停まっている。3日に陳ケ森へ行った帰りに蕾が折れそうに垂れ下がっているササユリを枯れ枝で補正しておいたのだが、綺麗に咲いていた。見覚えのある車の主Sさんと仲間達が下りてきて少しお話しをする。

 おっちゃんは、最近まで登山用のポール(ストック)は持って歩いてなかったのだが、階段を上るのが息があがる体調になってきたので、持つようになった。それから、付いているラバーマッドバスケット(こう言うらしい)を無くし、雪用のを付けて無くし、今回最後の一つを無くしたのだ。見ているとポールをクルクル回したりしながら歩いている。このラバーマッドバスケットが飛んでしまうと、大体の場所は分かっているのだが、いくら探しても見つからないのだ。


 一時間程ウロウロして、11時30分に上林峠の登山口を上る。


 約400段の階段を休み休み上る。今日は、重いカメラと三脚を担いでいるのだ。やっとこさ肩部まで上りしばらく歩いていると、ガサガサとヒキガエルが出てきた。久し振りに見たな~。12時30分に分岐を竜神平に向かう。頂上付近から靄が下りているが、竜神平には届いていない。


 ヤマツツジや、この前も写したササユリを写して、13時30分愛大前のベンチに着き弁当を食べる。写すヤマツツジは決めているのだが靄が出ない。そのうちに小雨が降ってきたので、腰を上げる。


 写そうと決めていた場所で待っていたが、蚊取り線香が燃え尽きたのでブヨに纏わりつかれ刺されたし、靄が出そうにないので、これでいいかとフイルムを使い切ってしまう。さあ、帰ろうとカメラを納めると、靄が出てきた。その時は既に遅しだ。来た時と同じ場所で又ヒキガエルが出てきた。枯れた竹に花のような形のキノコがついている。


 15時18分、ベンチでゼリーを食べて休憩。撮影は残念な結果に終わったのだが、まあ靄があったとしても変わり映えのない写真しか撮れないんだからいいかと淡々と下りる。15時47分、車に戻った。上林峠から上では誰にも会わなかった。



 6日【皿ヶ嶺】



 今日は皿ヶ嶺のヤマツツジのロケハン。ロケハンと言っても、ひょっとして写せるかもと重いカメラと三脚は持っているのだ。上林峠から階段を上って行こうと決めていたのだが、上林トンネル南口には車が2台、すぐ先の広場には5、6台停まっていて、駐車スペースが一杯だ。ササユリ見物の車だな。それで、畑の川登山口から上ろうと、次の広場に車を停める。こっちには1台も停まっていない。

 林道は、水場まで草が刈られていて、この間見た珍しい花も刈られているようだった。11時6分、畑の川登山口を出発。ジャガー道は、草が茂ってきてイナモリソウも終わりを迎えていた。白いホタルブクロが咲いている。


 ゆっくり上り、地味なノギランの蕾を写して、11時50分に分岐を頂上方面に行ってみる。


 少し探索で時間を潰して、竜神平へ向かう。ヤマツツジが咲いている。例年5、6株は咲いていたササユリはこの二株のみだ。


 12時40分、竜神平に到着しおにぎりを食べていると、皿ヶ嶺のマドンナNさんが通り掛かり少しお話しする。13時15分、周回路を反時計回りに歩く。笹の中にササユリが咲いていて咲いたばかりで初々しい。ここで、やっとカメラを出し1枚写す。森の中の入口に去年までササユリが咲いていたんだが・・・、とおっちゃんが呟いている。この2輪は無事に咲いているな~♪ 靄があればヤマツツジを写すのだが、写す事が出来なかった。


 14時、分岐を上林峠方面へ。木の階段の途中の岩の所のササユリも、今年は3輪しか咲いていない。


 階段を折れた所のササユリは、2年に渡り秋に掘られた痕を見た(ある所が分かりやすいからね)のだが1輪しか残っていない。その後も、咲いたのが2輪と蕾が1輪見えただけだ。上林トンネル南口の近くの広場の車は1台になっていた。林道をテクテク歩いて、15時20分、車に戻る。


 その後、トンネル横の上林重信林道に寄ってみる。今年初めてのハガクレツリフネが咲いていた。工事のトラックがあり、フォークリフトで仕事をしていた。



 3日【陳ケ森】



 去年は水の元のそうめん流しは新型コロナで中止だった。今年はどうかな?多分中止だろうな。それだと上林林道の路肩の草刈りはしてないだろうなと言いながら車を走らせる。カーブを曲がり、桜が植わっている所は下草が刈られている。まあ、公園みたくしてるからね。そして、上林林道に入ると、草が刈られている。あれっ、そうめん流しあるのかな?と思って上林林道を走っていると、おじ様が1人で草刈り機で草を刈っている。車を止めて、「お1人で刈られているんですか? 去年も刈って下さっていましたね。」と声をかけると、「もう1人いる」とおっしゃっていた。お礼を言って車を走らせると、軽トラともう1人が目に入った。車を止めて同じようにお礼を言う。帰宅後、去年の山日記を見ると、6月23日に『上林林道の路肩をおじ様が1人草刈り機で草を刈っていた』と書いてある。このコロナ禍の殺伐とした世の中に殊勝な人もいるものだな~。感謝

 上林トンネルに入るまでは、濃い霧に包まれていたのだが、トンネルを抜けると霧はなかった。準備をしていると、上林峠を越えて霧が流れて来ているのが見えた。9時53分、上林トンネル南口を出発。


 6月29日に竜神平から風穴に下りて、咲いていると聞いて見に来た時には、いつも4、5輪は咲いている場所(去年6月15日、盗掘されていて、袋に入れるところを見た)には3輪しか咲いてなかったのだが、今日、もう一輪咲いているのを見る事ができた。咲かないと、葉は笹と見分けがつきにくいからね。陳ケ森への尾根道に小さいのが一輪咲いていた。

 10時13分、白糸の滝尾根への分岐を通過。探し物が消えている。(*_*; 何故?? 


 陳ケ森頂上に10時51分到着しおやつのバナナを食べる。11時、ドコモの鉄塔の横から取り付け道路を下りる。すぐ先の開けた所から先程車を停めたあたりを見ると、広場には我が車だけだったのに4台も停まっているのが見える。


 下から人の声がしてきた。ササユリは咲き始めているが、まだまだ蕾が多い。男性3人のグループが花を写して上って来た。少し世間話をするが、なにかとマニアックな方々だ。


 ゆっくりと下りて、12時10分に上林トンネル南口に戻った。昼までには帰る予定だったので弁当は買ってこなかった。上林林道の草を刈って下さる方達の作業はまだ続いていた。