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 30日【皿ヶ嶺】



 上林重信林道の堰堤工事の手前に小さな滝がある。時々、撮影していたのだが、2017年の台風で手前にブナの木が倒れ込んだのだ。それ以来、どう変わっていくのかと時々写していたのだが、それからも滝の上部の木が倒れ込んだり、今年は反対側のモミジが倒れ込んできた。それを写しに出かけた。こんなグチャグチャな所を写してどうするの〜。

 林道には重機が運び込まれて、向こう側にワイヤーが張られて電源の小屋が作られている。


 滝の撮影を終えて、ユリの偵察に行く。水の元にも、風穴にも車は来ていない。ユリは咲き始めで蕾が多い。


 水の元にも、風穴にも車は一台もいない。声が聞こえてきて、3人の女性がやって来た。waiwai隊の他にも、こんな風雨の時にもユリを見に来る人がいるんだね。風穴のトイレの裏の花壇に、名前を知らない蘭の花が咲いていた。

 23日に上林林道の路肩をおじ様が1人草刈り機で草を刈っていたのだが、町内会のOさんが聞いたところによると、ボランティアで刈っているらしい。九州のスーパーボランティアに匹敵する凄い人がいるものだね。風穴まで刈って下さっていた。感謝!


 23日【皿ヶ嶺】



 19日から新型コロナウイルスの自粛が全面的に解除になり、県をまたいで移動しても良くなったので、土・日は所用で徳島に行ってきた。翌日は休んで、梅雨の晴れ間なので皿ヶ嶺に決めた。上林集落の上の上林林道の路肩が綺麗に刈られている。途中にバイクが停められて、おじ様が1人草刈り機で草を刈っている。ずっと、1人で刈るつもりなのだろうか。今年は水の元の『そうめん流し』は中止だろうと予想しているのだが、そうなると上林林道の草刈りを例年は集落の住民がしているのだが、今年はしなかったら困るな〜と話していたのだ。

 10時10分、風穴の駐車場に到着。私がトイレに行っている間に、おっちゃんが池に行っている。

【waiwai記】
 出発準備をしていると、水の元で止まっていた市の軽が上って来て、池の前へ止めておっさんが上の方へ歩いて行った。何の見回りかなっと、池の水を見に行くと、おっさんは池の向こう側へ回っていた。多分、池の様子も見に来たのだろうと声を掛けると、図星だった。
 黒く濁っている理由は分からない様子だったが、『愛媛大学へでも問い合わせてみたら、どうだろうか?』と話したが、どういう結論になるのだろうか?

 トイレから戻ると、何やらおっちゃんと市の方が話していた。まずは、井戸の青いケシを見る。この間は2輪だったが、4輪綺麗に咲いている。風穴コースをゆっくりと歩く。湿度が高いと、しんどいな〜。二人組のおじ様が熱心に花を写しながら上っている。楽しげだな。タマガワホトトギスが咲く沢の所は、最近崩れているのだが、大きな枯れ木が上から落ちてきている。


 ヤマトウバナが咲いている。よく崩れたりして危険な場所を階段状に整備して下さっているのだが、手前に木が倒れ掛かっている。通るのに邪魔な所は枝を切って下さっているので通れる。それにしても、雪だったり、大雨、暴風などで被害が多いな〜。


 ベンチのドウダンツツジ(白・ピンク)が以前より少ないと二人組のおじ様が言っている。そう言えば、ヤマボウシもあまり咲いていない。裏年かな?

   
 定点観測のヤマツツジはまだ満開ではないが咲いている。周回路でSさんとすれ違う。いつもお仲間と来ておられるので聞くと、自分は、足が痛いのでゆっくり下りるが、みんなは頂上へ行ったとの事。12時10分、竜神平に到着。皿ヶ嶺のマドンナNさんと、女性が休んでいる。貴重な花の盗掘の件を少し話す。

 弁当を食べて、十字峠経由で下山しようと、植林帯を歩いていると、町内会のOさんが下りてきた。Oさんは、いつもは十字峠から頂上へ行って竜神平経由で下りるコースなのだが、今日はこちらにしたと言っていた。

  
 13時10分、十字峠。ギンリョウソウを写して、ユリが一番早く咲く所へ寄る。単独男性が「この先に4輪咲いていますよ」と教えて下さる。「ここまでには咲いていましたか」と聞かれたので、「まだ咲いていませんでしたが、蕾はありましたよ」と答えたのだが、その後で
花を盗掘する人じゃないよね〜と、心配になった。こんな単純な情報交換でさえ、心配になる。人を疑ったりしなくてもいい世の中になったらいいのに・・。


 ユリの色が、以前はピンクだったのに白っぽい花ばっかりだった。そうそう Oさんが、今年はバイケイソウが良く咲いていて目につくと言っていたが、本当に良く咲いている。


 14時40分、下山。井戸の周りに子供連れや若者がたくさん来て、青いケシを見ている。皿ヶ嶺のマドンナNさんに、盗掘された珍しい「ツクバキンモンソウ」がトイレ裏の花壇に植えられていると聞いたので見に行く。花は終わり、黒い虫がいっぱいまとわりついていた。

 上林林道の草刈りは、3段カープの所辺りまで出来ていて、おじ様が一生懸命刈っていた。車を停めて、「1人で全部刈るのですか」と聞くと、「今年はそうめん流しが中止なので、もう一人雇って、二人で刈っている」と言われていた。有難い事だ。


 15日【皿ヶ嶺】



明日は、おっちゃんの病院受診日、明後日は生協の宅配といろいろ用事があるので、山へ行くなら天気が良い今日だ。10時45分、上林トンネル南口の少し先の広場に車を停める。林道をぶらぶら歩いて、11時6分畑の川コースの登山口に着く。9日に少し咲いていたイナモリソウが崖の上に咲いている。


 ジャガー道はコナスビがあちこちにたくさん咲いている。沢を渡る所の岩の上にタツナミソウが咲いている。倒木にキノコがたくさん付いているのを見つけた。12時、頂上と竜神平の分岐を竜神平方面に歩く。


 12時10分、竜神平に着く。皿ヶ嶺のマドンナNさんと久し振りに会う。メガネを拾って愛大小屋に置いてあるとか、お花の事とか話しているうちに40分も経っていた。愛媛で2ヶ所目の絶滅危惧種植物を見つけ、その道の先生に見て貰ったら確かにその絶滅危惧種植物だったとか、ところが直ぐに盗掘されてしまったとの事だ。なんて言う事だろうか。(≧▽≦) 

 彼女が下りて行ってからお弁当を食べ、13時17分竜神平を反時計回りに歩いて上林峠へ向かう。ブナの実がびっしりとできている。竜神平の笹が緑になってきたな〜。登山道にサンコタケ(密教で煩悩を払うとされる仏具の三鈷に似ていることから名付けられた)が生えていた。


 ギンリョウソウも少し生えている。上林峠までの木の階段は、今の時期、雨が降ってなくても湿っていて滑りやすいので慎重に下りる。滑ると分かっていても、いつもの所でおっちゃんが滑りこけている。チョット板が斜めになっているのだ。今回で3回目だな〜!

 14時30分、上林峠に着く。階段の途中で拾った『トレラン用のメガネ』をベンチ横の上林峠標識に掛けておく。おやつのゼリーを食べる。


 さあ〜帰ろうと腰を上げ、ドコモの点検路の道路までに楽しみにしているササユリの2株、蕾が大きくなっているだろうと歩いたが見当たらない。なんか掘られた跡があるな〜(この道は猪が掘っているし、モグラの穴もある)と、もう一度見てみる。あ〜あ、やっぱり、掘り跡も生生しく、まさに今掘られたばかりの乾いてない穴だ。2ヶ所掘られていて、掘ったままにしていると言うのも、荒々しい手口だな! そして、点検路の道路脇に毎年2株一緒に咲く株も掘られている。ここも掘ったままにしているので同じ人だな!

 そして、上林トンネル南口が近づいてきて、トンネルの所でおばさんが袋になにやら入れているのが見えた。おじさんも軽トラの所に戻るところだ。近くを通る時、おばさんがバツが悪そうに「ヤマアジサイを持って帰ろうと思って」と言う。(ヤマアジサイだって、県立自然公園のここの植物は採ったらいけないのだ) 私が「ササユリが4株も盗られていました。楽しみにしていたのに」と言うと、「私も山歩きで見たことあります」と白々しく言う。農家の方が使う肥料なんかが入っている透明の袋があるが、それに入ったヤマアジサイの下にササユリの葉がちらりと見えているが、上手くカモフラージュしている。皿ヶ嶺は県立自然公園なので、自然観察指導員・レンジャー(自然保護官)なら『動物の密猟や植物の不法採取は、自然公園法違反となり、厳しく処罰されます』となっているので、注意も出来るのだろうが・・・。

 この時、上林峠のベンチでおやつのゼリーを食べたので、まさに盗掘している場面に出合わなかったのだが、もし休まずそのまま下山していれば出くわしていたかも・・・。こんな時、どうしたらいいのだろうか・・・。単なる観光客なら、注意する事もできるが、悪い事を知っていて盗掘している人に注意するのは怖いしね。軽トラは、東温市方面へ走って行った。ナンバーは分かっているのだが・・・。



 帰りに風穴の池を見に行く。やっぱり濁って黒いな。青いケシは2輪咲いていたが遠くて写せない。ウスバヒョウタンボクの実を見て、ついでにトイレ裏の花壇のベニバナヤマシャクヤクを見て帰った。


 9日【陣ヶ森】



 皿ヶ嶺ばかりもなんなので、陳ケ森へ行き、まだやる気があれば奥善神山まで行こうと出掛ける。上林トンネル南口の少し先の広場に車を停めて10時22分、出発。 


 上林峠から尾根道を10分くらいで、白糸尾根分岐を10時35分通過。そこから10分くらい経った頃、おっちゃんがリスがいると言っている。見上げると、杉に飛び移ったところだった。リスは、たまに見る事があるがなかなか写せないのに、おっちゃん上手く写せたな〜。(^^♪


 11時14分、奥善神山への分岐。2分で陳ケ森の頂上だ。少し早いけど昼食にする。最近は、鳥だしフォー、梅おろしはるさめ等をコンビニで買って、おにぎりや助六寿司と一緒に食べるのだが、「あれ〜! お湯を沸かすのを忘れた〜」と言っている。お茶はあるので大丈夫だが・・・、何かは忘れるな〜。(^^ゞ

20分程で食べ終わり、分岐に下りたものの、お腹一杯だしね〜と、予想通りにここで下山する事になる。ドコモの鉄塔の冊の所で単独男性とすれ違う。


 帰りは、ドコモの点検路の道路を下りる。皿ヶ嶺を眺めたり、道路脇に咲く花を見ながらルンルン歩きだ。


 12時20分、車に戻る。途中ですれ違った男性の車か、一台停まっている。そう言えば、イナモリソウが咲いているかもと行ってみた。登山道が植林の杉の間伐の為にジャガー道が作られて、毎年咲いていた場所が削られてなくなっていたのだが、復活しているかもと楽しみに見ていたのだ。
 ヤマボウシを見に風穴にも寄る。トイレ裏の花壇の世話をされている方と話をしていて、イナモリソウが咲いていたと言うと、早速見に行くと言って脱兎のごとく見に行った。

 風穴の花を見ながら周回する。キャンプ場への道にキャタピラーが通ったようなタイヤ跡が続いている。キャンプ場の広場を掘ったような跡がある。そこからぐるっと回って、池に出た途端にビックリ! なんと! 池の水が真っ黒で、池の底も見えない。水は、よどんで藻が浮かんでいる。異常に何かが繁殖したのかと思うが、まだ真夏じゃないしね。イモリが浮き沈みしていて、生き物は死んだりはしていない。

 あまりの事に、市役所に電話しようかと話しながら上林林道を帰っていると、すれ違った車が、ちょうど東温市の車だった。池の事を言おうと風穴まで引き返した。キャタピラーのタイヤ跡は、冬季の残った不凍液を溜めるタンクかなんかを設置した、不凍液は流せないし、その後タンクを洗浄しないといけないし、溜めておいたら来年使えるとか言っていた。

 「見て欲しいのは、池の色です。排水もしてないようですし。」と見に行く。最近、雨が降ってないので排水してないのでは・・・とか色々言っていたのだが、二人のうちの一人が、「これは・・、何とか調べます。」と言う事なので、任せて帰ったのだった。


10日【風穴】


 昨日の池の事が気になったので、生協の宅配が終わって風穴の池を見に行った。11時30分、池に着き写真を撮る。丁度土砂降りだったからか排水口に池から水が流れている。昨日よりは、黒さが薄くなっているが、やっぱり黒いと言うか、青い。


 藻の所にアメンボがたくさんいたし、アカハライモリもたくさん浮かんだり沈んだりしている。


 上の二枚の写真は、2013年の3月にカエルの産卵の時に写したもの、この時は池の底も見えている。

 自然界の微生物等の理由なのか・・・、不確かな事だけど、不凍液を移す時にでもバルブの開け閉めを間違えて池に入ったんじゃないのか・・・。
それだったら、毒はないのかと調べてみた。

Wikipedia
不凍液の主成分は、エチレングリコールであり、エチレングリコールは毒性があることから、早春の利用再開時に便器のトラップに溜められた不凍液は、下水に流すことは禁止されている為、灯油ポンプなどで不凍液抜いて清掃されたのちに利用開始される。
不凍液には一部で毒性のないグリセリンが使用されているが、この場合は利用再開時清掃と同時に、そのまま便器から下水に流される。

 
公共のトイレの不凍液だし、自然に気を使っている筈、毒性のないグリセリンを使っているだろうな。

 
どちらの理由にしても、池の生き物は全然死んでないので、良かった。ここしばらくの雨で流れて落ち着いてきたらいいな。



 4日【皿ヶ嶺】



 この間、皿ヶ嶺の常連さんのIさんが石鎚山に行ったとかで、いろいろな花の開花状況を教えていただいた。それで石鎚山に行こうかと話していたのだが話すだけで具体的にならず・・・、結局のところ今日も皿ヶ嶺だ。

 11時5分、風穴に到着。トイレ裏の花壇にベニバナヤマシャクヤクが咲いていたが、元気がないな〜。出発の準備をしている間に軽四がトイレ前に停まった。すると、見知っている方で、裏の花壇の世話をされている方だった。荷台から降ろしたシモツケソウを植えていた。

 トイレの壁面に『公園利用について』という、『新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための注意事項』が書かれた案内板が掲示されていた。(ここには、遊具はないけどね)

 登山口に植えられたクマガイソウは、もう咲き終わっている。


 登山道脇にはコケイランがあちこちに咲いている。このコケイランも蘭なのに盗掘しないのか・・・。半直登コースに入る。脇にはコクワガタが咲いている。のっこしが近づいて来た頃に下りてきた単独女性が、「この花の名前は?」と聞いてきた。おっちゃんが「ナベワリかな〜」と答えている。この前までスミレしか知らなかったのに、最近は花の名前も覚えたようだ。そして女性から、クマガイソウがまだ少し咲き残っている事と、コケイランがたくさん咲いている事を教えて貰う。彼女は、それを見て満足したので下山するとの事で下りて行かれた。


 彼女の言う通り、コケイランがたくさん咲いている。クマガイソウを見学終えた6人パーティが上って行った。2、3本の花がまだ写せる程度に残っているのでおっちゃんが写している。


 クマガイソウは、以前よりは減っている感じだ。この前も「手前にもっと株があったのに一株しかありませんね」と女性に話しかけられたのだが、今回見るとその一株もなくなっている。

 引地山・赤柴峠分岐に11時50分到着。バラが繁茂していた場所にワラビが生えているので採っていると、男性が木の下で休んでいるのに気がついた。つるはしのような物を持っているので、どうするのかと思っていたら、バラを刈るだけじゃなくて根を抜くのだそうだ。それで以前、畑の川コースの笹を刈って下さっていた方だと気がついた。いや〜、なんの得もないのに整備して下さる方がいるのには感心する。感謝!

 分岐に新しいベンチが設置して下さっているので、お弁当を食べようと腰掛けたら、足元にメガネが落ちていた。今日は、ここまでで下山しようと思っていたのだが、メガネを愛大小屋に置いておこうと竜神平まで行く事にした。落とした心あたりの方は、取りに行って下さいね。


 途中でギンリョウソウがたくさん出ていた。分岐を愛大小屋方面に歩く。13時47分、愛大小屋に着く。メガネを置いて、竜神平の周回路を反時計回りに歩く。


 分岐を風穴方面に歩いていると、笹に花が咲いている。この辺りのも枯れるんだな〜。ベンチに15時2分到着。おやつの果物ゼリーを食べる。あまり風がなく暑い!


 ヤマボウシの蕾が出ている。ドウダンツツジの花もぶら下がっている。下山路では誰にも会わず、15時44分に車に戻った。