このページは新着が上に来ます。古い日付は順次下段となります。




 28日【皿ヶ嶺】



 12日ぶりの皿ヶ嶺だ。12日の間におっちゃんが2回がんセンター(消化器内科・皮膚科)、私が2回(リウマチの病院・内科クリニック)と通院したし、太陽光発電の2019年問題でハウスメーカーが来たり、太陽光発電の調子がイマイチなので太陽光のメーカーが点検に2回来たり と、忙しい毎日で気がついたら12日も経っていた。それにしても、月日が経つのが早い。

 10時35分、風穴に着いてトイレを済ませてさあ出発。池の向こうのナナカマドの実がたくさんついている。準備をしていると、バイクが近寄って来た、皿ヶ嶺の仙人さんと遭遇、今日は花のガイド付き登山だ。まず、駐車場の傍に咲いているタカネハンショウヅルを写して、登山道を歩く。上の写真の、このトリカブトは色が薄くて綺麗だ。


 一度だけなら食べれる(毒だから二度目はないけどね)テングタケ、一面のタニソバと皿ヶ嶺の仙人さん。ここのタニソバの色は鮮やかだ。今年、初めてアサギマダラに出会えた。


 皿ヶ嶺の仙人さんは登山道以外でも自由に歩き迷うことは無いのだ。一面に咲いてるはずのツルニンジンは終わりかけだった。ジャガー道にはセンブリが咲いていた。


 名前は聞いたんだけど忘れたな〜。(後で アクシバ と判明) ツルリンドウはすぐ見つける事が出来る。ミヤマシキミの実が真っ赤になっている。


 十字峠の木株に腰を下ろして弁当を食べる。13時10分、竜神平着。直ぐに下山する事にした。ミツバテンナンショウの実は、直ぐに落ちるのだな〜。レイジンソウの花びらが散っていた。


 下山路に《住化式粘着トラップ》Kが仕掛けられている。よく見るのは土中に薬入りカップを挿しているものだが、この研究結果を知りたいものだ。池の向こうにキバナアキギリが一面に咲いていると教えて貰ったので行く途中で、草陰からウサギが飛び出して来た。可愛かったな〜。その途中の木の実は何故こんなになっているのか・・・。14時35分、林間のベンチでコーヒーゼリーを食べて帰路についた。皿ヶ嶺の仙人さん、どうもありがとうございました。


 16日【皿ヶ嶺】



 月曜日だが祝日なので、水の元にも風穴にもたくさん車が停まっている。10時30分に車を出発。キバナアキギリが大分咲いてきている。アキチョウジは咲き始めといったところだ。前回の9日に見えなかったフシグロセンノウの蕾がチョコンと見える、草に埋もれていたのだな、盗掘されたかと心配していたのだが安心した。


 トリカブト・レイジンソウが咲いてきている。ハガクレツリフネも次々に咲いている。夏の間、そよとも吹かなかった風が今日は吹いていて気持ちいい。

      
 去年まで上下に出来ていたキノコだが、今年は下にだけしか出来てないと思っていたのだが、去年までの痕の上に小さいのが出来ているのが見えた。さすがに祝日、もう下山して来る何組もの登山者とすれ違う。ベンチで一休み。竜神平までのブナ林に霧が上ってきた。


 11時50分、竜神平に到着。9日にもお会いしたSさんがお仲間と食事中だ。まだ背丈が伸びてない時に見たコオニユリが動物に倒されたのか見えなくなっていたのだが、少し伸びて花を咲かせていた。生命力があるな〜。私達も食事だが、今日は簡単に、おにぎり二個だけだ。

 食事が終わると、ナギナタタケを見に畑の川コースを途中まで下りて行く。先日、カマで草刈りをしていたオジサンが、こちらの方まで手を延ばせたようで、登山道に覆っていた笹が刈られている。すぐ先で、女性二人組に「やっぱり、キノコを見に来たのね。いろいろな色がありますね」と声を掛けられる。「白いのもありました」と言うので、あれはネットで見ると、シロソウメンタケ?かも・・と答えた。

  
 竜神平に戻ると、入れ替わりに別の登山者が食事中だ。竜神平の周回路を反時計回りに歩く。アキノキリンソウが満開だ。


 ヤマラッキョウは、まだ蕾でこの一輪しか咲いてない。笹にツルを巻き付けたツルリンドウだが、いつ来て見ても2、3輪咲いているのだが、満開に咲いているのはないな〜。小さいキノコが多い中、スカートのフリルのような大きなキノコも生えていた。


 オオバショウマかミツバチが止まっている。ハガクレツリフネの色が綺麗だとおっちゃんが写している。少し前から定点観測をしていたツチアケビの観測もここまでか♪


 9日【皿ヶ嶺】



 前回から一週間が経った。そろそろ秋の花が咲いているかと出掛ける。月曜日の今日、風穴の駐車場には3台しか車が停まっていない。風穴の井戸までに咲き始めのキバナアキギリ・キツリフネ・オタカラコウが咲いていた。8月末に来た時にフシグロセンノウが少し咲いていたが、去年まで咲いていた大株がないと思っていたら、小株が咲いていたのだった。それも盗掘されたのか・・・、咲き終わりの花柄も株も見当たらない・・・、残念。10時43分、出発。


 トリカブトの蕾が大分膨らんで来ている。予定では、この分岐から直登コースを行って、頂上から畑の川コースを途中まで下りて、分岐を竜神平へ回り、風穴コースを下りようと思っていたのだが、蒸し暑くしんどいので、あっさりやめて風穴コースを上ることにする。

 途中にある木の根本、去年まで上下に二ヶ所出来ていたキノコが今年は一ヶ所だけだが、大きくなっている。少し先、前々回か、大雨で根が崩れて来た所の修復がちゃんと出来ていて歩きやすい。傍らには、大きな木槌が置かれている。


 11時24分、ベンチで小休止。沢を挟んだ向こうの道を数人の登山者が歩いているのが見える。竜神平への途中からの頂上へのコースを、先程の登山者グループの5人が行くのが見えた。竜神平に11時42分到着。


 お弁当を食べ終わる頃、頂上方面からSさんが下りてこられた。先週、アカバナを見に行った話をする。十字峠の「・・・」が咲いているとの情報を入手。その話を伺って、竜神平で下りようと思っていたのをやめて、弁当を食べて元気も出た事だし・・と、予定のコースを反対回りに行く事にする。

 畑の川コースの分岐を頂上へ向かう。分岐辺りにベニナギナタタケが生えてきて、黄色いのもあった。


 ふと、杉の切り株の横に群青色の大きなキノコが目についた。珍しい色だな〜、初めて見る。ネットで名前を探したが、判明しない。ヌメリアイタケモドキか??



 ナギナタタケに赤や黄色があったので、白もあるのかとネットで見ると、シロソウメンタケ?と言うのが似ているとわかった。一つ目の谷のオタカラコウが咲いてきていた。頂上への植林帯に入ると、真新しい笹の刈り跡がある。少し行くと刈られてない。


 又、少し行くと刈られている。なんなんだと思っていると、登山道脇の木にザックが掛けられていて、その向こうに人影が見える。近くまで行くと、男性がカマで刈っている。「あまり、通らないが刈っておかないと・・・」と刈って下さっているようだ。ボランティアで登山道を補修して下さったり、草を刈って下さったりといろいろな方のお蔭で安全に登れるのだ。この前は、バラを避けての登りだったが、刈って下さっていたので上り易かった。感謝! マムシグサの大株が切り倒されていたのは、ちょっとね。人によって大事な草花が違うからね。

 13時38分、頂上には誰もいなかった。


 ベンチに座っていると、「十字峠方面へ向かっていたが、ひょっとしたら」と、おっちゃんの先輩が戻ってきた。久し振りに会ったので会話も弾んで、私達の得た情報の「十字峠に「・・・」が咲いているそうですよ」と話す。waiwai隊はおやつを食べて遅れて十字峠へ。そして「・・・」が咲いている筈の所を見るも、まだ咲いてなかった。 皿ヶ嶺の常連さんで、花観察のマニアックな方々と違い、waiwai隊は咲いていたら見るくらいなので、そんなに咲いている場所等が詳しくないので、話が合わなかったんだなぁ〜。14時20分、十字峠から竜神平方面に下りる。


 雷がゴロゴロと鳴り出した。森のフラダンサー周辺は霧が出てきていた。ベンチまでで単独男性とすれ違う。おっちゃんが声を掛けていたが「雨は後、一時間くらい待ってくれるか?」と言っていた。少しぽつぽつと雨が降ったり止んだりしていた。風穴の井戸で竜神平の付近で会った5人のパーティが休んでいて腰を上げるところだった。暑くて体を冷やさないとと休んでいたのだが、雨が降ってきたので車に戻る。時間は15時28分だった。

 おっちゃんの先輩に「・・・」が咲いていると、ガセネタを言ったのが気になっていたのだが、水の元の車の中にまだいらしたので、事の顛末を話す。その頃には土砂降りの雨となった。


 ウインナー程になったツチアケビ、咲いてきていたレイジンソウ。


 2日【皿ヶ嶺】



 8月31日に、皿ヶ嶺の竜神平の雨でびっしりと濡れて藪道と化した周回路を歩いたので、登山靴が中まで濡れてしまった。一日干しても中まで乾いてないが、新聞紙を靴の中に入れていたので、なんとか大丈夫そうなので履けそうだ。畑の川登山口から登り、上林峠に下りる事にして、車を上林トンネル南口の二つ先の広場に停める。先回に続いて、伐採の作業に入って居るので、いつも利用している広場は工事用の作業の車などが駐車しているし、すぐ先の道脇のほうが、畑の川登山口・上林峠登山口のどちらから上るにしても周回に便利だ。畑の川登山口を10時10分に出発。


 天気は良いのだが、暑くて湿度が高い。所々で休まないと登れない。頂上と竜神平への分岐を頂上に向かう。沢を渡る所のオタカラコウはやっと咲き始めたところだ。この前は、平気で頂上まで行けたのに・・・、今日は気力がわかないので分岐に戻り、竜神平へ向かう。

 後ろから、「おーい、おーい!」と呼ぶ声が聞こえてきて振り返ると、女性を連れたAさんが来た。花が咲いている所を案内しているとか、その風貌が仙人のように見えたので、「これからは、皿ヶ嶺の仙人と呼びますよ」と言うと、「髭を生やさんといかんな〜」と言っている。皿ヶ嶺の仙人と一緒の女性は、7月18日に風穴からササユリを見に来た時にご一緒する事になった女性だった。


 11時26分に竜神平に着き、いつものコンビニの助六寿司を食べる。久し振りに町内のOさんと会う。やっぱり咳が出ているじゃないの、余計なお世話だけど早く病院に(近くのクリニックが嫌なら、愛媛医療センターにでも)行った方が良いと思うけどね〜。

 皿ヶ嶺の仙人と女性がアカバナの所まで行くと言うのでついて行く。今年は、草刈りをしてないので、笹の勢いが強く、例年ならあちこちに踏み跡がついているのだが(これはこれで、どこにでも入るのはいかがなものかと思うのだが・・・)今年はないので、湿原の中には入ってなかった。先日は黒い蛇も見たので、今年は諦めていたのだが、沢山で歩くから大丈夫だろう。

 後ろをついて行き、ヌマトラノオ・アカバナが咲いているのを見る事が出来た。


 アカバナの群生、コオニユリを反対側から写す。12時に腰をあげ、霧湧く竜神平を反時計回りに歩く。


 雨だと カワラナデシコの花びらがぐた〜っとなっているが、今日は降ってないので綺麗に咲いていた。前回は蕾だったツルリンドウが咲いて清々しい。12時25分、分岐を上林峠方面へ。ヤマジノホトトギスが咲いている。


 ベンチで一休み。峠への尾根道に霧がきて良い感じだ。木の階段を慎重に下りる。色の綺麗なハガクレツリフネが咲いていた。


 上林峠のベンチでおやつのゼリーを食べる。上林トンネル南口に来ると、トンネルの中は濃い霧に覆われている。これは、慎重に走らないと大変だ。朝も薄く靄があり、トンネル内を歩いている人とすれ違ったのだが、その方は最近はあまり見かけなかったものの、以前から時々見かける白ずくめのおじさんだった。畑の川方面から来るのは珍しいねとおっちゃんと話したのだが、そのおじさんと、帰りの水の元でもすれ違った。今度は風穴方面に向かっている。ハアハアと荒い息遣いだった。そう言えば、今朝は上林トンネルまでの上林林道で、リスが横切ったのだった。可愛かったな〜。

【waiwai記】
 久し振りに会ったオジサンだったが、単独の女性だと怖いだろうと相棒と話したが、それにしても単独の女性と言えば、今日は沢山の単独で来ていた女性に出会った日だった。