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7月


 28日【皿ヶ嶺】



 27日(土)は、松山市内のフジグランで開催されていた、風景写真協会愛媛支部展に行った。そして今日、家で居ても暑いだけなのでwaiwai隊にしては珍しく日曜日だが皿ヶ嶺に行く事にした。まだ10時、水の元のそうめん流しから帰る車はなく、早朝から登った人が帰る車と1、2台すれ違うくらいだ。そうめん流しには、早くもたくさんの人が並んでいる。10時30分、風穴に着く。既に井戸には観光客が来ている。

 今年は、林間の草刈りを全面はしていないので、ギンバイソウが杉林の中の一面に咲いて綺麗だ。10時50分、半直登コースの分岐を風穴コースに向かう。おっちゃんがギンバイソウの咲いたばかりの花を写している。


 登山道にオウギカズラも咲いていた。11時24分、ベンチで休憩していると、香川の風景写真協会員のMさんから電話がかかってきた。風景写真協会愛媛支部展を観に来たらしい。皿ヶ嶺のギンバイソウが満開だけど靄がないと伝える。11時40分、竜神平に到着。11人位の団体さんが食事を終えたばかりだった。カワラナデシコは咲いてないのかと聞かれたので、周回路に咲くけど、どうかな〜と答える。


 今治の団体さんで、畑の川から登り、上林峠に下りるそうだ。水場にスイカを冷やしてあるそうだ、美味しそうだな〜。竜神平は花が咲いている所辺りは湿原になっていてぬかるんでいるそうだ。おっちゃんがハンカイソウやミズチドリを写しに行ったが私はパスだ。


 12時23分、竜神平を後に反時計回りに周回路を歩く。この前、撮影に来た時にレンズの袋を落としたみたいなので探したが無かった。周回路にはコバノギボウシ、タチカモメヅルが咲いている。ツリガネニンジンも咲き始めている。ササユリの実がなっている。何年か後に芽から株になり咲くといいな。縦走路に咲くこの花も無事に一株咲いているが、もう一株あったと思うのに見付ける事が出来なかった。


 霧が少し流れて来ている。13時17分、ベンチでゼリーを食べる。黒い大きな蝉の抜け殻がある。イワタバコはまだ蕾だ。今年はなぜか花の開花が遅れているような気がする。


 下りていると、香川のМさんと仲間の方が三脚を担いで登って来た。奥さんとも少しお話した。靄がないけど少し上まで一応行ってみるとの事。14時20分、風穴の井戸のベンチでクールダウン。家族連れが次々に来て、まだまだ混雑は治まってない感じだ。14時50分に車に戻り、畑の川方面の水場で靴を洗って時間つぶしをしたのだが、こんな時間になっても水の元のそうめん流しにくる車が次々に上ってきて、気が抜けない。

 後で分かったことだが、竜神平で話した今治のグループと言うのは朝倉の方達で知り合いのOさんもおられたとのことだが気が付かなかったな〜。(^^ゞ


 18日【皿ヶ嶺】



 台風が来ている。昨夜の天気予報では、午前中は20%、昼からは60%との降水確率だったので決めたが、朝の天気予報では降水確率が上っていた。そうめん流しは開店しているようだが、客の車は一台もない。ボツボツ雨が降ってきて、風穴の上の駐車場で枝打ち作業?をしていた人達も次々に帰って行った。そのうちの一人が、準備をしていると、「雨雲レーダーで真っ黒の雲が来ているが上るのか」と言ってくれたが、それでも目的は一つなので出掛ける。単独女性が先に出発して行った。10時10分、出発。


 彼女は風穴の井戸の横からショートカットの道を登って行った。男性が1人下りてきた後に、さっきの女性が下りてきた。もう止めるとの事だが、「十字峠付近には咲いていますよ、せっかく来たんだから行きましょう」と言うと「じゃ〜」という事になり半直登コースを登る事になる。おっちゃんは、先に立って行くと疲れるので、咲いている場所を伝えて先に行って貰う。教えた場所で彼女がササユリの写真を撮っているのに追いついた。そこからは、15日に蕾だった株が咲いていたりして良かった。11時10分十字峠に到着。


 そして、目的の赤い蕾のササユリを見たのだが、まだ3日しか経ってないのに、雄しべの花粉が花びらについて、花びらも強風と雨でめくれてしまっていた。残念(*_*;  ここで引き返し、彼女と別れて竜神平に下りる。雷が鳴り雨風が強いので、弁当は食べずに下山する事にした。


 淡々と下りて、12時10分車に戻る。弁当は家で食べる事にして家路に急ぐ。水の元のそうめん流しに当番のおじ様二人がいるのみで客はいない。営業中となっている限りは閉める訳にはいかないよね・・・、予約もあるかもと思いつつ下りていると、車が2台上って行くのとすれ違った。客だといいのにね。


【waiwai記】
 今年は、行く先々ササユリを眼にする。いつも、こんなに多かったのだろうか。今日は雷雨となったので登山者には、あまり出合わなかった。この時期(梅雨の時期)、waiwai隊は、ツツジの花が咲くのを見計らって、雨の日に登ることが多いのだが、雷雨だけは避けたほうが良いだろう。下山時、風穴の小屋の屋根に伝統が点いているのに気が付いた。センサーで点るような仕組みだったのだが、誰が取り付けたのだろうか?


 15日【皿ヶ嶺】



 梅雨の合間で晴れていたのだが、皿ヶ嶺は中腹から雲の中だった。それでも、祝日なので水の元のそうめん流しには18台の車が停まっていた。風穴の駐車場に車を停めて、新しくなったトイレを使わせて貰う。風穴の井戸までの遊歩道からハンカイソウが咲いているのが見えた。11時に登山口を出発。


 風がないので、霧が漂っているだけだ。タマガワホトトギスが咲いている。蜘蛛の巣に霧の露がついてハッキリと見える。


 12時10分、竜神平に到着。霧の中で弁当を食べる。次々に登山者が来て弁当を食べている。おっちゃんは、若い女性登山者の湯沸かしなどの道具が昔と変わっているのに感心しきりだ。


 頂上までの林間にツツジが咲いている。ササユリが左右に咲いている所もある。


 13時21分、頂上に着く。咲き始めや、見頃、咲き終わりと3輪のササユリを見る事ができた。十字峠までもぼつぼつ咲いている。この赤い蕾のササユリは咲いたらどんな色なのか気になる。


 まだ蕾もあるから、もう一度くらいは楽しめそうだ。


 引地山方面の道のササユリはどうかと歩いていると、男女二人がいて「ここまでササユリが全然咲いてないのですが、盗掘されたんでしょうか」と話しかけられる。「こちらの方は、早く咲くので終わってしまっているのでは」と答える。女性が山歩き初心者なのか苦しそうだ。「この先、頂上までには咲いていましたよ」と言うと、「ほんとですか、よかった。」と言って頂上方面に歩いて行った。

 のっこしのベンチを新しい木に替えて下さっていた。この頃から霧が晴れてきて、一瞬日が射して光芒ができた。


 ウスバヒョウタンボクの実が可愛い。15時に風穴に戻り、井戸で涼んでいると、子供連れの観光客が次々にやってくる。まだ上ってくる車がいる時間帯なのでゆっくり過ごし、15時30分に上林林道を下りていると、2台の新車の車がスピードを出して上ってきた。


【waiawai記】
 風穴の新しいトイレの件で思い出したが、先月の末にトイレの工事に来ていたオジサンと話した折、『トイレの水は池の上に貯水槽がある。水は200mほど上から引いている』との話を伺った。「以前から、蛇口の水が出たり出なかったりしていたが・・」と言うと、「今回も、新たに点検したが大変だった」と言い、上の池の水は貯水槽からあふれた水だそうだ。皿ヶ嶺にも、長く通っているものの、知らないことが多いものだ」



 10日【皿ヶ嶺】



 2日に行った時に蕾だったツツジがそろそろ咲いているかと雨にも関わらず出掛けた。今回も上林トンネル南口から上林峠を経由して登る。何時ものようにトンネルの近くの広場に車を停め、おにぎりを一個食べてから出発だ。11時50分、上林トンネル南口を通過、8日も経っているのに前回咲いていたササユリがまだ咲いている。峠への登り口のササユリは今年は一輪しか蕾を付けていない。峠を12時2分に通過。


 12時25分、肩に着く。去年の8月31日にササユリの実が毛虫に食べられているところを見たが、今年は花びらが蕾の時に食べられたのか、それでも咲いている。


 竜神平への分岐に12時35分、やっぱり今年はツツジの花つきが悪いみたいだ。それでも、咲いているのを見つけてカメラを出した。不思議な事に今日はブヨがあまりいない。虫が逃げると言うヤッケとビニールの手袋で完全武装しているのだが、顔は出ているにもかかわらず。(^_^)


 雨は小降りだったので写しやすい、一通り撮影を済ませて、誰もいない竜神平で助六寿司を食べる。竜神平を反時計回りに歩いていると、ハンカイソウが一輪咲いていた。この白いササユリは小株なのに健気に咲いているが、もう咲き終わる頃だ。


 自然林の大木が倒れた後には、ツツジやササユリが咲いている事が多い。この間、NHK ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅、『草刈りでよみがえった花園』が放送されていた。

 東京のベッドタウンとして急激な宅地開発が進んだ街の片隅に絶滅にひんするランの仲間やユリが咲き誇る里山がある。荒れたやぶだった小山を地元住民たちが切り開き、草刈りを繰り返すうちに次々と野花が咲き出したのだ。そこは開発前は里山だった所。草刈りによって地中に眠っていた種などが発芽したのだ。夜になるとタヌキやウサギも現れる。草刈りで里山はよみがえる。花園は子供達の自然観察や地域の活動でもにぎやかだ。

 という放送内容だった。絶滅にひんするランと言うのが、何十株ものキンランの群生(皿ヶ嶺のキンランは今年は見る事が出来なかった)だった。何十年もの間、地中に眠っていた種が環境が整えば発芽するという話にも感動した。ここ皿ヶ嶺でも、去年咲いていた株が今年は一休みしていたり、盗掘されたりしても、負けずに咲いているのを見る事が出来て嬉しい。



 登リ口のつぼみだったササユリが開き始めたのを見て、15時35分に車に戻った。さて、来年の山岳写真協会展に出せる写真が撮れているかどうか・・・。


 2日【皿ヶ嶺】



 天気予報では、午前中の降水確率は60%だが、午後は30%と下がっているので皿ヶ嶺に撮影に行く事にした。水の元のそうめん流しの準備は出来ているみたいだが、いつから営業なんだろう。車は、天狗の庭の登山口に一台、水汲みの車が一台のみだ。風穴へ右折する所までは草刈りはしているのだが、そこからはしてないので道の横の草が伸び放題だ。上林トンネル南口の近くの広場に車を停める。10時に出発。去年ササユリの2輪咲きの大株があったのだが、今年は見当たらない。毎年咲く訳じゃないのね。


 上林峠を過ぎ、階段を上る。途中でヒキガエルが階段を横切った。分岐を10時45分に竜神平へ向かう。途中のツツジはまだ蕾が多い。


 天気が回復傾向で靄が消えてしまったので、撮影は諦めて竜神平へ向かう。そうこうしていると、霧が流れてきて周りが真っ白になってきたので、森へ引き返す。普段はのらりくらりしているのだが、撮影となると元気が出るのだ。ところが、撮ろうと思っている撮影ポイントのツツジはまだ咲いてないので、他を探しているうちに霧が上ってしまった。それを繰り返しているうちに撮ろうと思うポイントを見つけたので、しばらく待つことにした。一応、撮るには撮ったがどうなっているだろうか・・・。撮影している間に、ブヨに刺されてあちこちが腫れている。それにしても、おっちゃんは何で刺されないのだろう。


 お昼を食べ、13時25分に竜神平周回路を時計回りに帰る事にする。一週間前に満開だったツツジは咲き終わっていた。そちらに気をとられて通過していると、おっちゃんがササユリが咲いているのを見つけた。


 朝、咲いてなかった蕾が開きかけている。上林峠までの登山道脇のヤマアジサイは満開で綺麗な色だ。



 ササユリは、よ〜く見るとこばえが生えているのだが、これが無事成長して咲くまでは7年くらいはかかるのだろうか。14時30分に上林トンネル南口に戻る。トンネルの中の濃い霧には参ったな〜。おっちゃんは、恐る恐る車を走らせていた。