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5月


 30日【皿ヶ嶺】
 梅雨入り宣言したものの今日は曇りだ。こんな日は皿ヶ嶺に行こうと決める。


 生協の宅配が来て、おっちゃんが歯医者から帰って来てからの出発なので、風穴に12時前に到着だ。車の中で弁当を食べる。車は一台停まっているだけだったが、上の駐車場に一台上がってきて写真を撮らせて下さいと言われる。前からはダメ、後ろからならと撮られた写真が2枚目だ。(撮影者のブログより)  風穴の井戸の青いケシを撮影しようと来たみたいだがまだ咲いていない。

 登山道には白い花が散り敷いている。高い木の花なので何という名前か不明だ。


 ニシノヤマタイミンガサにも降り積もっている。サワルリソウの蕾がもう少しで咲きそうだ。12時50分分岐を直登コースに進む。


 この花は今季、あちこちでたくさん見たな〜。コクワガタ、フタリシズカなどが咲いている。


 ササユリの蕾もあった。ギンリョウソウもあちこちに出ている。愛大小屋辺りは霧に包まれている。ベンチでコーヒーを飲む。


 森のフラダンサーには霧が似合う。いつもの枯木を写してたんたんと下りる。コミヤマスミレが群生して咲いていた。


 ここまでに山では誰にも会わなかったのだが、単独男性が下りてきた。風穴が近づいて来た頃、軽装の女性二人がスマホで写しながら上がってきた。両方のこめかみをブヨに刺されたばかりなので、彼女達の生足の半ズボン、スカート姿が気になった。風穴のすぐ上あたりで、カメラ女子らしき娘が上って来た。「水曜日だから、あ〜いう娘が来るのだろうか?」と、おっちゃんが言う。去年の台風で倒れたアサガラの木の下辺りに花が咲いていた。ゆったりしていたら風穴に戻ったのが16時になっているのにびっくりした。


 21日【皿ヶ嶺】
 山行も一週間に一回のペースになってしまい、家に籠る事が多くなってきたな〜、これでは太るばかりだ。最近は、私ばかりではなく、おっちゃんも太って来ているのだ。


 という訳で出掛けたのだが、水の元に来ると車がズラリと並んでいる。昨日の地元新聞にクマガイソウが咲いていたと投稿写真が載っていたのが理由か? 風穴も多いかもと、上林トンネル横の林道から登る事にした。手前の広い所に車を停める。ここは、大型トラックの回転場になっているので、邪魔にならないように手前のきりに停める(この言い回しで分かるかなぁ〜)。10時20分、いつもはチェーンが掛かっている(左の写真)のに今日は外れている。こういう場合、トラックが出入りするからだろう。まずは天狗の庭に下りる。二人の女性が上って来た。フタリシズカ、ウスバヒョウタンボクなどの実をみる。


 チャルメルソウの実もよ〜く見ると面白い。シダの新芽に薄日がさしている。11時、上林トンネル横の林道に戻り、上林峠に向かう。先程、上がって来た女性二人が林道の方から来たので抜いて貰う。花が咲いていると教えて貰った。



 上林峠で休憩しミカンを食べる。このミカンの皮をよく投げているのを見かけるが、下から持って来たものは持って帰ろうネ。休み休み階段を上り、分岐を12時に通過。尾根道に早くもギンリョウソウが生えている。


 次の分岐で竜神平に向かう。12時20分、愛大小屋前に到着。吹き渡る風が涼しいと言うより寒いくらいだ。上着を着てベンチでお昼を食べる。先着の女性二人と、上林峠で先行した女性二人も食事をしている。天狗の庭で出会った常連さんのIさんと挨拶を交わす。

 風穴コースで下りて上林林道を歩いて車に戻る予定だったが、コンクリートの林道歩きは下りならまだしも上りになるとしんどいので来た道を戻る事にした。13時、竜神平を後に反時計回りに上林峠へ向かう。


 今日は、ヘリコプターはずっと飛んでいるわ、削岩機?の音は続いているわ、山はずっと騒音がしていた。14時、上林トンネル横の林道に戻る。水の元でコーヒーを飲んでいると、上空をヘリコプターが旋回している。人を吊り上げているのも見えたので、やっぱり訓練をしていたのだな。久し振りに皿ヶ嶺で会った町内のOさんが車で通りかかりしばし雑談する。


 14日【皿ヶ嶺】
 フルムーン旅行から帰ってきた。昨日は雨だったし、4月27日から皿ヶ嶺に行ってない。そろそろシャクナゲが咲いている頃と決めた。

 9時55分、風穴に到着。まずは植えられたクマガイソウやエビネを見る。


 10時2分出発。女性2人連れが東温アルプスガイドを持って上ってくる。登山道は新緑のトンネルだ。登山道からこの花もまだ咲き残っているのが見える。


 キイロスッポンタケだろうか、木株に出来ていた。この辺りの笹が枯れたので地形が良く分かる。今まで隠されていた花が咲いて来るんだろうなぁ〜。10時47分、ベンチで休憩。先程の女性たちもやってきた。


 11時、竜神平に着いてシャクナゲを見ると、30%は花が終わっている。やっぱり、今年は早かったのだな。先程の女性たちの声がしていたが姿が見えないのでこちらには向かわなかったのだろう。竜神平のせっかく出たワラビが遅霜にやられてグシャっとなっている。元気なのは一本だけだ。


 さて、「久し振りに頂上へ行こう」と、おっちゃんが言う。頂上に向かう途中の笹の中にホウチャクソウの大株が咲いている。


 11時45分、頂上に着く。先程の女性たちが居た。日が当たり暑いので、私達は三角点方面に少し行った木陰で昼食とした。単独の男性が三角点の方からやって来た。昼食後、三角点の先のヒノキの倒木の辺りに下りてくると、霧が流れて来て不思議な雰囲気だ。
 12時18分、十字峠を通過。

 十字峠のミツバツツジが綺麗に咲いていた。チゴユリはこの一輪だけ、イワカガミは花芽がないようだ。熊が居そうな場所に咲くこの花はあと2、3日で満開か。昨年の台風で倒れた倒木を切って下さっていたので無事だった。


 12時55分、分岐を通過。ラショウモンカズラ、ヤマウツボが咲いている。


 ヤマブキソウの花びらが昨日の雨に濡れている。本州中部以北に咲くサンカヨウは雨に濡れると花びらがガラス細工のように透明になるらしいが見てみたいものだ。


 10日最終氷期埋没林・高山稲荷神社フルムーン旅行7日〜11日中の一日

 フルムーン旅行、7日(月)は、松山〜岡山〜東京〜山形と移動し、山形泊。8日(火)、山形県立博物館で目的の≪縄文の女神≫を見学して、山形〜仙台〜新青森〜青森と移動し青森泊。9日(水)、青森県立郷土館を見て、レンタカーでつがる市の縄文史跡巡りし、鯵ヶ沢温泉で一泊。10日(木)、つがる市観光と縄文史跡巡り。16時に新青森でレンタカーを返し、新青森〜盛岡と移動し、盛岡泊。11日(金)、昼過ぎまで岩手県立博物館を見て、盛岡〜東京〜岡山〜松山と帰ってきた。

 最終氷期埋没林

 昨日、青森のホテルのTVで鯵ヶ沢で菜の花が満開だと見たので、宿の人に聞き、朝行こうかと思ったが、朝の天気が分からないので今の方が良いだろうと夕方撮影に行った。岩手山をバックに写す。一泊し、今日は16時に新青森でレンタカーを返すまでの間、この旅行で唯一普通の観光なのだ。天気は雨が降りそうな曇り空で、夕方菜の花撮影に行ったのは正解だった。一応カメラは持って来たのだが縄文遺跡巡りばかりで、今まで出番がなかったのだ。

 ベンセ湿原では、6月中旬はニッコウキスゲ、7月近くにはノハナショウブの大群落が見えるそうなのだが、残念。時期が違ったのでパス。

 最終氷期埋没林は、約2万8千年前のエゾマツやアカエゾマツの針葉樹が、最終氷期(約8万〜2万年前)後期の極寒期に、洪水などの急激な環境の変化によって水没し、その根が腐らずに残ったもの。幅約30pの泥炭層に1m〜2mの間隔で、数千本が並び世界最大級との事だ。海岸に出ると、北朝鮮・韓国・中国・日本の各地から流れ着いたゴミの山にまず驚く。ゴミを飛び越えて、ゴミの間の根らしきものを見る。学術上重要なものであり、観光地でもあるのにこのゴミの山ではねぇ・・・。

高山稲荷神社

 古くから五穀豊穣、海上安全、商売繁盛の守り神として信仰されている。ここでしか見れない千本鳥居は一見の価値があるとの事だ。大鳥居をくぐり、大階段を上がる。脇にはマイヅルソウが咲いている。階段を上がり切り、少し下がると桜が満開の庭園が見えてきた。アズマギクが咲いていた。


 千本の鳥居をくぐって行くと、展望の良い所に出る。絵葉書のような写真を撮った。池の所にあるお堂では、一心不乱に何人もの信者さんがお祈りを唱えていた。

 観光が終わり、亀ヶ岡石器時代遺跡の周辺を歩いてみたが、モニュメント以外はどこが遺跡なのか分からなかった。この辺りで見ておきたかった『森田歴史民俗資料館』は、昨日の水曜日と土・日しか開いてないとの事で残念だった。時間があったので、資料館の前だけでも行ってみようと行ってみる。やっぱり閉っていたのだが・・・、覗いてみると、≪つがる市森田歴史民俗資料館にご来館のみなさまへ≫と書かれた案内が・・・、ラッキー♪ この顛末はおっちゃんのレポで\(^o^)/


 1日〜3日【春の花ロケハン】


1日 土小屋・天狗の庭
 アウトドアの店のコンパスに買い物に行った時に、店員の方に岩黒山のアケボノツツジが満開だと聞いた。台風で通行止めだった石鎚スカイラインも4月27日に開通したとの事だし、ロケハンに出掛けた。


 11時38分、石鎚スカイラインのゲート前に到着。工事関係者の車が停まっている。トイレはまだ冬季閉鎖のままだ。所々で片側通行になるが、道路は良く整備されている。途中で山桜が綺麗に咲いていたので石鎚山をバックに写真を撮る。


 12時22分、土小屋に到着。やはり、この時期ツーリングのバイクが沢山停まっている。石鎚山の中腹までアケボノツツジのピンク色が見える。


 ブナの新芽と瓶が森を写して、白石小屋でお昼を食べる。まだ、天ぷらうどん・おでんしかないとの事だった。白石小屋から見える岩黒山方面にピンク色のアケボノツツジが見えた。


 帰りは、上林林道を走り皿ヶ嶺の天狗の庭に寄る事とした。14時13分、畑の川登山口が近づくと林業関係の車が停まって作業をしている。そして、畑の川登山口からの登山道は・・・、路肩が削られジャガー道(作業道)になっていた。これって、ひょっとして・・・、イナモリソウが咲く路肩も削られてしまったの〜! (*_*; 


 上林トンネル横の林道から天狗の庭に下りる。ヤマルリソウがたくさん咲いていて、真っ白のヤマルリソウもあった。途中で、フデリンドウも見る事ができた。天狗の庭は、ヤマブキソウが満開だ。ヤマシャクヤクは、咲き終わったのや、咲かずに黒くなったのや、いろいろだ。


 前に来た日からほんの四日しか経ってないのに、見ようと思っていたヤマシャクヤクの蕾の花は終わってしまっていた。ユキザサ、ウスバヒョウタンボクの実を見て車に戻った。


3日 小田深山
 アケボノツツジも10日以上早く咲いたみたいなので、小田深山の岸ツツジも咲いているだろうと撮影に出掛けた。


 10時30分、小田深山荘前に到着、もう営業してないんだけどね。山荘の下の橋からキシツツジが咲き揃っているのが見えた。


 ここまで、車が一台も停まってない。去年の今日、奈良の写友を案内した(小田深山荘に一泊)時には、まあまあの観光客が居たんだけどね。この時は、せっかく遠くから来たのにまだ岸ツツジが蕾で咲いてなかって残念だったんだけどね。

 下流の撮影ポイントに行きたいと思って来たのだが、おっちゃんが昨日の雨で水流が多いので無理だと言うので諦める。まあ、年をとってだんだんとバランスが悪くなっていて、岩の上でこのへっぴり腰では無理もないよね。(^^ゞ


 渓流沿いの藤の花も綺麗だ。写欲が減少している最近にしてはたくさん撮った。帰る頃には、山荘前に車が3台停まり、キャンプ場では他県ナンバーの家族連れがテントを張り、釣りをしたりしていた。

 帰路、小田スキー場から小田深山までの間にある喫茶店が久し振りに開店していたので、コーヒーを飲んで帰った。以前居たオジサンの替りに息子さんがたまに開けているようだ。