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3月


 29日〜30日【春の花めぐり】T


29日 庄司城址

 3月だと言うのにあちこちの桜が満開だ。桜が咲いていると言う事は・・・、ワラビが生えているかもと出掛ける。去年は、4月7日の4度目にしてやっと採れたのだったが、今年は既にたくさん生えていた。


 城址に入る場所をうっかり通り過ぎたので、佐古ダムの方から回り込んで、入った時に大きな枝垂桜が目についたので寄ってみる。遠くに見に行かなくてもこんな良い桜があるなんて♪



30日 塩ヶ森

 昨日のワラビをお隣におすそ分けした残りをタンサンであく抜きをした。おっちゃんの実家に電話をし、急遽、義母と一緒に桜を見に行く事になった。まずは塩ヶ森だ。中腹はピンク色になっているので満開だが、頂上付近は色づきが少ないのでまだかな? 思った通り、中腹の陽光桜とソメイヨシノが満開だ。暖かいので上の駐車場から頂上まで歩く。降りて来た夫婦連れらしい方が「今年は花の付きが悪い」と話しかけてきた。南側は満開だが、ここまで上がってくる時に見えていた北側はまだ3分咲といったところか。


 お弁当を食べている人と、下りてくる人の二組と出合った。今年93歳になる義母は、十数年前に膝の手術をしていて、平地を歩く際も杖を片手にユックリなのだが、坂道をマイペースで登って来た。頂上のお地蔵様にお祈りをする信心深い義母。路肩のスハマソウを写す。井内の蕎麦を食べて、通谷池に行く。


 通谷池

 通谷池は去年の11日に来ているが、10日以上早いのに満開だ。女性二人がフルートの練習をしている。池には鵜や、鴨などの鳥がいたが、人が来ても逃げない。おかしいな〜と思っていたら、バイクに乗った女性が来て餌をまいている。たくさんの鳥がバシャバシャと音を立てて寄ってきて競い合って食べている。野生のものに自分の楽しみだけで餌をやっていいのだろうか・・・。その後、家でコーヒーを飲み、ワラビと鉢植え(レンタル)を持って帰って貰った。


 23日【皿ヶ嶺】
 東温アルプスの稜線には、朝は薄〜く霧氷が出来ていたが、11時の出発なので善神山の方の山頂付近が少し白いくらいだ。


 11時20分、水の元に到着。春のスプリングエフェメラルが出ているかな〜と、暫くぶりに天狗の庭に行く事にする。雪解けの為か、沢の水量は多い。シロキツネノサカズキモドキがボツボツ出ている。この穴は何? リスが埋めていた木の実をとったのか・・、二ヶ所ほど掘っていた。


 いつもの倒木の手前に、新たに倒れた木。今の時期、苔が芽吹いている気がする。この時期、芽吹いている筈のアワコバイモ等を熱心に探さないので、私の目に付かない。出始めると歩いたら踏んでしまう程咲いているんだけどね。ハルトラノオ、ハシリドコロの芽、ヤマシャクヤクの芽等は出ていた。


 12時20分、上林トンネル横の林道に上る。工事は終わって機材はない。伐採されて道路脇に積んでいる木に色々なキノコが生えている。


 去年の台風で小さな滝に倒れ込んだブナの新芽が膨らんできている。滝の飛沫が枝に飛んで少し凍っているのが見えた。


 水場の水が勢いよく流れている。ここも飛沫が少し凍っている。12時38分、昨年の崩落跡の少し向うでお昼とする。いつものメニューの味噌汁と助六寿司とおにぎりだ。私たちの場合、昼食休憩は大体20分で終わる。上林トンネル北口までに、三ヶ所雪が残っている。


 風穴まで上林林道をブラブラ歩く。車は一台も通らない。ツチグリ、ホコリタケが落ちている。小さなキノコも出ている。風穴広場の池のカエルの卵はもうすぐオタマジャクシになりそうだ。広場に卵が産み落とされているのか? 干からびている。駐車場で登山の準備をしているご夫婦がいて話しかけられる。大阪ナンバーの車だ。今治に時々帰って来ていて、登ろうかなと思って来たとの事。持っていた≪東温アルプスガイド≫をプレゼントした。


 この前も見かけたが、山に登るでなくなにか採取している人がいる。フキノトウを採っているのだな。皿ヶ嶺のマドンナNさんが下りてきたので少し話す。水の元でいつものアワコバイモを見て、14時25分帰路に着く。

 上林のお堂の横に二本咲く桜が今年は開花が早いのでどうかな〜と通りすがりに見ていたのだが、木がないような気がする。帰りに車を停めて見に行くと、桜の後ろにあった杉の木ともども切られていた。(去年、4月8日の桜


 15日【皿ヶ嶺】
 山岳写真展の為、9日(金)〜11日(日)まで京都に行っていた。帰って火曜・水曜とwaiwai隊それぞれの病院通いを済ませた木曜日、午後は崩れて明日は雨との事なので山へ行く事になった。


 上林林道の工事は進んでアスファルト舗装の段階だ。工事の通行止めも少し待つだけで通れた。いい天気なのに風穴の駐車場は閑散としている。10時20分に出発。登山道は、雪解けが進んでいる。早くも下山してくる登山者がいる。皿ヶ嶺のマドンナNさんだ。「お久しぶり」の挨拶。彼女は、お彼岸が近いのでお墓の掃除をするので竜神平にも寄らずに下りてきたとの事だ。直登コースの分岐辺りから残雪があるようだ。


 直登コースを登り、10時58分にのっこしに着く。引地山方面の登山道から頂上へ向かう。


 十字峠を11時27分に通過。ヤマツツジに木の枝などが引っかかっている枯れ木などを除けたりしながら頂上に向かう。おっちゃんと、頂上に何人来ているかとか言いながら登る。11時52分、誰もいない頂上に到着。昼食を食べていると、女性二人が上ってきた。


 頂上の気温は15℃だった。12時12分、下山開始。石鎚山は雲の中だ。男女二人とすれ違う。大分下りた頃、単独男性が「あとどれぐらいですか?」と聞いてきた。おっちゃんが「20分くらいかな〜」と答えている。「もう止めようかな〜、学生の時に登ったきりなんで」と言われる。70歳前後と思われるがお元気そうなので「登って下さい」と言って、これからも登れるように持っていた≪東温アルプスガイド≫をあげた。


 畑の川への分岐の所に、愛媛森林管理署のお知らせが立てられている。4月から来年の1月まで森林整備(間伐)事業を予定しているので、入林が制限される場合があるとの事だ。竜神平を12時38分に通過しそのまま下山する事にした。


 笹が刈られた分岐までの道をおっちゃんが「綺麗だ」と言っている。人によって感じるところは違うのだな。森のフラダンサーの谷側のブナが折れて向こう側のブナの木に倒れ掛かっている。何時倒れてしまったのだろうか?
 いつもの枯木を写してっと。


 北側の登山道は、まだ雪があるが慎重に歩けば大丈夫。13時21分、登山口の道路には2台の車とバイクが停まっている。


 この時期の風物詩のカエルの合唱が聞こえてきた。池に近づくとサッと潜ってしまうが、ジッと待っていると水面に上がってくる。既にたくさんの卵が産み付けられている。帰りに、上林集落の外れで咲く、早春の花・ユキワリイチゲを見に行った。昨年より、花の付が少ないように感じた。



 6日【皿ヶ嶺】
 最近、暖かい日が続き、5日(月)は春の嵐が吹き荒れて朝方は豪雨だった。今日は朝から良い天気なので、8日ぶりに皿ヶ嶺に登る事になった。


 家を出てすぐに見えた皿ヶ嶺は、暖かかったので予想だにしてなかったのだが、霧氷が出来ているようだ。上林集落からは、いつもはあまり霧氷が出来ない赤柴峠〜引地山方面が真っ白だ。上林林道には8日前には雪がたくさん積もっていたのに、風穴の駐車場まで雪は融けてしまっていた。上林林道は、昨日の風で杉の枝や葉が落ちているし、凍っていた法面が緩んだ為か、石や岩が転がってきている所がある。


 風穴の駐車場には車が二台、カメラを持った人が1人、フキノトウを採っているのか、ビニール袋片手の人が1人いた。10時48分、出発。登山道脇に近くに池もないのにカエルの卵だろうか、ドロンとしたものがある。


 登山道にもあまり雪はないだろうと思っていたのだが、雪が残っていて下は踏み固められた雪が凍っている。最初のベンチで私はアイゼンをつけた。おっちゃんは、車には積んでいたのだが持って行かないと言ってピッケルも持ってないのだ。直登コースの所で、私のアイゼンが片足とれているのに気が付いた。おっちゃんを待たせて、探しに下りる。下の方からきゃきゃっと若い女子の笑う声が聞こえていたのだが、彼女達(3人)が居る所辺りで落ちているのを拾ってくれていた。11時12分、分岐を通過。彼女達は、アイゼンもストックも持ってなくて、これから先を心配している。「行ける所まで行ってみたら」と声をかける。


 おっちゃんは、彼女達に「お兄さん」と言われて気を良くしている。(笑) 単独の男性と前後しながら登る。残雪が凍っているのでアイゼンのないおっちゃんと彼女達は苦戦している。この辺りの霧氷はまだ薄い。


 だんだんと霧氷も濃くなってきたが、太陽が当たっているのでバラバラと落ちてくる。単独の男性もデジカメを出して撮っている。ベンチの手前で、その方がおっちゃんに「12本アイゼンを持って来ていますが、使いますか」と言っているが、頑固なおっちゃんは丁寧に断っていた。例の3人娘も追い着いて来た。


 それでも、青空に霧氷を久し振り見る事ができ嬉しい。


 おいわさん命名の“森のフラダンサー”で、彼女達も無事に登ってきたので、おっちゃんが「撮って、hpにアップしてもいいですか?」と聞いている。こころよくOKを貰って撮ったのが真ん中の写真だ。12時11分、竜神平に到着。彼女たちは休まず、頂上へ向かった。


 前のベンチでお昼としたが、風が吹くと寒い。単独の男性も早々と食事を終えて頂上に登って行った。愛大小屋の前の温度計は、寒いはずだ0度だった。12時30分、周回路を反時計回りに歩く。来る時に分岐からみた尾根道には霧氷が見えなかったので着いてないのかと思っていたのだが、所々のブナには着いている。風の当たり具合でこんなにも違うものか・・・。


 13時1分、分岐を通過。


 昨年枯れた笹にも霧氷が付いている。風が吹く度にバラバラと落ちる霧氷片の中を快調に下りる。


 写真でみると平らな所を歩いているように見えるが、少し怖いのだ。アイゼンのない おっちゃんは、なんでもない所で滑って転んでいる。13時55分、風穴に戻った。