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7月の2
29日【にこ淵】
25日に皿ヶ嶺に行った際、町内会の皿ヶ嶺繋がりのOさんから《にこ淵》に行った話を聞き、フイルムがカメラに残っているし、ドライブがてら行く事にした。
Oさんは国道33号線から国道(酷道?)439号線経由して国道194号線から程野の滝方面の《にこ淵》へ行ったそうだ。waiwai隊は、高速を利用し、西条ICで下りてから国道11号線〜194号線と走り《にこ淵》に向かった。
おっちゃんは行った事があると言うのだが、私はここより奥にある程野の滝方面は二度行った事はあるが記憶がなかった。11時10分に《にこ淵》の下り口に到着してみると、遠くに垣間見える滝壺を見た事はあるが行くのはパスしたのを思い出した。駐車している車は県外車だが、私たちの車も県外車なのだ。淵には5分程で下りれたが、私のズボンは汚れてしまった。最後のハシゴで後ろ向きに下りれば良かったのに前向きに下りてしまったのでお尻が濡れてしまったのだ。
滝には女性2人連れと、親子連れと、水中カメラを持った男性がいたが、三々五々帰って行った。滝に着いた時は、対岸と滝に太陽の日が当たっているぐらいだったが、暫くすると陽があたるようになり、滝壺の色が変わっていく。この色が某写真家のが云う“仁淀ブルー”だ。晴れていても、雲が太陽を遮りいつもエメラルドグリーンと言う訳ではない。1時間弱居たが、次々に観光客が下りてくる。フイルムを使い切ったので切り上げ、戻る途中にも数組の観光客が下りてくるので譲り合ってすれ違う。ロングスカート女性2人が途中で待っていて「大丈夫ですかね〜」と言うので、「最後の階段は後ろ向きに下りたほうがいいですよ」とアドバイスする。
駐車スペースに、これより奥に食堂があるとの看板があったので行き、キジ蕎麦を食べる。帰りは、国道149号線〜国道(酷道?)439号線を走り、道の駅[633美の里](ムササビ)でソフトクリームを食べていると、《にこ淵》で会ったロングスカートの女性2人が「行けました〜♪」と話しかけてきた。スカートを見ると少し汚れているくらいだった。
この道の駅[633美の里](ムササビ)の駐車場にある194街道(いくよ)の案内板(国道194号線利用促進同盟会)に瓶が森林道の事をUFОラインと書いてあるのを見て、5月27日に瓶が森でライダーに「ユーホーラインはどこですか? 看板に書かれていた」と聞かれたのだが、この事だったのね。あとは国道33号線に出て、柳谷の橋を渡った信号の所からパトカーに着かれて制限速度をしっかり守って帰ってきた。ちなみに、パトカーは、美川大橋で面河方面へと右折した。
25日【皿ヶ嶺】
【waiwai記】
雨が降らない日の皿ヶ嶺行は、久しぶりだ。
午前中の降水確率は低いので、ソウメン流しは開店すると掲示されていた。最終の民家の横にある工事の看板が、以前より増えていた。すぐ先で早くもすれ違った軽トラの割烹着のオバサンは水の元まで何を届けたのかは判らないが、下りて来た。その水の元では、何名かで出発の準備をしている女性が居た。また、水の元のソーメン流しの場所には3台の車が停まっていて、準備している地元の人が忙しそうだ。
先日は水の元までの除草だったが、風穴まで除草作業が進んでいた。そして、駐車場には沢山の車が停まっていた。朝、出発の準備している際、家の前を通りかかった町内会の皿ヶ嶺繋がりのOさんは『お先に・・』と、もう車にはいなかった。風穴の登山口脇にあるフシグロセンノウが咲いていた。先日、草刈り前にこの株の周りの草を刈り、支柱を立ててくれていたのでちゃんと残っている。10時20分に出発だ。風穴のケシの花を確認して遊歩道を行くと、草刈り機の音がけたたましく聞こえる。
やはり、登山道脇のギンバイソウは今が盛りのようだ。今年、新たに登山道脇の枯れ木に付けられたマーキングのテープは大木であろうと容赦はしないのだ。しかし、切り倒された後は、切り倒されっぱなしである。クサアジサイも咲き始めて来たようだ。
道脇の岩部にイワタバコが咲いているが、この辺りに咲く花は小さい。すぐ先の岩部にも咲いている。こんなにも次々と咲いている姿は今までは経験が無い。勿論、定番の沢部の岩場の箇所のイワタバコも咲き始めていた。そこにはハガクレツリフネも咲いている。
また、沢部の上方も下方もギンバイソウは花盛りである。すぐ先で、道端の生まれたてのツキヨタケが生えていた。
11時5分、一対の立ち枯れの木があるベンチに着いた。このところ腐敗が進んでいる立ち枯れの木も次々に枝が枯れ落ちている。やはり、枝から先に落ちて来るのだが、本体が倒れるのも時間の問題だ。珍しいキノコを写した後、目の前に枯れ木にマーキングされた木は、先年、相棒がツキヨタケを撮影した木だった。
11時20分、竜神平の小屋に着くと入口に張り紙があり『私物は持ち帰るよう・・』書かれていた。外のベンチに居た方が「久万高原町の者ですが・・」と声を掛けて来たので「トイレを撤去しないで下さい」とすかさず応えた。すると若者は、その件でアンケートを取っているとの事だった。勿論、相棒と一緒にアンケートに記入し、久万高原町のマスコットの“ゆりぼう”のマグネットを頂いた。町の職員とは、色々なことを話したが小生の考えについては、≪休憩室≫で述べよう。さて、10分ほどの寄り道で頂上へと向かった。
久しぶりに頂上へ向かったが、刈られていた笹が伸びてコバノギボウシやホウチャクソウの実が隠れ気味だ。11時55分、頂上に着くと前述の町内会のOさんが待っていた。朝に会った際の続きの話などで盛り上がった。彼は、いつもの『風穴→直登コース→頂上→竜神平→トラバース道→風穴』だそうだ。頂上広場で昼食をとって、オカトラノオなどを見た。我々は、三角点を踏んで竜神平へ向かう。
直ぐの道端にカラスウリの花。傍らにホタルブクロが花をつけていた。三角点を12時42分に通過。何年前かに、根こそぎ倒れていた木が誰かの手で起こされていたが、再度、根こそぎ倒れていた。その木を傍目にして通過するのは、相棒の苦手な木である所以である。
再びの愛大小屋前では、町内会のOさんと、一組のペアがアンケートに応えていたようだった。「沢山集まりましたか?」の小生に「15名ぐらいです」との返事だった。「平日だと少ないから・・」と云うものの、町の職員だと土日という訳にもいかない。それでも100名ぐらいは集めたいとの事だった。さて、Oさんは何時ものとおり帰るとの事で、我々は竜神平を半時計回りに行く。直ぐの踏み跡に“通せんぼう”の印がある。一体なんだろう。道脇にはツリガネニンジンやヤマジノホトトギスが咲いていた。そして、切り株に掴まっていたいたのは、生まれたての蝉か。
もう今の時期ツツジ類も咲き終わっていて、森は彩が無い。13時45分、例の枯れ木のオブジェのあるベンチで小休止。暫くすると、男女のペアが走って来た。トレランのペアだった。先程から時々、ガスが上がって来ている。
淡々とした下山も朝方の、沢部のギンバイソウの場所でデジカメ撮影をしていると、女性グループが上がって来た。「その先まで降りていたが、イワタバコが咲いていると聞いたので戻って来た」との事。3名のオバサマの直ぐ後から2名のオバサマが加わった。まぁ〜、一気に姦しいこと。さて、往きには目もくれなかったウバユリはもう沢山咲き競っていた。「ウバユリの名は、咲くころには下の葉が枯れていて、これを歯《葉》が少ない姥(うば)にみたててついたらしいよ」と相棒が話し掛けてきた。下山は14時25分だった。ソーメン流しに来た家族ずれが風穴のケシを何組もが見に来ている。また、草刈り隊も一段落しているようだった。それにしてもソーメン流しの時期、林道ですれ違う車は、よけない車が多いのはなぜなのか・・・。
23日【大川嶺】
梅雨が明けてうだるような毎日だ。皿ヶ嶺にちょこっと出掛けてもいいのだが、そうめん流しが始まっているので上林林道で出会いがしらにドキッとするのも嫌だしな〜と、昼間からエアコンをつけてブラブラしている。そろそろ大川嶺のシモツケソウやコオニユリが咲いているかも、とロケハンに行く事にする。
軍艦岩の橋を渡り、県道328号・美川柳谷線に入ると、通行止めの看板が目についた。 「久万高原ヒルクライムレース2016」 平成28年7月31日(日) 9:00〜13:00 中黒岩第2地区〜美川峰山頂まで と書いてある。期日は来週の日曜だが、競技用の自転車の人が走っている。みんな若そうだ。道端は除草の手が入っている。美川スキー場には先日新聞に載っていた紫陽花が咲いている。やがて、美川峰〜大川嶺にシモツケソウのピンク色がボツボツ見えて来た。
林道の分岐のところで、徳島ナンバーの車が停めてある。林道に入りなおも進むと、途中で高知ナンバーの車が停まり、女性カメラマンが1人で写していた。行き止まりの笠取山の駐車場で車を降りると一陣の風が気持ち良い。男性が笠取山方面へ登って行くのが見えた。花は、イブキトラノオ、伊予フウロ、ツリガネニンジンが咲いているが、コオニユリの橙色はまだ見えない。定点観測している所のコオニユリは、去年の開花直前に来た台風で跡形もなくなっていた場所に復活しているかと楽しみに来たのだが、株も全然無くなっていた。目をこらすと、他の場所に蕾をつけた株があるにはあるのだが・・・。
唯一、シモツケソウが綺麗に咲いていた場所でカメラを出す。先程、笠取山へ登っていた男性が下りて来て車の横を通りかかったのでおっちゃんが「笠取山へ行かれたのですか?」と話しかけている。「はい、展望はなかったんですけどね」と返事がある。県道をブナ林方面へ降りる。途中の日影のある所で弁当を食べる。その間に、土曜日だと言うのに3台車が通っただけだ。先程の男性はトレランだろうか、県道をランニングして行った。我々も、寄り道をしながら降りて行くと、件の男性はもう引き返していた。国道440号までの間の旧柳谷側は、草刈りをしてなかったので、なんだか走りにくい。同じ県道でも大きなイベントがある所とそうでない所では扱いは違うのネ。
19日 塩ヶ森
昨日、梅雨が明けた。気になっていた塩ヶ森のランが咲いているか見に行った。
駐車場に着くと、草刈りの方たちがお昼休み中だ。階段の所も刈っていますから歩いて下さいと言われる。ランはもう終わりかけていた。刈られてしまわないか心配だ。昨日一日晴れただけなのに遊歩道は乾ききって、6月30日に来た時に枯木に生えていたキノコはすっかり消えている。代わりに大きなキノコが生えていた。高さ17センチの水筒を置いてみた。
遊歩道の終点まで行ってコンクリートの林道を戻る。ノギランに蝉の抜け殻がついていた。途中から刈られた道をトラバースし、道なりに上る。頂上の方へ行こうと思ったが、猪ががたがたに掘り起こしていたので止めてそのまま進むと駐車場の横に出た。
帰路、子供広場へとの標識が目についたので行ってみた。滑り台や遊具が森の中に設置されている。どれも、使用禁止となっている。このまま使わないのでは、もったいないな〜。
17日【猪伏・五段高原】
10日前に猪伏に行った時、皿ヶ嶺と同じく遊歩道の脇にギンバイソウが生えていた。そろそろ咲いている頃、天気予報では雨の日は今日しかないと決める。
直近の天気予報では雨マークはなくなっていたが、四国カルストが近づくにつれて雨が降ってきた。姫鶴荘までの県道ですれ違うのは県外ナンバーばかりなので、連休なのに気づく。姫鶴荘辺りには観光客の車がたくさん停まっているし、牧場の中の駐車場にも県外ナンバーの車がたくさん停まってテント場には沢山のテントもある。雨の中を団体の登山者が五段高原方面へ歩き出している。猪伏の大トチの駐車場に9時30分に到着した、途端に雨足が強くなってきた。しばらく車で待機してから、小降りになってきたので歩き始める。バイケイソウを前景に谷筋を一枚。
沢筋の苔の場所、苔むした写真を撮ろうと雨の日を選んできたので、ここでも一枚。10時25分、白亜の湧き水。遊歩道を大きな石灰岩が塞いでいる。木の根が岩を抱いているのや、大木が林立しているのやらを撮るのだが、マンネリだ。
栃の実だろうかおっちゃんが写している。前回は、おっちゃんも私も以前来た時に大トチをたくさん写したので撮ってなかったからか、今回はおっちゃんは色んな角度からたくさん撮っている。お昼は、天狗荘で食べる事にしてコーヒーだけしか持って来なかった。大トチの前でコーヒータイムだ。
前回、晴れて乾いている木肌だったので撮る気持ちにならなかった木や倒木も雨に濡れ、靄も発生してくるので撮る気持ちにはなる。
時々、太陽が顔を覗かすようになってきたので、おっちゃんは光芒を撮ろうとしている。太陽が出て来ても、なかなか思うような場面にはならない。良い所で待っていないとね、と言うのだが、止っているとブヨが纏わりついて来るので大変だ。五段高原にいたあれ程の観光客の誰一人としてここには来ないと思っていたら、ダブルストックの男女がすれ違いざまに「天気が良いとの事だったのにね」と話してきた。12時30分に駐車場に戻る。
13時に天狗荘前に着くも、駐車場が満杯なのか渋滞している。奥の方は空いていたので停め、レストランに行くも行列が出来ていた。連休だとこんな事もあるのね。天狗荘は何回も利用しているのだが、こんな事は初めてだ。しかし、思ったより早く案内され昼食にありつく事が出来た。『奥四万十博』の幟が建っていると思っていたら、前の広場に何やら舞台らしいものが造られていたが、≪津野山古式神楽≫という天狗高原夜神楽が催されるそうだ。
1時間あまりを天狗荘で過ごして、五段高原のハンカイソウを写そうと戻る。こんなにたくさん咲いているのは初めてだ。この時期を狙って来てないのでそう思うのかもしれない。ぼつぼつカメラマンも来ていて、脚立を持って来ている人もいる。
おっちゃんが写していたこのキノコ、おっぱいのようだな〜。10日前に見た花は・・・、無くなっていた。(/_;) それにしても、連休の四国カルストは大変な事になっている。
13日【皿ヶ嶺】
一昨日に奈良の写真クラブの講評会から帰って、心待ちにしていたた雨の日がやって来た。なぜ雨の日か、靄が発生しやすいからだ。森の中の花の撮影は、晴れていてはバックが木漏れ日でごちゃごちゃして花が浮き上がらないのだ。
9時23分、何時ものように上林トンネル南口を過ぎた広場に車を停めて出発。雨足が強く、車を出るのも躊躇うほどだ。トンネル南口のドコモの取り付け道路を登山口まで歩いていると、大きな音が近づいてきた。てっきり飛行機かなと思っていたら上からトラックが下りてきた。直ぐに縦走路へ出合う。ここが昔からの峠だろうが、現在の峠はこの上にある。9時35分、上林峠を通過。
木の階段をゆっくりゆっくりと上り、大岩を過ぎ急な階段を上り曲がる所で、おっちゃんが忘れ物に気がついた。ザックを置いて車まで取りに行った。9時52分に下りて、10時26分に戻って来たから34分かかった。その間、私は待っていた訳だが、9日に来た時に両手を8ヶ所以上ブヨに刺されたので、今回は園芸用の極薄手袋をはめてきたし、頭から防虫網をかぶっていたので刺される事はなかった。今までは三脚を手に持って上っていたのだが、それでは手が相当疲れる。今回はカメラザックに付けて担いできたので、いつもより重いが両手が空いているので安心だ。10時43分、竜神平の分岐を通過。
竜神平までの登山道は凄い勢いで雨水が流れている。雨が降っているのでいつもと様相が違うし、カッパで横が見えないので写そうと思っていたヤマツツジの場所が分からず右往左往した。おまけに蕾があったので咲いているだろうと思っていたのに、先に確認して咲いていた花は散ってしまっていて・・・、雨が降っている間は靄も来ず・・・、今年はダメだったな〜。それでも、雨が小降りになり靄が来るまで待って写す事は写した。結局一時間半ほどの撮影で、13時17分、竜神平に到着。ハンカイソウがぼつぼつ咲いているが、遅霜にやられた後に出た株なので背丈が低いし、例年より咲いている花も少ないようだ。
13時43分、綺麗に改装された床の愛大小屋で昼食を取り、誰にも会わないまま小屋を出る。竜神平にはコバノギボウシが咲き始めている。
竜神平の花を見て、分岐までぶらぶら戻る。登山道の水は雨が止んだので引いているが、ドロドロの足元は歩き難い。縦走路を上林峠へと降りる。途中、ここの花は咲いてる時に通らなかったので見る事が出来なかったが、もう実になっている。来年も咲いてね。道端には色々な種類のキノコ類も出始めている。
15時、上林トンネル南口に戻る。トンネルを抜けると、林間にギンバイソウが咲いているのが見える。杉の間伐作業が終わり年月が経つと林間に生える草花が変わる。イタドリやバラや灌木が大きくなってくると、撮影しにくくなるな〜。
水の元でコーヒーを飲み、トイレを借りる。トイレに《皿ヶ嶺竜神平トイレ撤去のお知らせ》が貼ってあった。先日、龍神平の小屋で「久万高原町の人がトイレを撤去すると言っていた」と聞いたのだが、この掲示のことだったのだ。小屋があるのにトイレがないのは困るのでは・・・。携帯トイレを持って行く人はいるのだろうか。
【waiwai記】
先の『土小屋登山道の整備』の件といい、愛媛県の貧困な文化政策は目を覆うばかりだ。金のならない木は伐採してしまう・・・こんな安直な考えは行政とは言えないし、小屋で世間話をしている時、小生の「税金の使い方を考えてもらわないと・・」に「県の職員の給料が高すぎる」などなどと、話をとんでもない方向へ持って行く人もいる。給料の問題では無く、無能な施策が問題なのだ。これは、国から県・市・町・村まで一貫している。
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