2016年                      

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月の2


 30日【キノコ観察・塩ヶ森】
 おっちゃんが朝の所用から帰ってきた。昼からは天気も快方に向かうとの事なので、キノコ観察に行く事にした。さて、どこに? キノコ観察も良いけど、カメラにフイルムが残っているから井内峠の御来迎の滝も水量が多いから撮影も良いかもと思ったが、このところの豪雨で林道は危ないかもしれないと二転三転、結局キノコ観察で塩ヶ森に決めた。

   
 塩ヶ森の駐車場に車を停め、車の中で買ってきた弁当を食べてから、尾根の遊歩道を歩く。すぐにベニテングタケが目に付いた。遊歩道にはずっと松の大木が枯れたのだろう伐採して横に積んである。その枯木にいろいろなキノコが着いている。縁取りが白いこのキノコはカワラタケだろうか。
  
 まだ少し雨が残っている。湿った倒木に小さなキノコが出来ているが名前は分からない。

  
 これはマツオウジ?

  
 立派なキノコもある。真ん中のは左のキノコの生えてきたばかりのものだ。

  
 出始めたばかりで小さいキノコ達。白いのはシロイボカサタケか。

 遊歩道を進んで行くと、200mほどで少し下って南側の小さな駐車場に着く。そこから再び奥に続く遊歩道に入って行くと、150mほどで遊歩道は終点となる。真っすぐに杉林を登り、笹藪を進んで行ったが戻る事にした。
   
 終点に小さな何かの卵のようなもの(キノコ?)が一杯ある。少し左に下ると車道に出た。車道に愛媛県の保険保安林の看板があり、見ていて森林環境税の事を思い出した。

 先月、市県民税納税通知書が来て、その説明書に《森林環境税》が課税されているとの説明が書いてあったのだ。みんな知っているのかな〜。

 下記は、愛媛県のhpより

本県の森林環境税は、すべての県民が恩恵を受ける森林環境を保全するための財源として、県民や事業者の皆様に広く負担をお願いしてまいりましたが、今回、更新を行いました。

今回の更新は、未だ整備されていない森林が多く、今後も森林整備を拡大していかねばならない状況に加え、地球温暖化防止のためのCO2吸収源としての要請もあることから、平成27年度から課税期間を5年間延長するものです。なお、税率についての変更はありません。(個人にあっては年額700円、法人にあっては均等割課税標準税率7%相当額)

森林環境税は、本県の貴重な自主財源として、森林環境を保全するための各種施策に役立ててきたところです。

これからも引き続き必要な施策の財源として活用し、私たちの生活にとってかけがえのない森林をより良い姿で次の世代に引き継いでいくため、今後とも「愛媛県森林環境税」の納税に御理解をお願いします。

税収の使途については、森林整備課のホームページをご覧下さい。

愛媛県森林環境税
〜「森林環境の保全」と「森林と共生する文化の創造」を目指して〜


  
 車道を歩き、小さな駐車場から再び遊歩道を歩く。シロイボカサタケ、アカイボカサタケの三角帽子が可愛い。最後に小さなキノコからこんなに大きくなり、虫に喰われているキノコを見つけた。なんだか不思議だ? 食べる目的もなく、名前も分からないキノコ達だが、なんとなく可愛いので心癒される。駐車場の手前で犬の散歩に来た女性に出合う。丁度塩ヶ森の紫陽花が見頃だったが、撮影は難しい。



 27日【キノコ観察・高縄山】
 23日に“風雪ながら暮し”さんの案内でシイノトモシビタケを撮影に行った。高知の山にあるのなら、愛媛の山にもあるのでは・・・(本気であるとは思わないけどね。(^^ゞ)と、キノコ観察に出掛ける。北条方面へと降りる“石ヶ峠”で二羽のキジが道路へ出てきていた。急いで後部座席のデジカメを取り出したが、時既に遅し・・・だった。

   
 去年、12月5日に四国のみち【環14 高縄山探鳥のみち(10.2km)】を歩いた時には工事中だったトイレと休憩所が出来ていた。今までは、山頂まで車で行っていたのだが、今日はキノコ観察が目的なのでここから歩く。道端のホタルブクロが満開だ。キノコ観察と言っても、名前を知っているキノコは少ない。

   
 2枚目のキノコはマスタケと言うのは分かる。路脇に“登山道”の案内があり、そちらをあるくこととする。程なく高縄寺に到着。本堂脇の家からご婦人が出て来て、軽食が可能そうな入口に≪本日休業≫の札を掛けたのだった。山門を通り、横の山道を上がる。


 こちらを通るのは初めてだ。巨木が次々にある。枯れた巨木にキノコが着いているが名前は分からない。おっちゃんが撮影しているうちに私に蜂がまとわりついてきた。どうもスズメバチのようだ。刺されたら大変!私とおっちゃんの周りを飛んでいる。帽子を脱いでいたので素早く被り、しゃがんでじっとしていたらそのうちいなくなった。


 車道に出て大きなキノコを見つける。同じ木の裏側のキノコがツキヨタケと分かったので表側のもツキヨタケなんだろう。車道の横に車が停まっていて、下の方から男性が上ってきて車に乗った。すぐ先から山道があったので歩いてみる。やがて、コンクリートの車道と合流し頂上に到着。

   
 高縄権現前のベンチでコーヒーを飲む。下山は車道を下りる。縄文杉のような大杉もある。

   
 朽ちた倒木にキセル貝があった。この貝があるという事は、ヒメボタルも居るのかもねぇ〜。こちらの道端にはキツリフネが道端に咲いている。梅雨も本番の7月、waiwai隊のホームグランドにも咲くころなのだ。駐車場に戻ると、2台車が停まり休憩所でお弁当を食べている人がいた。


 25日【撮影・白猪の滝】
【waiwai記】
 先日来の降雨で「滝の水量はどんなかな〜」の相棒の誘いで、手近に思い浮かぶ白猪の滝へ行くこととなった。R11号からR440号へ入ると「通行止め」の看板が目に入った。通行止めの箇所は15km先で、復旧の目途は書かれていなかった。山間の通行止めの場所は、このような事は四国ではよくある事だ。

  
 さて、白猪の滝の駐車場には先客は2台だったが、出発準備をしていると、川向うの駐車場にバスと、荷物を積んだワンボックスカーが停まった。降りて来たのは、少年少女達と引率の人らしい人達だった。車体には私立学校の文字が書かれていて、すぐ先の炊事棟辺りに集合していた。滝までの取り付け道路を少し上がるとトイレが新装されていた。上林集落の白糸の滝の公衆便所と同時期に改装されたようだ。

   
 出発時は傘は差さなくても良い程度だった雨も、徐々に本降りになって来た。白猪七滝で相棒も三脚を据えて撮影だ。先ほど、上の駐車場まで上がって行った人が早くも降りて来た。「もう、滝が霧で隠れて来ていますよ」と挨拶を交わしたが、こちらは撮影時は、焦る事はしないのだ。


 七滝では、何カットも撮った。結局、目的の白猪の滝に着いたのは11時すぎだった。雨粒じゃ〜なくて滝の飛沫で、前が向けない。

  
 滝の水量は凄い。

  
 それそろ帰ろうか?既に12時を回っていた。道端のギンバイソウももうすぐ咲きそうだ。行きには“花菖蒲園”で二人のご婦人が座っていたが、昼休憩のためか姿は無い。

  
 アジサイも雨に濡れて嬉しそうに咲き競っていた。先ほどの少年少女達のテント村も出来上がっていた。昼食の時間なのだろうか、誰も見えなかった。次回は、復活した“夏目漱石や正岡子規が通った道”でも辿ってみよう。


 23日【撮影・横倉山】
【waiwai記】
 このところ、連日のように梅雨前線上を雨雲と雷が通過している。その梅雨の合間に、案内が届いていた“二科会”の写真展へ出向いた。会場は松山市内の“フジグラン”だ。10時過ぎに着き、写真を見て回っていると、声を掛けて来たのは、ネットと相棒の写真で知り合った“風雪ながら暮し”さんだった。一緒に写真を見ていると「今日、横倉山へ行きますが、一緒に行きませんか。案内します。」との誘いである。このところ少し写欲が復活気味の相棒はそのお誘いに有難く便乗することとなった。

  
 久万高原町の“道の駅”に15時半の待ち合わせだったが、5分ほど遅れて着いた。「ここから2時間程掛かります」と云う“風雪ながら暮し”さんに先導されて、直ぐ後を付いて行く。この山名は、先年からの“四国のみち”の高知県ルートを探っていた際に目にしていたのだが、実際に訪れるのは初めてだった。しかし、山道に入ると見知った案内標があった。“風雪ながら暮し”さんによると、知り合いの写真家が「もう二名ほど向かっている」との事だったが、目的の第三駐車場に着くと5台ほどの車が停まっていた。

 駐車場には、高知の写真家が来ていた。幽玄な“光るキノコ”の写真を次々に何枚も見せていただいたのだった。

 
 “風雪ながら暮し”さんの案内で目的の“光るキノコ”の場所には、登山道側に5台ほどの三脚が据えられていた。仕方なく裏側を覗くと二台の三脚が置かれているだけなので、裏側から撮る事とした。勿論、小生は写真家が狙う場所とは違う場所で撮影」したのだった。この場所での撮影を終え、“銀河茸”の撮影へと向かった。もう8時直ぐだった。足元をヘッデンで照らしながら、滑る斜面を降りて行くと、そこには先客が居た。二人の内の一人は徳島の有名なカメラマンだった。


 21日【皿ヶ嶺】
 ここ2、3年ツツジの花が咲いたら撮影しようと思っている場所があるのだが、ここ数年は目的の木の花は、ちらほらしか咲かない。17日(金)に皿ヶ嶺に行った時に、その場所のツツジに今年はたくさん蕾がついていた。二・三日前から、そろそろ咲くころかとウズウズしていたのだが、大雨が続いている。

    
 昨晩は、夜中に雷雨となっていた。昨日からのアメダス情報によると、大雨の合間にも午後からは降水確率が低いので、早速、支度をして撮影に行く事にした。昨日は大雨注意報が出ていたりしたので、一番安全なのは沢筋のトラバース箇所が無い上林峠から階段コースだな・・と、登山コースを決めた。上林林道はそれ程雨足は強くないが、崩落していたりしたら大変なので慎重に走る。水の元の手前に工事予告の看板があり重機も置いてある。9時30分過ぎに上林トンネルを通過し、少し先の広場に車を停める。

   
 スマホで天気予報の雨雲ズームレーダーを見ると、10時30分頃からは雨雲が切れているので、10時過ぎに準備にかかる。カッパを着たりと、準備をしていると丁度、久万高原町方面から車が来て男性が登山の準備を始めた。waiwai隊は一足先に出発。登山口までのドコモの点検道路にアカハラが這い出している。そろそろササユリも見えるかと思っていたが、蕾も見る事が出来なかった。確かこの前通った時には2、3の蕾があった筈なのだが・・・。

  
 道端にはギンリョウソウも出ている。皿ヶ嶺の登山道脇に咲くのはヤマアジサイばかりだと思っていたが、ガクがないのでコアジサイかな?


 あまり急ぐ事はないので、ゆったりと階段を登って行く。階段を登り終えようとすると、先程の久万高原町から来た男性に追いつかれたが、その方も樹木に咲く花を愛でながら歩いてるようで、そんなに早くは歩かない。。竜神平への分岐を11時過ぎに通過。この男性、白い花などを観察したり、すぐ先の綺麗に咲いているツツジを見ておられたので、「花の名前は分かりますか?」と尋ねると、「あまり分からないが観察するのが好きなので」との返事。こんな日に山に来るのは珍しいと言われる。尚もおっちゃんが「久万高原町から来られたのですか」と尋ねると、「雨で仕事が休みになったので、ラッキー 山に行こうと来た」と言っておられた。

  
 そして、撮ろうと思っていたツツジは例年になく良く咲いていたので、撮る事が出来た。写真の対象として良いかどうかは別なんだけどね。12時過ぎに竜神平へついたので愛大小屋で昼食とした。

   
 先日、日曜日には仲間が来て床の作業をする予定と言われていたが、雨だったので中止になったのか作業は進んでいなかった。30分程休んで、頂上付近で撮りたいものがあったが、ピストンで帰る事にした。竜神平を流れる沢には、綺麗な水が流れていた。こういう景色だと、高層湿原のような景色だ。天気予報通りに昼から薄日が射す時もあり、霧が吹き飛んだりで、もう一度撮ろうと思ってもなかなか上手くいかないものだ。私の頭から腕の辺りはブヨがまとわりついて、何ヶ所刺されただろうか。

  
 尾根道の登山道に下りて行く足跡があるので、あの単独男性は周回して帰ったのかな〜。上林峠でコーヒーを飲む。アマドコロの花が開いているのはあまり見た事がない気がする。上林トンネル南口に14時30分頃戻る。

  
 広場の単独男性の車はもう帰った後だった。例の工事予告は
≪この先、林道の舗装工事を行う為6月20日〜7月7日(内2日間)(8時30分〜17時)(雨天順延)の期間片側交互通行となります。ご迷惑をお掛けしますが、迂回のご協力をお願いします。≫
 との掲示があったが、“迂回のご協力”とは、どこへ迂回するんだろうか。

 暫くぶりに先日見た猿の事だが、集落の直ぐ上の林道へ何か転がり落ちて来たので見ると、本当に小さな(掌に乗るような)子猿だった。おっちゃんに車を止めてもらって先ほどの場所へ行こうとすると、母親猿らしい猿が素早く抱えて林の中へ入って行った。