2016年                      

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 28日【皿ヶ嶺】

  26日は雨、昨日は昼から雨との予報だったが我が家付近は朝から降っていた。風も強かった。夜の気温が低かったので雪になって、皿ヶ嶺は霧氷かもと撮影の準備をして寝た。

   
 朝起きて山の方を見るも、真っ黒だ。我が家からの皿ヶ嶺の方向は朝方は逆光となって、午後にならないと良く分からない。霧氷は出来てないのか・・・、と思ったが準備をしていたので行く事にした。水の元まで上林林道(トンネルを抜けると久万林道と呼ぶようだ)には雪はなかった。平日なのでか車は停まってない。風穴へ右折する所あたりから雪道になってきた。それでも、2台くらいのタイヤの跡がある。トンネルの手前の広い所に車を停めて天狗の庭に下りる事にした。9時30分、トンネル横の林道を歩き始める。3日前に通った時には沢状の所に雪が落ちて来て塞がっていた場所の雪も融けて来ている。薄っすらと積もった雪の上にクッキリとリスの足跡がある。

  
 林道から遠くの東三方ヶ森方面の山々にも雪が降ったのが分かる。登山道は動物と共用しているのが冬にはよく分かる。林道は風が強く寒かったが、天狗の庭に下りると、風がなく穏やかだ。という事は、ここには霧氷は付かないだろう。

  
 春から秋にかけて次々に咲く花々、黄葉と楽しませてくれる天狗の庭だが、冬は殺風景だ。1時間程で元来た道で車に戻る。

  
 林道を走り、トンネルを抜けて陣が森の点検路の入口横には、車が停まっていた。私達は、少し先の広場に車を停めて出発。点検路の入口のチェーンをまたぎ道路を歩くが、先行者の続く足跡から車の主は単独みたいだ。登山口の標識がある箇所を10時54分に通過。陣が森との分岐で、単独の方は縦走路を陣が森方面へ行ったのが分かる。さて、私たちは竜神平か、陣が森か・・・、ピッケルを持って来なかったので安全な階段がある竜神平に決める。

   
 11時2分、上林峠を通過。風がゴーゴーと吹いている。霧氷は良く付いている所と薄い所がある。青空が現れては消える。雲が凄いスピードで動いているようだ。階段の雪は新雪で、誰も歩いてなく丁度歩き易いくらいだ。

   
 11時25分、尾根道に上る。やっぱり来て良かった。まっさらの雪道を歩くのは気持ちいい〜。見上げると青空に霧氷! 足元は木々の影! いろいろ写したいけど、目的があるのでまずはそこへ!! もう、昼近い。撮影は時間が勝負なのだ。

  
 竜神平への分岐を11時34分に通過。時計回りにアイゼンの跡が竜神平へと向かっていた。私には写したい撮影の対象があるので、今回は重いカメラと三脚を担いで来た。ところが、目的のものは雪で埋まってしまっていた・・・。撮影の間、おっちゃんが「登山者が時計回りと反時計回りに一人ずつ通った」と言う。もう一ヶ所、行ってみたい所があり、その木の撮影はまずまずかな〜。出来てみないとわからないけど。

  
 12時28分、愛大小屋に到着。ランチタイムに使わせていただく。誰か休んだのだろう、雪が残っている。
 12時47分、反時計回りに上林峠へ戻る。森に入る手前で振り返ると、皿ヶ嶺の常連のおじ様が来るのが見えた。直ぐに追い着かれたので「今日は、三脚やカメラを持っているので早く歩けません」などと話す。追い越してもらって、waiwai隊はゆっくり歩く。先の常連のおじ様は縦走路のピーク辺りから引き返してきた。雪道は足跡が残るので、「waiwai隊の後を一人歩いているね」とか、推理をしながら下りる。

  
 13時30分上林峠を通過、天狗の庭からの足跡は見えなかった。単独者の足跡、waiwai隊の足跡の他に、もう一人分の足跡がついているが、トンネル出口にも広場にも、他の車はなかった。足跡の主はどこから歩いて来たのだろうか?帰路、林道に散らばっている枯れ枝が半端無い。場所によっては道端にうず高く積もっている場所さえある。街中の国道なら綺麗に掃除しているけど、山の中の林道の事などは放っておかれるようだ。
 今季、初めての霧氷のトンネル歩き楽しかった。今年の山納めかな〜。


 25日【皿ヶ嶺】
 この3連休はまあまあの天気だ。あまり土日は山に行かないのだが、明日は雨との予報なので皿ヶ嶺に行く事に決めた。

  
 16日に通った上林の集落にはお正月の準備が既に出来ていたが、通り過ぎてしまい、帰りに写そうと思っていたが又通り過ぎてしまった。今日こそはとおっちゃんが写している。上林林道の雪は、16日の雪が融けてしまっている。さすがに日曜日、水の元にも風穴にもたくさんの車が停まっている。駐車場横の路肩に車で駆け上ったような跡が残っている。毎年の事なのだが、雪が降ると4WD車で来てこのような事をする人がいるのだ。果たして何が面白いんだろう? 10時50分、風穴の井戸を覗いて出発だ。

  
 落葉樹の葉が落ちてしまい、草も枯れているので岩や倒木に生えた苔の緑が目立っている。木の枝越に見える景色は、この時期にしか目にしないものだ。直登コースの分岐を曲がる辺りから雪が残っている。

  
 流れ落ちて溜まっている沢筋の雪は融けてない。凍ってないので歩き易いんだけどね。ぼちぼち下山者ともすれ違う。

  
 11時28分、ベンチに到着。手前の枯木の元に落ちていた枝が何者かに動かされている。猪の仕業か?上林林道にも掘り起こした跡がたくさんあり、大きな石を転がしているのにはビックリした。さて、ベンチで一休していると、単独の人が続いて下りてきたが、一人は小休止のようだったが、挨拶をするぐらいで無駄口を交わさない。

   
 もう一つの方の枯木にツララが垂れている。ここまでで、下山のご夫婦と、単独男性3人とすれ違う。単独のオジサンでも、挨拶だけじゃなくて、嬉しそうに立ち話をする方もいる。そんな時はこちらもほっこりする。上林峠方面の分岐を竜神平へ、愛大小屋前に11時44分到着。小屋には鍵がかかっているので誰もいない。今日は風もなく天気が良いので頂上でお昼にする事にした。

  
 冬の間、樹間から石鎚山方面が見えるが少し雲がかかっているようだ。頂上の手前の展望所から石鎚山を写す。ここまでで、ご夫婦二組、いつも挨拶を交わす4人グループの方や単独数人の12、3人とすれ違った。

  
 12時15分、頂上が近づいてくるとたくさんの人がいるのが分かった。そして着いてびっくり、waiwai隊を含めて22人もの人がいたのだ。皿が嶺のNさんが入れ違いに下りられたが、それからも登山口で後ろから登ってきていたご夫婦など数人が到着した。会社の同僚のグループだろうか、チェーンの滑り止めを試着したりしている。ここへ来るので、登山用具店へ寄って来たのだろうか。皿ヶ嶺の常連のおじ様が頂上では休まずに畑の川方面に下りて行った。
 昼食後の12時32分、waiwai隊も畑の川に下る事にした。畑の川コースの笹も刈って下さったみたいで、切れっ端がある。

  
 13時、竜神平への分岐。この時期には珍しく、雪解け水で沢の水量が多い。

  
 13時17分、畑の川登山口へ着く。上林林道を歩いてトンネルに向かっていると、広い所に見慣れた車が停まっている。今治のОさんご家族だ。「昨日は皿ヶ嶺で霧氷を見ました。今日は陣が森で、誰も歩いてない雪の上を歩けて良かったです」と言っていた。13時37分、おっちゃんはトンネルを歩くのは気が進まなかったようだが、結局トンネルを歩く。トンネルを出た所から瀬戸内海も見えるのだ。誰か撮影に来たのか、未開封の缶コーヒーを忘れている。

  
 風穴までの上林林道をブラブラ歩いていると、今の時期は大木が石を抱いているのが良く見える。森林公園の遊歩道を回って、14時17分車に戻った。まだまだ駐車場には車が停まっていた。


 16日【皿ヶ嶺】
 昨日、玄関先の花をお正月用の葉牡丹に植え替えていると、町内のOさん(皿ヶ嶺で良くあう)が通りかかり、「スタットレスタイヤに替えて来たよ、山が白い」との事。丁度、みぞれのような細かい雨が降ってきたので「今晩降るかもね」と話す。
 今朝、二階から見ると、上林から上の辺りが白い。おっちゃんに「雪が積もっているよ」と言うと、皿ヶ嶺に行こう!という事になる。

   
 洗濯物を干して、雪山登山の準備をする。アイゼンは要らないだろうけど一応持って行く。去年は11月27日には降っていたので、19日遅れている。スタットレスタイヤにまだ替えてないが4WDだから大丈夫だろうと思うが、一応タイヤチェーンを車に積む。上林林道を走る頃から雪が積もっている。2、3台は通っているようだ。水の元の手前で、天狗の庭へはトレースがなく誰も登ってないのが見えたので、水の元から登ろうかと思ったが、やっぱり風穴にしようと車を走らせる。

 ところが〜、水の元を過ぎてすぐのカーブで轍が深く、タイヤが横滑りしてしまった。仕方なく、スコップでタイヤの下の雪をかき出して、何度もトライするが抜け出せない。タイヤチェーンを付けようとするも、今年初めてなので要領を得ない。これくらいなら、タイヤの前にチェーンを敷けばいけるだろうと敷いていると、和泉ナンバーの車がやってきた。助手席の人が下りて来て手伝ってくれようとしたが、大丈夫と謝っているうちに、その車は広い所だったので横から追い越せたのであまり迷惑をかけずに済んだので良かった。

 11時、なんとか脱出しバックで水の元の駐車場に停める。2台の車が停まっていた。まだトイレは利用出来たので済ませて、11時12分に天狗の庭へと出発。水の元から風穴へのコースには足跡が付いていたが、こちらはまっさらの雪で、小動物の足跡がずっと続いている。

   
 天狗の庭の入口の足跡は倒木の上に続いている。真っ白な道に木の葉が散り、その上に少し雪が積もっている。

  
 10日にも写した赤い実がまだ残っていた。いつも写している木は今日も写しておかなくちゃ〜。

  
 真っ白の中でミヤマシキミの赤のみが彩りだ。12時11分、トンネル横の林道に上る。そこからの景色は素晴らしい、今日は新雪と霧氷を楽しもうとカメラを持って来なかったのが悔やまれる。

 
 この小滝の上は、上林峠への道の水場なのだが、今日はトンネル横の林道を歩き、風穴まで歩くこととする。

   
 林道の小動物の足跡の十字路があったりして面白い。リスの足跡もところどころに見つけた。枯草も雪が積もり絵になる。

   
 トンネル横の林道の奥の工事が終わっているので、この道も以前のように荒れてきている。そう言えば、去年はこの先の工事があったのでトンネルまで除雪をしてくれていたので皿ヶ嶺にも来やすかったのだが、今年はしてくれないだろうな。一日雪が降っただけなのに新雪が落ちてきていて歩きにくい。慎重に、慎重に。

   
 さっきよりは小規模な2ヵ所目のデブリ。12時31分、上林林道に出る。

  
 林道をぶらぶら歩いていると、仕事を終えたのか、朝方会った和泉ナンバーの車が帰ってきた。12時52分、風穴には足跡はたくさんあるが、一台車が停まっているのみだ。お昼を食べようと思うが外は寒そうなので、水の元に下りて車の中で食べる事にする。

  
 上林林道から登山道を下りていると、単独の男性が上ってきて、「私達は水の元から天狗の庭を回ってきました」と言うと、「下から上がって今日は風穴までです」と新雪を歩けて嬉しそうだ。13時12分、水の元に下りる。一台の車(乗用車)は帰っていた。車でおにぎりと味噌汁を食べていると、もう一台(四駆)の登山者も下りてきた。彼が下りるのをしばらく待ってから、我々も下りた。2、3日うちにはスタットレスタイヤにしないとね。上林林道の入口から見えた皿ヶ嶺方面は、白く化粧をしていた。


 10日【皿ヶ嶺】
 前回の山歩きから一週間以上経ってしまった。一日が過ぎるのが早いな〜。明日、明後日は恒例の兄弟忘年会で淡路に行くので、今日は何処かへ行かないと・・・、そうなると皿ヶ嶺でしょ!

  
 久し振りに天狗の庭から行く事にして、10時50分に水の元を出発。土曜日なので3台車が停まっている。グズグズと支度をしていたら、後から来た車の主が早々と出発して行った。その単独のオジサンは、車から降りるとそのまま歩いて行った。という事は、家から登る恰好で車に乗って来たと言うことだなぁ〜。作業道を道なりに行けば登山道に合流するのだが、今の時期なら登山道の草も枯れているからと正規の道を行く事にしたが、バラが蔓延って痛い。この辺りは除草されていないようだ。

  
 天狗の庭の木々の葉は落ちてしまっている。赤い実が目についた。実が二ツづつ着いているので、 てっきりウスバヒョウタンボクの実だと思ったのだが、帰って調べると、ウスバヒョウタンボクは7月頃に赤い実がなるようなので違うようだ。

   
 11時32分、トンネル横の林道に上る。上林峠に11時52分に到着。少し休もうと思ったが寒いのでゆっくり階段を上る事にする。先行者の姿が見える。

   
 尾根道は日が射してくるとポカポカと暖かい。日が陰ると寒い。やっぱり、お日様は有難いな〜。12時24分、分岐を竜神平方面に歩く。竜神平の道の笹が刈られ、真ん中に笹が積まれていていたのでどうしたのかと思っていたら、刈って下さっていた方が愛大小屋の方から来て後片付けをされるみたいだ。お昼を食べていたのだな。

  
 12時35分、愛大小屋に到着。小屋を使わせていただき昼食を食べる。小屋の中の私物は綺麗に片付けられていた。20分程で昼食を済ませば寒いので長居は無用だ。二人の登山者が上ってきた。皿ヶ嶺の常連のおじ様が上林峠方面に行くのが見える。反時計回りに周回して下山されるのだろうか。


  
 帰路は横がけ道だ。ベンチの定点観測の枯木を写せば下りるのみだ。下界は、雲の切れ間の所は晴れている。朝方干してきた洗濯物も乾いているかな〜。

   
 風穴コースから直登コースの分岐の所に新しい標識が立てられている。直登コースを下りて来る人が歌っている声が聞こえた。オジサンの声のようだが、ご機嫌だな〜。この時間でも、上ってくる人はいるものだ。男女二人組とすれ違う。13時41分、風穴におりる。さすが、土曜日だ寒くても登山者がいる。水の元の愛車に13時52分戻る。寒いのでコーヒーは帰って飲むことにした。


 2日【皿ヶ嶺】
 早いもので師走だ。あっという間の一年だったな〜。先週の金曜日も皿ヶ嶺だった。久し振りの良い天気なので何処か山へと思うが、グズグズしているうちに10時も過ぎてしまった。で、結局皿ヶ嶺なのだ。

  
 いつものようにお湯をテルモスに入れて、コンビニで助六寿司とおにぎりと味噌汁を買って車を走らせる。直接頂上に着く感じが好きなので、久し振りの畑の川コースに決める。上林トンネルを抜けると、車が一台停まっている。登山口までの途中で道端の笹の葉を摘んでる2人連れがいた。笹茶にでもするのかな? すぐ先にある登山口には四輪駆動車が停まっていた、11時25分、waiwai隊は畑の川登山口を出発。山茶花梅雨の後なので沢の水量が多い。11時50分、分岐を頂上方面に向かう。

  
 ひんやりとした空気なのが登山には気持ちいい。植林帯の急登をゆっくり登る。私がくしゃみをしたら、おっちゃんが「頂上にいる人がびっくりするヨ」と言う。少し登って行くと、上の方から話し声が聞こえてきた、下りてくるグループがあるみたいだ。皿ヶ嶺のマドンナNさんと、よくお見かけする二人の三人だ。「頂上で噂していたんですよ(それで、さっきくしゃみが出たんだろうか?笑)」と笑っている。町内会のОさんが来ているそうだ。自然林になってくると、今の時期見通しが良くなっているので右手に頂上が見えてくると、あと少しで頂上だ。頂上の広場で休んでいる登山者が見える。12時25分、一時間程で頂上に到着。

  
 風もなくポカポカと暖かい。Оさんをはじめ、なんとKさんも休んでいた。久し振りに会ったな〜。お弁当を食べている間も話は止まらなかった。「お先に・・」とKさんが下りた後、皿ヶ嶺では度々顔を合わすご夫婦が上って来た。さて、どちらから下りるかとおっちゃんと話す間もなく、Оさんと町内会の事などを話しながら下りたので、石鎚山を見そびれたが(^^ゞ 、おっちゃんがちゃんと撮っている。

   
 竜神平には13時18分、Оさんは風穴へ下り、waiwai隊は上林峠へと別れた。向こうの坂から土が流れて来たり、落ち葉が積もり腐葉土になってベンチがだんだんと低くなっている。20分で分岐を通過。

   
 上林峠は下からの風で寒かったが、下側にあるベンチには風が来ないのでコーヒーを入れて飲んだ。ご夫婦が下りて来られた。13時57分、出発。上林トンネルの車はもうなかった。林道歩き14分の14時32分、畑の川登山口に着く。カーブの下に車が停めてある。帰路、登山者が道路を歩いているのが見え、よ〜く見ると おいわさんだった。二言・三言の会話だった。