2016年                      

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 25日【皿ヶ嶺】
 秋の撮影にチョコっと行っている間に、山が遠ざかってしまい皿ヶ嶺に行けていないのが10日以上になってしまった。山茶花梅雨(先日、TVで気象予報士が云っていた)と言われる時期なので良く雨が降る。その合間の今日は回復との事なので出掛ける事にした。

   
 風穴を11時に出発。上の駐車場には、既に3台停まっている。おっちゃんが「あっ、」と声を出したのは、デジカメのバッテリー残量が残り少なくなっているのに気付いたようだった。昨日の夜の内に気付いてよ〜。仕方なく私のタブレットで写す事になった。直ぐのミツバツツジが今回も狂い咲きしている。風穴コースの登山道は、すっかり木々の葉が落ちて見通しが良くなっている。草も枯れているので、倒木があらわになっていて意外な所にも倒れているんだな〜と思う。

  
 皿ヶ嶺のマドンナNさんが早くも下りてきた。8時30分には登り始めたとの事。家を出掛ける時は、皿ヶ嶺の上部は雲に覆われていたので、その頃Nさんは雲の中を歩いていたのだな〜。ガスに覆われていたので早く下りてきたと言っていた。

   
 ベンチの所の枯木を写して休まず進む。登山道脇のマムシ草の実もあと少しになっている。

  
 春から四季折々に良い感じのブナ林もすっかり初冬の雰囲気だ。11時50分、分岐を愛大小屋に向かう。竜神平に置いてあったトイレの瓦礫のネットもすっかり片付けられていた。

  
 寒いので愛大小屋を使わせて頂こうと行くと誰かが使用中だ。愛大小屋に入った途端に犬に吠えられた。小型犬なので少々吠えられても平気だが・・・。女性1人、男性二人のグループだった。テルモスのお湯でカップみそ汁を作り、お弁当を食べる。誰か来たのだろう、犬が吠えたが誰も入って来なかった。どちらから?とかの問いかけには応えて貰ったが、それ以上の会話も進まず、食事を終えると帰るのみだ。外へ出ると、登山口から先行していた男女が頂上から下りてきた。12時20分、反時計回りに上林峠分岐へ。森へ入ると、薄く日が射してきた。

  
 単独の女性とすれ違い、日が射すと暖かいですねと挨拶を交わす。2年くらい前に伐採された枯木にキノコ?が生えている。こういう菌で分解するんだろうな〜。

   
 森のフラダンサーの辺りの登山道の水切りをしていたので、誰だか、いつも整備して下さっている方に会うかなと思っていたが、会わなかった。登る時にはあった霧が晴れている。13時25分、下山。車2台が既に帰った後だ。水の元のモミジもほとんど散って、水路に落ちていた。


 20日〜23日【白糸の滝・白猪の滝・鞍瀬渓谷】
 今年の紅葉前線はどうなっているのだろう。地球温暖化の影響なのかなぁ。山のモミジは10日くらい遅れていたので、里も遅れるだろうと思っていたのだが・・・。

20日 白糸の滝
 14日に皿ヶ嶺の天狗の庭と、竜神平に行ったのだが、もう山の黄葉は終わっているだろうと、里の白糸の滝に行ってみた。
   
 10時に上林の上部の広い所に車を停めて歩いて滝まで行った。上林の集落に新しいトイレが設置されたので、滝への入口にあったトイレは跡形もなく撤去してある。滝までの遊歩道は整備されたようで、歩きにくくなっていた所が直されている。滝までのモミジで赤く紅葉している木はなかった。

   
 一枚でもうつさないと・・、と以前も写した場所で2枚撮った。第2の目的は、井内農協の所のお蕎麦と塩にぎりなのだ。それを食べて満腹になったところで、惣河内神社と金毘羅寺にロケハン。イチョウの葉が散った石段は、ギンナンも落ちているので踏んづけないように〜。


21日 白猪の滝
 昼過ぎになって新聞を見ていたら、白猪の滝をドローンで撮った写真が載っていたので行ってみる事にした。カメラマンと、モミジ見物の観光客とが半々と言ったところだ。
   
 カメラマン達は、口々に大したことないと言っているが、せっかく来たのだから数枚写した。薄〜く靄がかかっていてスッキリしてないのでどうかな〜。たなびく靄なら良いのだけれど。


23日 鞍瀬渓谷
 滑川渓谷・鞍瀬渓谷はどうかと思って、お昼ご飯を食べてから出掛ける。滑川渓谷の手前までの道路のモミジが終わってしまっていたのでUターンして鞍瀬渓谷に行く。
   
 ここも、お目当ての場所のモミジは終わってしまっていた。引き返していると、対岸のイチョウの木が一際目立っていたので行ってみる。杉の大木もあり、イチョウもなかなかのものだった。

   
 国道に出る手前の渓流にイチョウが散っているのも見つけたので河原に下りて撮ってみた。里のモミジはこれからと思っていたのに、ここまでだな〜。


 15日【小田深山渓谷】
 天気予報を見て、昨日と今日は雨模様・平日なので撮影に行く事に決めていた。行先は、またしても小田深山だ。

  
 12日(土)・13日(日)は、行楽日和だし車の離合はもとより、駐車場も一杯だったろう。カメラマンでも雨の日にわざわざ行く人は少ないかなと出掛ける。今年は暖かくモミジも遅れて小田スキー場のモミジもまだ散ってなかった。安芸貞渕の手前に車を停めて歩いてポイントを探す事にした。この瀬のモミジは終わりかけているし、以前写したので私はパス。吊り橋を渡り左岸へ。

  
 渓流に下りると、ピンクの(ニシキギ? コマユミ?)色が目立っている。川岸に生えている木は根がこんなにえぐれていれも生きているのだ。先日は対岸から撮った場所も、4日経ったので紅葉も進んでいるようだ。

  
 日の当たり具合か、こういう種類なのか、黄色いままのモミジだ。遊歩道を歩いたり、渓流に下りたりしながら少し写す。11日に来た時にこの山行記に《対岸に女性のカメラマンが三脚にカメラをつけたまま持って、絶壁のような所を遊歩道に上っているのが見えた。》と書いたが、その場所も確認した。三々五々とカメラマンが来ていて熱心に写している。廻り岩までかけられている滑りそうな橋を渡って右岸へ。ここで道路を歩いて車に戻る。

    
 お腹が空いたので時計を見ると13時を過ぎている。深山荘の駐車場に車を停めて弁当を食べた後、おトイレを済ませて下流に向かう。渓流釣りに来ていた時に渓流に下りた場所に下りてみる。おっちゃんが良く見ているケーブルTVで、徳島の釣りの人が釣る場所らしい。2〜3前の放映の翌年だったか、京阪神あたりから来た釣り人が沢山釣って帰ったらしいが、最近はこの辺りはあまり釣れなくなったと、おっちゃんが言っていた。この辺りは、遊歩道辺りとは違った雰囲気がある。

    
 電力会社の人がバケット車(おっちゃんが言う)で作業をしていて「写真ですか?」と話しかけられたので、「上から見たら綺麗でしょうねぇ」と話す。ここでも下りてみたが、道路から見て綺麗でも下りてみたらそれ程でもない。15時近くなって辺りは暗くなってきたので切り上げる事にした。

    
 朝、来る途中にある道路から見えるこの有名なポイントには、2台車が停まっていて、カメラマンが何人もいたのでスルーしたのだが、この時間になると誰も居なくなっていた。おっちゃんが熱心に写しているのだが、私は写さないでいると、おっちゃんがモミジが綺麗に散っていると言うので写す気持ちになり下りて写した。人間の目は優秀でまだまだよく見えるのだが、カメラで撮るとこれが暗いのだ。えらい長時間露光になってしまったのでどうなっているのか・・・。コーヒーを飲んでから帰りたかったが、おっちゃんは急いで帰りたがっているので飲まずに帰った。


 14日【皿ヶ嶺】


12日 愛南町の平城遺跡

 おっちゃんが、良い天気なんでドライブに行くかと提案してきた。愛南町と鬼北町に縄文遺跡があるらしいので行ってみる事になった。

 まずは、僧都川の中ほどに、縄文時代の人々が暮らしていた「平城貝塚」があり、石碑が建ち、愛南町平城公民館に出てきたものがあるとの事で行ってみた。バス停「貝塚」から歩いて探索したが、なかなか分からなかった。道路わきの民家の庭に出ていたオジサンに聞くも要領を得ない。仕方なく、道の駅へ寄るもおっちゃんが「観光案内所も閉っていて、全然じゃ」と戻って来た。おっちゃんは観光用のパンフレットでも置いてあるかと期待していたようだった。

  
 やっと、平城交流センターを見つけて行ってみたが、事務所には誰も居なくて展示室も閉っていて見る事は出来なかった。丁度、交流センターでなにか会があって、CATVの方が取材に来ていたので尋ねると、四国銀行(?)の横の駐車場の奥に石碑があると教えて下さった。行ってみると、CATVの方が待っていて下さり鎖で閉めている駐車場の奥にある石碑を見る事ができた。この駐車場の下が貝塚だったとの事だ。
 交流センターに置いてあったパンフレットには、毎週火曜日が休みとの事だが、土曜日でも休みなのか・・・。見に行く前に、必ず電話で確認してから行くようにと書いてあった。

 12日 鬼北町の岩谷遺跡

 次は岩谷遺跡だ。【四万十川の支流広見川の中流域に位置しています。発掘調査は圃場整備に伴って昭和51年〜52年にかけて実施されました。その結果、縄文時代後期(約3000年前)の配石遺構(縄文人が神を祭った跡)や土器(壺などの破片が500点程度)、石器(石斧、矢じり、叩石など)が出土しました。】などと説明がある。出土品等は泉公民館に展示してあるとの事だが、ロビーに行ってもケースはあるが、空っぽだった。

  
 この配石遺構が西日本で発見されたことは大変に珍しいとのことだ。

 
 体験施設のようだ。とにかく、こういう田舎にある遺跡には急に思いついて行っても、出土品等は見る事が出来ない事が多いので、電話で確認して行かないといけないのだな〜。


14日 皿ヶ嶺
 13日(日)までは良い天気で、月・火と雨模様の天気予報だった。撮影のチャンス!と皿ヶ嶺に決めた。

  
 水の元が11時15分だ。モミジが真っ赤に色づいている。このモミジは春の新葉も赤いのだ。トイレの上のモミジも綺麗だ。今日はまず天狗の庭に行く予定なので、上林トンネルの北口近くの道路の広い所に車を停める。既に昼近いので車の中で弁当を食べることにする。ふと、上林の方を見ると虹が出ている。急いでおっちゃんのデジカメでカシャッ。

   
 雨が上がって霧のようになっている所に日がさしたので虹になったのか綺麗だな〜。昼食後、上林トンネルの横を走る林道を歩いていると、モグラが死んでいた。おっちゃんはこういう被写体が好きだな〜。天狗の庭を上から見る事が出来て、黄葉がなんとも言えず美しい。雨がやんで霧が上っている所を身軽なカメラのおっちゃんが撮っている。

    
 天狗の庭に下りる間も木々の紅葉が進んでいる。下から上を見上げてもなんとも言えず美しい。登山道は落ち葉が降り積もっていて、カシャカシャと音がする。

  
 上から見た時にいいな〜と思った所も、近づいてみると目線が違うので撮りにくい。天狗の庭での撮影は1時間30分くらいで切り上げて、今度は上林トンネル南口から上林峠経由で竜神平へ向かう。

   
 登山口には、「ここから上にはトイレがありません」の久万高原町の立て看板が建てられていた。すぐ上の上林峠を14時に出発。おっちゃんは、がんの治療から二年が経ったが、相変わらず階段昇りが苦手だ。階段を35段くらい上っては休みながら尾根道に上る。辺りは濃い霧に包まれている。分岐を竜神平へ向かう途中の登山道にモミジが落ちているのを数枚写す。

   
 15時を過ぎたので、竜神平までは行かずに引き返す。最後のフイルムは、モミの木にモミジが降り積もってクリスマスツリーのようになっていたので写したが暗かったのでどうかな〜?


 11日【小田深山渓谷】
 土・日は人出が多いから外出は避けていたので、金曜日に小田深山渓谷へ撮影に行った。いつもの通り、遅めの出発なので松山道を内子ICまで走り、道の駅「
内子フレッシュパークからり」で昼食を食べ、朝採りの野菜を買ってから小田深山へ。

    
 山沿いの道になると、ボツボツと歩き遍路さんの姿が見える。札所は、内子町から久万高原町までの一日の行程ではないので、お遍路さんは、ただただ歩くのみだ。小田の街を通り過ぎて、山道となる。小田スキー場くらいからボツボツとカメラマンの車が停まっている。土・日でなくても、私のように毎日が日曜日と言う人が増えているんだ〜。車でさ〜っと走っただけでは、撮影ポイントが分かりにくいので渓流沿いを歩いてみた。マユミは葉っぱだけが青々として実は全然ついていない。紅葉はまあまあと言ったところだ。対向の車の姫路ナンバーの車の人に「大型バスが来るので広い所にバックして待って貰えますか」と言われる。こんな狭い道路をバスが走るとは・・・、案内人がいて対向車に気を使っているのなら まあいいか。

  
 ほうじか峠との三叉路を右折し、安芸貞渕を過ぎた広場に車を停める。高知のカメラマンから話しかけられ「今年は10日は遅れているし、例年より悪い」との事。私は良いか悪いかの判断は出来ないが・・・。渓流に下りて写していると、対岸に女性のカメラマンが三脚にカメラをつけたまま持って、崖のような所を遊歩道に上っているのが見えた。すごいな〜。

 遅くの出発なので、撮影はここまでにして帰った。おっちゃんは、お世話になった元職場の先輩と会い嬉しそうだった。その方は私の写真展にも来て下さった方だと、おっちゃんが教えてくれたので私も挨拶をした。



 7日【皿ヶ嶺】



5日 ほうじが峠〜小田深山

 去年の11月6日〜7日に「四国のみち」【愛媛支3・四国カルストルート】を歩いた際に、通りかかった所の自然林の紅葉が素晴らしかったので、今年はどうかとロケハンに出掛けた。あの道を行くなら、工事の休みの土・日がいいよと決めたのだが・・。

  
 おっちゃんは、その時に水汲みに来ていた人が「梨ノ下から入ったら直ぐに来れる」と言っていたのでその道を走るという目的があったようだ。国道33号線の梨の下バス停から右折し県道211号線を走る。集落を過ぎ細い道を走っていると、トラックが下りてきた。こんな所で離合?! さすが、プロの運転手だ、谷側の柔らかい路肩ギリギリにダンプのタイヤが・・・、私は落ちないかと肝を冷やした。暫く走ると、またトラックが下りてきた。今度の運転手はバックする体制だ。バックしてくれるならと付いて行くのみだが・・・、曲がりくねった細い道をいつまでバックするのやら、プロの運転手とは凄いものだ。やっと離合できる場所がきて無事離合できた。先日も19才の免許取りだちのトラック運転手が小学生の列に突っ込んだニュースがあったが、こんな腕になるまでにどれぐらいかかるのだろう。

 さて、暫く先の伐採地に車を停めて、作業道を歩いてみる。来年の春にはワラビがたくさん生えるだろうな。再来年にはこの作業道もイバラに覆われて歩けなくなるのだろう。車を出発させようとしていると、先程のトラックが砂利を積んで通りかかり、身振りでどちらへ行くのかと聞いてきたので、小田深山の方を指さすと頷いて走って行った。反対方向ならもう一台が来るのを教えようとしたのだろうとおっちゃんが言う。

   
 去年の四国のみち歩きでは、よくもこんなに長く歩いたものだな〜。紅葉の時期の土曜日、小田深山はまあまあの賑わいだ、紅葉はもう少しの感じだったが、カメラマンの姿も多い。

 今年は皿ヶ嶺のマユミの木にも実を付けていなかったが、小田深山のマユミも色が付いていない。どういう加減なんだろうか、大自然は予想不可能だな〜。


7日 皿ヶ嶺
 朝から雲一つない良い天気だ。皿ヶ嶺のブナの黄葉はどうなっているのかとwaiwai隊にしては早い出発だ。

  
 風穴の駐車場に10時前に到着。風穴の井戸の上も良い色になっている。2人連れ、4、5人のパーティが後ろを来ているが、見上げるとケヤキに光がきて綺麗だったので撮影をする事にして先に行って貰う。みなさん、足元ばかり見ておしゃべりしているので、こんな綺麗な色は見えないだろうな〜と思っていると、最後尾の男性が上を見上げて気がついたようで、カメラにおさめていた。

   
 朝方の今の時間、こちらの道はずっと枝先に光が当たって綺麗だな〜。waiwai隊は上ばかり見てゆっくり歩いているので、すぐにパーティの声は聞こえなくなった。

  
 10時56分、ベンチに到着。先程の5人パーティーが出発していった。定点観測の枯木も秋色の衣装を纏って、いつもと違う感じだ。時間的な事だろうが、上ばかり見て歩いてしまう。

   
 この前もツキヨタケが付いていた枯木に、今日も違う面に着いている。おっちゃんが写せと言うので、私もカメラを出した。11時33分、竜神平分岐を上林峠方面に歩く。黄葉の具合によっては撮りたいブナがあるのだ。この前もまだ葉は青かったが、今日もあまり綺麗に黄葉してなく、葉が落ちている枝もある。木に依って様々で、なかなか思うようにはいかないものだな〜。先程、通りかかった女性がベンチで食事中だ。最近一言二言お話しするようになった単独のおじさまが通りかかり、挨拶をする。

  
 おじ様は分岐を上林峠方面に行かれたが、waiwai隊は竜神平へ向かう。竜神平のトイレの撤去工事は10月末までとなっていたので終わっているかと気になっていたのだが、竜神平が近づいてくると、ヘリコプターで運ぶ瓦礫がまだ残っていた。トイレの後は、跡形もなくなって綺麗に整地されていた。

   
 竜神平のベンチでお弁当を食べる。単独の男性が食事中で、子犬を連れた男女が来てすぐに引き返して行った。食事を終えて頂上へ行く前におっちゃんが「テンかな〜」と、石の上のうんちやカメムシを写している。突然おっちゃんが「イタター!!」と悲鳴をあげている。「蜂に刺された〜!」と言っているのだが、蜂を除けようと思っても靴の中へ入って行くばかりだ。やっと、靴を脱いで追い払ったのだが・・・。靴下を脱いで、刺され口をつまみ、なるだけ出して水で流し、持っていた虫刺され用のD軟膏を塗って応急処置をした。座ったベンチの横の木の下にたくさんの蜂の巣が落ちていた。

  
 頂上に向かう途中の木の穴から太陽が覗くように写そうとしたが、難しくギブアップだ。上林峠方面に行かれた単独のおじ様が登って来られ、ブナの黄葉の話等をする。どういうルートを回って来られたのかな〜。頂上直下の展望ポイントからは石鎚山方面が良く見えている。13時20分、頂上に到着。2組の登山者が休んでいた。

  
 少し休んで、十字峠方面に向かう。竜神平へ戻り風穴コースを下りる。

   
 ほとんどが黄葉の中、カエデだけが赤い。14時30分、風穴に下山。ミツバツツジが狂い咲きしている。水の元でコーヒーを飲んで帰宅した。昨日は下から見た皿ヶ嶺は雲の中だったし、明日は雨模様のようだし、今日は小春日和の爽やかな秋の一日だったな〜。(後日談:蜂に刺された痕は、どうもないとおっちゃんの言)


 3日【面河渓谷】

 面河山岳博物館の危険生物の講演会に出席した時に名前を書いたので、「面河渓谷自然観察会」の案内が来た。丁度、久万高原町教育委員会から同じ日の午後2時から開催の「女神の里帰りプロジェクト講演会」の案内を貰ったので両方に参加する事にした。

  
 面河山岳博物館で9時から受付だ駐車場に着いて車から降りた途端に物凄く寒い。私はうっかり玄関に上着を忘れて来たので、おっちゃんのカッパを借りた。面河山岳博物館の中でストーブで温まりながら受付終了の9時30分まで待つ。昨日、山岳博物館のサイトを覗くと「定員に達しましたので、募集は終了します」旨の案内だったが、次々に受付を済ませて、定刻の9時半前には全員揃ったようだ。簡単な注意事項を言われて出発だ。今年は紅葉は遅れているようだ。落ちている紅葉を拾って入れて下さいとビニール袋を渡され、先日も通った遊歩道を歩き始める。定員が15名の募集だが、17名の参加との事だった。

  
 所々で立ち止まりながら、辺りの自然の成り立ちなどの説明がある。伊予の青石は約1億年前海にあり、横づれで台湾辺りから1600qの旅をしてきた。その後、隆起して・・・。岩の色が青→黒→白と変化する等の説明をして下さる。遊歩道から車道に出て、珍しいメグスリノキを教えて頂く。葉は、赤く色づいていた。

  
 五色河原に11時頃着く。V字谷などの説明を受ける。

  
 国民宿舎の横で、牛乳パックなどで作ったメガネを下さり、拾った落ち葉を挟んで太陽を覗くと葉脈が見えると説明がありやってみる。国民宿舎は閉鎖となったようだが、駐車場には整理をする人が出ていた。


【千代の1pマクロ館】
 今日もおっちゃんのカメラを借りて持ってきたので、葉脈を写してみる。穴が開いている落ち葉の穴から青空や太陽が見えて面白い。太陽を直視して目がくらんだりした。

   
 ひとしきり遊んだ後、11時20分に面河山岳博物館へ引き返す。ここで解散なら渓泉亭でお昼を食べようと思ったがそうはいかない。参加費の150円は保険に入っているので、最後まで無事を確かめないといけないのだ。一緒に参加していた小学校の低学年の子に花の名前などを教えていると「中津のば〜ちゃんとそっくり、声も顔も・・」と言われた。帰り道でアケビやキノコ、ジンジソウを見つける。1、2時間で太陽の位置が変わり崖の上の紅葉が逆光に映えている。この構図はおっちゃんは好きだな〜。

 解散後、シーズンなので道の駅の混雑を避けて、軍艦岩の向こう側のレストランで食事する。このところ興味を持っている縄文時代の生活、「女神の里帰りプロジェクト講演会」(上黒岩で発掘された石偶を何処かに貸し出していたのが戻って来たのか・・・)講演者は春成秀彌先生(国立歴史民俗博物館名誉教授)で、なかなか興味深いお話しだった。この詳細については、おっちゃんがまとめるとの事。


 2日【梅ヶ谷山】
 生協の宅配が来た後、行ける所と言えば・・・、あそこのブナが気になると撮影に行く事にした。

  
 井内の集落を抜け林道になると現れるドライブスルーの滝。いつの間にか整備されて手摺までついている。滝壺を覗くと落ち葉が回っていたので早速カメラを出して写す。次は御来迎の滝だが、おっちゃんに任す。そこから暫く行くと、上の木が空いているな〜と車を停めた。一面ススキの原のようだ。カヤバとはここの事か。いつも工事の車などが行き来しているのだが、今日は伐採の作業も入って居なかった。

   
 トンネル出口(久万高原町側)に着いたがもうお昼近いので、車の中でサンドイッチを一切れ食べ、井内隧道南口の登山口を11時35分に出発。井内峠に11時50分到着。尾根道を歩き始める。結構アップダウンがある。疲れた頃、標識があり12時25分だった。

  
 急登の所は、おっちゃんは休み休みになる。偽ピークを過ぎたあたりから左側の木々が素晴らしい。登山道を横切って倒れている大木を乗り越えて、カメラを出して写す事にする。雲の間から太陽の光が射すと、くすんだ紅葉も少しは映えてくるので太陽が出てくるのを待って写す。梅ヶ谷山の反射板が見えてきた。

  
 13時に頂上に到着。展望所から石鎚山方面が見えるかと行ってみるが石墨山の向こうは雲に隠れて見えない。

  
 このブナを撮ろうと決めてカメラを出すが、白い雲だったり、太陽が雲に遮られたりでなかなかシャッターチャンスが来ない。カメラをセットしたままにして弁当を食べる。太陽が出て来ると、急いで行ってシャッターを押そうとするがなかなか上手くいかない。なんとかフイルムを使い切って今日はお終いにする。反射板の下のドウダンツツジが紅くなっている。13時55分、下山にかかる。

  
 急登だった場所は、下りも滑りそうで私は苦手だ。おっちゃんは登りと違って、下りはずんずんと下りて行く。

   
 縦走路から、ススキのカヤバが垣間見える。峠に14時45分到着しコーヒーを飲む。後はずんずん下りて15時6分に車に戻る。