2015年                      

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 月の2


 29日【四国のみち】
【肱川沿いのみち〜八日市歴史のみち】

 
四国のみちへ


 26日【皿ヶ嶺】
 去年フィッシュアイレンズで撮った写真の露出を失敗して暗くなってしまったので、そのリベンジに雨の日に行こうと決めていた。そのチャンスがきたので皿ヶ嶺に登る。

  
 雨降りの平日と言うことで水の元にも、風穴にも車は駐車していない。上の駐車場で、カッパを着て、スパッツをつけて準備万端出発だ。出発しようとしていると、酔狂な人は他にもいるようで車が一台来た。10時に傘をさして出発。風はきついし、雨も降っている。アカハラが登山道の直ぐの処に何匹も這い出してきていた。

   
 直登コースの分岐の所のギンバイソウの花芽もやっと大きくなってきている。沢の所で一回カメラを出した。虫対策(虫が寄り付きにくい上着を着用)、虫よけスプレーをしているが関係なく虫は寄ってくるものだ。

   
 11時9分ベンチ到着。竜神平への分岐は直進する。先週13日には綺麗に咲いていたツツジはもう終わりかけていた。11時29分、分岐を竜神平へ向かう。

  
 所々にオンツツジが咲いて綺麗だ。去年のツツジはどこだと見るのだが、まだ咲いていないのか見付けられない。仕方なく、大きなツツジの所でフィッシュアイレンズで撮影する。ところが、カメラをセットした途端に霧が晴れてしまう。なかなか上手くいかないものだ。まあ、実験のようなものだからと切り上げる。竜神平に12時23分到着。

  
 竜神平の木橋の所はこの雨で湿原状態になっている。あの湿原化計画はどうなったのか・・・。愛大小屋に12時48分に着き弁当を食べる。入った時にネズミがちょろちょろしていたのだが、入口から出て行き、戻ってきたが、また出て行った。13時17分に愛大小屋を出発し、反時計周りにもう一度、竜神平周回路を歩く。

   
 木が倒れた所にツツジが咲いているのを通る度に見ていた。霧がないとどうにもならないと思っていたので、今日はどうかと暫くスタンバイしていたが、雨はすっかり上がり、風が吹いて、霧を吹き飛ばすのでなかなか上手くいかないが忍耐強く待つ。おっちゃんも退屈しきりだ。でもまあ、写欲が少しは戻ってきたという事でよしとしよう。

 分岐を2時30分に通過。竜神平の分岐あたりから、大小の風穴へ向かう靴跡があるので、朝の車の二人が来ていたのだろうか。枯木の所のベンチでジェルを食べてずんずん下りる。風穴に15時22分下山する。一台の車が風穴観光?に来たのと、下の池の横に一台車が停まっていた。


 22日【古岩屋】
 おっちゃんが踏破を目指している「四国のみち」の次なるコースの出発点の駐車場と、そこまで戻る方法のロケハンに内子に行ってきた。道の駅「からり」での野菜の購入も目的の一つなのだ。

   
 道の駅「からり」にはあまり野菜ジュース(おっちゃんの入院中から毎日野菜ジュースを作っているのだ)に向く葉物の野菜がなかった。小田へ回り道の駅「小田の郷せせらぎ」に立ち寄る。こちらには良い野菜があった。ここのたらいうどんを食べようかと思ったが、まだお昼には早いので古岩屋へ寄って帰る事にする。

  
 久万へ抜ける道の途中に杉林の中に紫陽花が植えられている所があるが、杉だけならよいのだが、モミジや他の木が植わっており紫陽花が隠れている。ちょっと惜しいな〜。
 古岩屋荘で唐揚げ定食を食べて腹ごなしに散策する事にした。おっちゃんが、観光案内の看板を見て、岩峰の裏に遊歩道がつけられているんやな〜と言うので歩いてみる事にした。ところが、あまり歩かれてないらしくて、入口は藪みたいになっている。

  
 マダニが怖くて躊躇しているので、私が行ってみると少しで明瞭な道がある。どうする?と戻ると、既にこちらに歩を進めている。『四季の森』と言う遊歩道は何年前に整備されたんだろうか・・・。木の階段や、手摺は朽ちている所が多い。道は落ち葉の腐葉土でフカフカだ。ギンリョウソウを見つけた。

  
 結構つづら折れに登る。尾根道になってもあまり見晴らしは良くない。植林帯の下りになると猪の掘った跡を歩くようになる。水路のような人工物が見えて来る。

  
 見覚えのある遍路道と出会う所に『めいそうの森』の標識があり、すぐに不動尊に着く。55分位の行程だ。崩れかけた小屋の屋根にテイカカズラの花が満開だ。いい香りもする。

  
 しばし撮影タイムとなった。畑の川から上林林道を走り帰宅した。上林トンネルの畑の川側は晴れていたのだが、上林側は濃霧だった。慎重に上林林道を下りていると、アニメか何かのコスプレ?(色とりどりの手作りの被り物と服装)をした若い男性が一人で林道を歩いて上がっているのに出あった。脇目もふらず、自分の世界に入って嬉しそうに歩いているのだが、もう3時30分を過ぎているのだ。大丈夫かな〜と思った。


【waiwai記】
 前回の“四国みち”にも触れたのだが、ここの始点と終点は、歩くほど始点から遠ざかるので、普通の山登りのように登山口には帰ってこないのだ。そこで、始点か終点の周辺に愛車をデポして交通機関を利用する方法を採用している。そこで、主要な道路(市部を結ぶ国道)を利用する場合は計画を立てるのは容易なのだが、どうなるか不明なコースは下見が必要である。さて、あとは実行あるのみである。

 帰路、いつもの上林林道の畑の川登山口で、「車が停まっとるなぁ〜」と、相棒と言っていると道路から動物の影が・・・。それは、ウサギだった。雪の時期にウサギの足跡を見付けることがあっても、出会ったことが無かったので、驚いた。先日のサルと言い、続いて野生に出会う事にビックリであった。

 それにも増して、上林林道の連日の濃霧には驚く。


 20日【皿ヶ嶺】
 写友ご夫妻と風穴の駐車場で9時に落ち合う予定だ。天気予報は晴れ、夕方から大気は不安定との予報だ。上林林道を上がるにつれてガスに覆われて来た。風穴の駐車場に着いたが、視界が10mも無いぐらいだった。

  
 9時前に風穴に着くとお二人はもう既に到着し準備中だった。土曜日なので、既にたくさんの車が停まり出発するグループが横を通る。あまり天気が良すぎて霧もなければ写真にはならないな〜と心配していたのだが、辺りは霧に包まれている。9時10分に風穴を出発。直登コースの分岐を9時27分に通過。奥さんは登山経験はあまりないみたいだが、上りは一歩一歩慎重に登れば大丈夫と声をかける。乗越で小休憩。9時55分、引地山の縦走路に出る。

   
 昨日は蕾も気がつかなかった所に咲いていた。熱心に撮影するお二人。すると、引地山方面から女性二人と、ラブラドールレトリバーがやってきた。おっちゃんに「引地山の三角点はハッキリと分かるようにあるのですか?」と聞いてきた。

  
 登山道から見えるツルアジサイだが、なかなか作品にするには難しい。おっちゃんも感化されてブナを作品風に写している。なんとか、ギンリョウソウを見つけてお二人が撮っている間に十字峠に行ってみる。ギンリョウソウが生えていたという写真はいくらでも撮れるが作品にするには・・・。先ほどの犬とオバサン達はもう頂上から引き返して来た。11時35分、十字峠に行っても同じと判断しそのまま竜神平へ下りる。途中に生えていた林のようなギンリョウソウももう終わりかけなのでパス。

  
 おっちゃんがセミ?の抜け殻を見つけて写している。セミにしては随分と季節外れじゃ無い〜ぃ。樹林の間に杉の皮が剥がれている。

   
 12時20分、竜神平到着。木の下の丸太の椅子に座りお昼とした。この間、竜神平は霧が晴れたり覆われたりを繰り返していた。12時54分に竜神平を時計逆回りで周回する。その頃には霧が晴れてしまい、ちらほら咲いているオンツツジを写そうにもごちゃごちゃしてダメだ。周回路のベンチでフルーツジュレを食べて元気を出す。その内に霧も出て来た。2、3ヶ所で撮影だ。


 15時7分、ベンチまで下りる。後は、淡々と下りるのみだが、奥さんが登山の初心者だった事を忘れて疲れさせてしまった。16時5分下山した。


【waiwai記】

 今日は相棒の写友ご夫妻と一緒の撮影だった。土曜日という事だが、あまり天気予報が良くないので登山者も少ないかな?と思っていたのだが、案外、沢山の人と出合った。その中で印象的なのは、引地山の縦走路で会ったラブラドールレトリバー連れのオバサン二人連れだ。「引地山の三角点は縦走路にありますか?」との問いである。彼女らは1/25,000地図を持っていた。どこから上がってきましたか?には、地図を見せながらここからと云う。しかし、その道は今は藪の中で判らない筈で、「今は林道が新たに出来ているので、出発点は違っているんじゃないですか?」というものの、納得してもらえません。何処に車を置いたのですか?にも、久万スキーランドの駐車場と言う。それじゃ〜、出発点が地図のここじゃ無いですね。にも、ここから登ったと言い張ります。

 そして、ここははどの辺ですか?と聞くのです。それじゃ〜、地図を持っていても仕方無いんじゃありませんか?とも言えず。・・・全く、地図は役に立っていない。

 そして、犬は久万スキーランドの名札が付けられていた。引地山はどうか判らないが、皿ヶ嶺〜久万スキーランドの往復はこの犬に先導して貰ったら地図を見るより確かだろう。