2013年     


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  9月の2


 28日〜29日【一の森】

精霊の森
山に恋するへ

 21日【引地山〜皿ヶ嶺】
 
【waiwai記】
 前回は、六部堂登山口に車を停めて皿ヶ嶺行の実行となった。≪東温アルプスガイドマップ≫に載っている“7.六部堂越コース”から登って、“6.六部堂コース”から降りて来たのだった。今日は引地山へ行くこととした。“9.引地山コース”では、久万スキーランドの駐車場を利用する。六部堂から樅ノ木集落へと入り、先日降りて来た皿ヶ嶺登山口の標識で、ミニバイクのオジサンが写真を撮っていた。

9:51 久万スキーランド駐車場 道端にススキ 振り返って写す 二俣の林道は直進せず左へとる
 久万スキーランドの駐車場に着いたのは、9:51分だった。出発準備をしていると、先ほどのオジサンが現れ「引地山登山口はこの先ですかね」と話しかけてきた。相棒が「私たちも初めてですが、この先にあるようです」と答えた。その男性は香川から来たそうで「黒森まで車で来て、バイクで移動してきた」との事。東温アルプスで“黒森”と言えば想い浮かべるのは、石墨山の登山口の黒森峠の事。縦走するんかなあ〜。この時間から〜。などなど喋りながら林道を歩く。

縦走用にデポしたバイク 10:12 引地山登山口 キバナアキギリ
 途中、林道の分岐をやり過ごし登山口に着いたのは、10時12分。登山口脇に、先ほどのバイクが置かれていた。そのバイクの人について、相棒が「香川と言えば、昔からHPやってる人・・」「こもれびさんの事?」など話しながら来たのだった。登山道は歩き始めて直ぐ、先日同様アカマツの間に続いていた。二人とも、ウロキョロウロキョロと、茸を探しながらだった。

コモさんと 10:39 引地山 10:43 赤柴峠
 先ほどのオジサンが帰って来た。内心“縦走じゃ無かったんだ”・・。「これから黒森へ行って来ます」に、「あ〜、黒森山ですか」と、三坂峠すぐ下の林道を入って行く山を思い出したのだった。そこで相棒が「ひょっとして、こもれびさん!」に、「えっ!」。「私達、わいわいです」など、山の中で思わぬ出会いがあったのです。“れびさん”や“千代さん”の体調の話など、話は尽きませんが、お互いに記念写真に納まって別れたのでした。林の中の茸探索やネット仲間との偶然の出会いなどもあって、引地山へは10:39分到着。

ツチアケビ   サンコタケ
 引地山は、そのまま通過し、赤柴峠で小休止とした。腰を下ろし、ふと下に眼をやると何か赤いものが見える。デジカメを手に側まで行くと、ツチアケビの実だった。今の時期、よく目立つ。さて、皿ヶ嶺への縦走路を歩くと、先日同様様々なキノコが顔をだしている。それに今の時期は、咲く花も限られる。

 倒木 11:14 11:15 迂回路分岐
 色んな色や形のキノコを撮りながら、稜線の道を行くと、面白嶽(ツラジロ?)への最鞍部辺りで右下方に林道らしき道が垣間見えた。相棒は、直登ルートは「私はパスするから、あんたは行ってもいぃよ」と言うが、私もトラバースの道を選んだ。

マムシグサ 下に林道が延びている 11:24 登山道が林道と交差
 トラバースの路を行くと何か辺りの雰囲気が違うと感じる。それは、下方の林道の整備間もない感じと、間伐によるものと思われる林間の明るさだろう。やがて、林道が登山道をブチ切っている個所に出合った。

11:28 林道を登るようになる  11:30 登山道と交差 ○○ショウマの仲間
 ブチ切られた登山道は長くは続かなかった。直ぐに林道の道と合わさって、登山道が消えていた。ドロドロの林道を暫らくで、植林の中へ路は続くのだが、時期によっては、初めて通る人は見付けられないかも知れない。

ミゾソバ 11:36 迂回路と直登の分岐 11:43 間伐?
 植林の中の路を抜けると、時期によっては“まむし”が住むワラビが生えている場所だ。そして、直ぐに尾根路と合わさる。右手の久万高原町側は間伐の手が入っている。それも、ここ2〜3日のことだろう。随分雰囲気が違っている。この辺りは10日にも通った場所だが、その時にはこんな事になるとは思いもよらなかった。

11:46 休憩 竜神平と頂上への分岐 12:3 12:14 竜神平
 間伐には、二股の木の一方を落すやり方もあるんだ・・。下の方からチャイムの音が聞こえて来た。時計に目をやると、12時だった。十字峠の手前にある竜神平への分岐は、迷わず左折する。竜神平へ降りると、ガヤガヤ・ワイワイと人の声が聞こえて来る。今日は土曜日、やはり広場には人が溢れていた。私達は、まゆみの木の下で昼食タイムとした。

まゆみの実 12:46 畑野川分岐 石鎚山方面
 簡単な昼食を終える頃、オジサンが二人話しかけて来た。一人は、先週、皿ヶ嶺の頂上で写真談義をした人だった。相棒が「私もフイルムカメラで写真を撮っています」と、言ったのを憶えていて「昨日は、石鎚山へ行き鎖を登って来たので、太ももガタガタです。」との事。

 先日の話では『上林に在住。今年、XXを定年退職した。30年来、写真を趣味としているが、デジカメとフィルム写真とは別物。10月に、山好きの従兄弟に誘われ涸沢へ行く。テント泊の荷物の分担に誘われたんだが、涸沢には行ってみたいので・・・。翌日、北穂に登って奥穂山荘で泊まって、パノラマコースで下山という計画らしい。』との事で、足を慣らしているようでした。「砥部に居る写真の人と話していたら、千代さんの名が出ました」と、話は弾んだのでした。今日は娘さんと同行のようでした。もう一人のオジサンは以前から皿ヶ嶺で会う常連さんだ。

13:6 皿ヶ嶺頂上 13:21 十字峠 13:36 迂回路分岐
 昼食後、常連さんと新しく伸びている林道と間伐のことで、立ち話。それぞれがスマホや携帯・デジカメで撮ったキノコの画像を見せ合ったりと忙しい。仕入れた情報では『林道を作って間伐している林は、個人の所有』で『小田町とXXの二人が来て作業していた』などなど。頂上には13時6分に到着。先日、“おいわさん”の『頂上のナシが無くなっていた』情報も確認。小休止の後、山ガールの後から十字峠に着く。

バッタ? 13:39 13:41
 「帰りは林道を歩いて帰ろう」と、好奇心旺盛な中年なのだ。間伐の手が入った植林帯は随分と明るい。しかし、ドロドロガタガタの道を歩くのは気分の良いものでは無い。そこでは登山道を歩くような、道端の可憐な花を見る事も無い。

13:44 13:45 13:51 スキー場の施設?
 やがて、林道を降りる場所に出た。13時45分だった、ここでも小休止。前方には“久万スキーランド”の建物が見える。

14:2 面白嶽 急登の崖が見える動物の足跡14:11 朝の林道に下りて来た14:15 下山
 淡々と林道を降りる。途中で、草が生えている作業道らしき道が分かれていた。林道から見える“面白嶽”の西面が圧倒的な傾きだ。ここを正面から登っている時は、こんなに斜度があるとは感じない。誰の靴跡も無い路に、獣の足跡が残っていた。誰なの〜、アンタは。そして、朝方歩いた林道に躍り出たのは、14時11分だった。